Side Steps' Today

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玉肌日記

2008年09月24日 | 玉肌日記
【黄金温泉(北海道ニセコ)】
ニセコ付近で昼食を、と思いながら、雪質が素晴らしいとのことで最近は外人の手も入りつつあるというオシャレなスキー場という(勝手なる美化の)イメージでランチ場所を探すも、あまり目星しいお店が少なく、困った末に、以前に雑誌で見た手打ち蕎麦を食べさせる温泉があるとの記憶をたよりに地図をみると、その温泉が記載されていることから早速ニセコ中を爆走して訪問。入ると温泉棟とプレハブのような蕎麦棟とに分かれており、その温泉棟に黄色地に黒で大書きで記された「露天、内風呂、黄金温泉」の文字と、さらに蕎麦棟の「十割蕎麦」の文字センスに一瞬厭な予感がするも、空腹のため駐車をして蕎麦棟へ。”田中眞紀子”似なおばさんに迎えられるが、恐いもの見たさに蕎麦と入浴がセットとなった料金を支払おうとするも、入浴時間を聞かれ、空腹のせいもあり”5~10分”と答えると、”は?”(田中眞紀子風)とばかりに笑われ、”短くて30分、長い方は2時間入っている方もいます”とのこと。蕎麦を粉から打ち始めるので20分はかかるということなので、”では20分で”として早速温泉へ。温泉に入っている間に蕎麦が出来あがるとはこれまた画期的なるシステムながら、一方の温泉にはあまり期待をしていなかったのだが、これもなかなか。内湯と露天があるのだが、露天にいくと羊蹄山やニセコの山々を眺めながら入ることのできる庭園風呂になっており、源泉温度が低いこともあってか、温めで長湯が可能。非常に奇麗にしているのだが、湯温が低いため、”みずすまし”が2匹程度泳いでいるというもので、それと共にのどかに入浴。脱衣所と内湯は男女別ながら、露天では大きな岩を越えれば半混浴になっているという状態。横には五右衛門風呂等のアトラクション系の風呂が多く、なんだかアイデア先行な様式だが、後で聞くに、ここのオヤジさん(過去に重機屋を営んでおり、重機の操作はお手の物とのこと)のすべて独力で造成したとのこと。泉質は鉄分を含んだような淡い赤褐色で透明度はあまりなく無臭。内湯は加温されており、41℃と適温でここで温まってから、蕎麦。蕎麦は田舎蕎麦で当然十割蕎麦であり、造園造成をしたオヤジさんの手によるもので美味。訪問者と話すのが趣味とのご夫婦と30分程度話し込む。