Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

玉肌日記

2010年12月17日 | 玉肌日記
【塩原新湯温泉(栃木県那須塩原市)】
日塩もみじライン途上にある小規模な温泉集落であり、爆裂火口口があって、その付近に温泉宿が点在する具合になっている。爆裂火口付近では今も硫黄臭を放ち、白煙を上げているのが見えるが、そこから湧出する温泉も白濁な硫黄泉であるのはまさにイメージ通り。この地域にある温泉旅館に投宿したが、集落内に3つある共同浴場を訪問するも、その中で足元湧出であり、かの著名なる(?)二宮金次郎も来たという「狢(むじな)の湯」へ。かなり強烈なる石油臭(一部にはタイヤ臭との論も)ながら、3月上旬というまだ寒い季節のせいか、かなり熱いと聞いていたその湯は確かにやや熱めながらも個人的には適温であり、十二分に堪能。ここも白濁硫黄泉ではあるが、ph2.2と結構なる酸性だが、無味。浴槽は小さいながら、なんだかトロリとした感もある白濁濃厚なる湯が湛えられており、これが足元から沸々と沸いて出ていると思うとなんだか感動的。かなりマニアックな場所にあり、他人の家の裏庭のような場所にあるも、付近には地図等もあり、わかりやすい。地元の方も当然入られるようで、それ以外の利用は地元の方専門なのか、7時~18時程度が外来にも開放されているが、たしかにこの環境、ちょっと深夜に入りに来るにはかなり怖いものと想像。ちなみに、他2箇所のうち、「寺の湯」は混浴ながらもこの「狢の湯」と「中の湯」は男女別。泉質は文句なく、浴後には強烈なる硫黄臭が付着し、ポカポカとした蓄熱感とそれによる疲労感は湯治感十分。ちなみに宿泊旅館は中の湯からの引泉であって、相対的にやや黒みがかった白濁湯。泉質としてはやはり足下湧出なる「狢の湯」に軍配か。