赤い太陽にキッス! 

旅日記、旬の花をパチリ!
ランチあちこち、スウィーツ大好きも書きます。
そうそう、 朝一番の太陽にキッスも・・・

9.阿部仲麻呂さんは凄い!

2008年04月30日 08時55分13秒 | 海外旅日記
9.阿部仲麻呂さんは凄い!

遣唐使と海を渡った阿部仲麻呂の記念碑が建つ「興慶宮公園」へ行く、大きな公園で木々も点を突くぐらいの高さだ、チューリップのお花畑が何面も何面もある。幼稚園児が散歩していた。
ニーハオと声を掛けるも、はにかんでいた。

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こんな美しい公園の一角に記念碑は建っていた。
日本の姉妹都市奈良市が建立したようだ。
阿部仲麻呂は唐に留学後、科挙に合格し唐朝の高官まで登りつめ、その後一度帰国を試みるが船が難破南方のベトナムまで漂流、再び唐に戻ったが一度も日本に帰ることなく、この地で没した。
望郷の念が強かったのだろう。百人一首にも選ばれているこんな詩を残している。
「天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも」

写真の左面に、上記の漢詩が、右の裏側には、遭難の報を聞いた友人の李白が、作った七言絶句が彫られている。
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阿部仲麻呂さんは凄いね、外国人で科挙に合格するなんって・・・考えられないぐらいの驚きですね
受験させる唐も心が広いエンペラーだったんだね。

駐車場の対面に交通大学の正門があった。


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西安で一番良い大学だという。西安には国立大学ガ30校、私立大学9校あるそうだが。
昨今は、上海交通大学系のこの大学が何時も一番のようだ。
どうして交通大学なんだろうと思ったら・・・西安外国語大学出身のガイドの黎さんが教えてくれた。
昔船舶が貿易や物流の主流だったころ創立された造船工学部が名前の源流だという。今では勿論船ではなくICT部門がその主体だ。



8.「朝聞天下」

2008年04月29日 09時02分42秒 | 海外旅日記
8.「朝聞天下」 街頭デモに遭遇

テレビで中国のニュースを見る。全然分らないが天気予報では絵や漢字から今日は雨のようだ。
西安は中雨と伝えている。窓から見ると通行人が傘をさしている。
ああ~ 今日は1日中雨のようだね。
聞くところによると、この時期の西安は乾燥して行楽には一番適しているそうなのに・・・・

朝1番に陝西歴史博物館を見学する。
今日は土曜日だからか学生たちも含めて物凄い混雑だ。
唐代の建築様式を取り入れた大きな博物館で原始社会から明の時代までの代表的な文化財が37万点も収蔵されているという。


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唐三彩ぐらいしか知識がなかったから、もっと勉強してから時間をかけて見学したかった。
素晴らしい歴史の遺物を見学した後、西安美術館へ案内された。
またまた日本語の堪能な方が案内をしてくれることになった。有名な書家の作品や山水画を紹介してくれる。われわれも感心しながら説明を受けているうちに、ここからはカメラは禁止ですといって玉の展示してあるブースへ案内された。ここでの説明が今まで中国の各地で経験したことのある例の販売方法であることに直ぐ気付いた。勿論誰も買わなかったが・・・
僕が説明の方に、この方法はもう皆さんご存知ですよ。僕なんか上海・昆明・成都などで何回も経験しましたよ・・・と言ったら、極端に落ち込んでしまったような表情になってしまった。
少し気の毒になった。

昼食場所オリエンタルホテルまで近付いて来たところ、たまたま人だかりがしている。
赤旗が振られ、公安のポリスが右往左往している。
一人のポリスが近寄ってきて運転手に何やら強い口調で叫んだ!

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ガイドが小声で言うには「ここにフランス資本の会社があるんです。チベット問題のデモをしているので、ここでは停車できないから少し手前から歩いて頂きます」

われわれは雨の中を200mほど歩いただろうか?
ホテルのレストランでは結婚披露宴が催されていた。ほんの一部の学生か党員が政府の片棒を担いでいるのだろうね。刀削麺の昼食を食べて先ほどの建物を見るともうデモは後形もなかった。

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7.西安碑林博物館へ

2008年04月28日 08時47分54秒 | 海外旅日記
7.西安碑林博物館へ

雨が降り出してきた中を傘をさしながらの見学だ。
ここは王羲之などの歴代書家の石碑や玄宗皇帝の書など中国最大の書家芸術を収集した博物館だそうだ。宋の時代に建てられた孔子廟を利用した博物館だから庭園は広々として、緑が美しい。それに引き換え石碑が収納されている部屋は狭くビッシリ詰まっている感じだ。
古い石碑が多いから鉄骨の枠にはめられて展示されている。
1000点余りあるそうだ。学芸員が拓本作業をしていた。

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夕食は鍋料理を頂く、羊の肉をしゃぶしゃぶ風に食べる。弱い火力なのでお湯が中々沸騰せずイライラする。野菜中心のヘルシー鍋だね。
お味は? まずまずというところですね。

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西安の街路はみどりが一杯だ!
両側の街路樹が道路の中央部まで伸びて空が見えないぐらいだ。小雨に濡れて緑が鮮やかだ、暑い夏の西安では絶好の避暑になるだろうね。

よく見ると街路樹を電話線かインターネットの線?が束を成して括り付けてある。ベトナムはもっと凄かったが・・・・
現在地下鉄工事を3路線も同時に工事中だから到る所で道路の中央部が掘り返されている。オープンカット工法なのかね?

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今日は良く歩いた、誰かの万歩計によれば15000歩ぐらいらしい。
ホテルで全身マッサージをする。
70分間マッサージして、 日本円で3000円だった。
何時も凝っている肩が軽くなったような気分だ。
快適に睡眠できそうだ、チャルジャ!

楊貴妃に会いに行く 6

2008年04月27日 08時59分48秒 | 海外旅日記
6.楊貴妃に会いに行く

秦甬博物館から少し西安寄りに車を走らせたところに、始皇帝陵が見えてきた。高さ80mの小高い丘という大きさだ。
紀元前210年ごろ築かれた当時は150mほどあったらしい。

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レストランで陝西・田舎料理を食べる。

玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスで著名な「唐・華清宮」華清池を見学する。
ここは、秦の時代から続く温泉地であって、栄華を誇った唐代中期には玄宗皇帝が楊貴妃との愛に陥っていた場所だ。
1986年には二人が使用していたと思われる浴槽が発掘されたそうだ。
その楊貴妃の石像が艶めかしい姿でほとりに佇んでいた。
撮影者がひっきりなしなので楊貴妃だけ撮るのが難しい。
中には楊貴妃に攀じ登るような輩までいる。

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竹薮に囲まれたところに接待所のような場所がある。入ってみるとトイレだった。トイレの入り口には重厚な椅子とテーブルが置いてあり、中のトイレも宮殿作りみたいで綺麗だ。でもトイレ臭がチョット気になるね。中国のトイレも以前に比べれば様変わりに綺麗になっているがトイレ臭は改善されていないようだ。中国人は気にならないのかな?

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シルク絨毯工房へ案内される。
日本語の堪能な説明員からシルクの作り方、刺繍工場の従業員には障害者を多く採用している。平山郁夫先生の写真を見せたりして、われわれの関心を高い位置からぐっとひきつける中国得意の販売パターンだ。確かにすぐれた芸術品だろうが最後はセールスに豹変した。

天気予報の小雨どおり 、曇天の空から雨がパラパラ降り出してきた。

5. 驚きの世界!兵馬俑抗へ

2008年04月26日 09時23分53秒 | 海外旅日記
5. 驚きの世界!兵馬俑抗へ

朝の雑踏がまだ続いている西安市内を抜け、高速道路を東の方向へ1時間ほど走る。
今回の旅で一番楽しみにしているところだ。ワクワクしながら車窓の風景に釘づけになる。

1974年農民が偶然発見したという兵馬俑発掘場所は「秦甬博物館」としてきれいに整備された世界遺産だ。行く前に読んだブログとは大違いの様子にビックリした。
近年急速に整備されたのだろうね。
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まず第1号抗へ入場する。
蒲鉾形の物凄く大きな体育館のような建物だ。中には兵士、馬などが整然と並んでいる。
入っていったわれわれを出迎えてくれているようでもある。
乾燥した埃っぽい兵馬俑だがその数の多さに圧倒される。


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何枚も何枚もデジカメのシャッターを押し続けた。
建物を半周してから次に3~2号抗へ移動する。
こちらは位の高い武官や将軍の像が発掘されたようだ。
青銅製の銅馬車も粉々で発掘されたようだ復元されて光線を極度に落としてケースに陳列してあった。

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始皇帝が巡行用にしていたものの2/1サイズのもののようだ。
日本・美浜の森の美術館のそれと比較してみよう

美浜のものは本当に本物だろうか?

2号抗は4/20日まで工事中で閉館中と聞いてきたが、工事が早く済んだのか見ることが出来た。
遅れるのが当たり前の中国にしてはラッキーと嬉しくなった。
館内は、工事のせいか薬品臭がひどく気持ちが悪くなってきた。
最初に見た感動も薄れてきて悪臭に追い立てられるように外にでた。
薄日も漏れてくるような天候になってきた。
公園の木々の緑と色とりどりの花の香りで吸い込んだ悪臭を中和してくれた。


旅行社からミニチュア兵馬俑がプレゼントされた。
秦甬博物館入館カードの裏側に「brother」のミシンの広告が入っていた。

西安の朝を散策 4

2008年04月25日 08時56分45秒 | 海外旅日記
ホテルの朝、小雁塔へ

ホテルの自室から直ぐ近くに小雁塔が見える。今日も雨は降っていないようだ。朝食を早く済ませて散歩を兼ねて小雁塔に向かう。小雁塔は唐代の僧 義淨がインドから持ち帰った仏典を納めてある塔だそうだ。

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ホテルの窓から見た時は僅かな距離かな?と思ったが歩いてみるとかなり遠い。軍服のような服装の女性に出会った。手振りでカメラに収まってもらった。気持ちよく応じてくれた。
中国語が分る仲間が聞いたところ学生だという。????
あとでガイドの黎さんに見せて尋ねたところ軍学校の学生さんだという。


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漸く小雁塔のある薦福寺山門に来たがまだ開門していなかった。入門料が50元ほどいるようだがまだ開門時間になっていないようだ。然し老人風の多くの中国人はどんどん入っていく。なんだろう?
清掃などの人にしては人数が多すぎるし・・・疑問に思ったが時間がないので引き返した。
これもガイドに聞いたら・・・・・
このお寺や指定された公園などに、老人達でカードを発行されている人たちは朝方、無料で入ることが出来るシスティムになっているそうだ。
中で太極拳やダンスなどを楽しんでいるそうだ。

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これもガイドに聞いた話だが・・・いま中国の定年退職者は色々な面で優遇されており、生活にも困窮せず運動や趣味の生活を楽しむことができるようになり、現役の会社員より健康で生き生きとした老人が増えているそうだ。

急いでホテルに帰り今回の目玉観光地兵馬俑へ行く
9:00バスで出発

シルクロードを望む 3

2008年04月24日 09時04分03秒 | 海外旅日記
.シルクロードへの西の城門

中国で古の旧城壁が完全に残っているのはこの西安の城壁だけらしい。明の時代に改修されいまもその規模を保っているという。城壁の高さは12m、幅は12~4mもあり立派な道路である。周囲は13.7kmで城内を四角で囲んでいる。


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城壁の東西南北にはこのような城門があるがこの西門からシルクロードの旅が始まっていたのかと思うと感慨深い。
玄奘三蔵法師もこの城門から天竺へ向かったのだろう。
われわれも古の歴史浪漫に浸りながら暫しの間、城壁を散策する。

西安賓館という4星ホテルへチェックインする。大きなホテルだが老朽化が進んでいるようだ。ドアーを開けることができない。カードを交換してもらう。

夕食はこのホテルで陝西料理を味わう。
本当かどうか分らないが・・・・大学生が語学の勉強を兼ねてのアルバイトだといって各テーブルに近付いてきた。かわい子ちゃんで、日本語はかなりのものだ。そして内モンゴルのお母さんは病弱なので一生懸命勉強して孝行したいと話しているのを聞くと不憫に思えてきた。

食事後バスの車窓から西安のシンボル鐘楼・鼓楼のライトアップを見学に行く。城壁もライトに照らされて美しく輝いていた。

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大雁塔が夜空に浮かび上がっている広場で下車、噴水が音楽とライトアップに踊り輝く幻想的なショウーをタイミングよく見ることが出来た。

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●2.地上飛行機内で食事

2008年04月23日 08時50分00秒 | 海外旅日記
●2.地上飛行機内で食事

シートベルトをしっかり締め、アテンダントの緊急安全説明も終え今にも動き出すのかと思いきや、その気配は全くない。
暫くすると食事が出てきた。


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地上の飛行機の中で食事なんって初めてだ!
何かおかしいな? 食事が出るということは・・・食べえ終えて片付けるまで飛び立たないわけだからかなり遅れることになる。
なんの説明もない! 
隣の席にはブラザーの技術の方が座っていた。
メキシコの子会社の社長を西安ブラザーへ案内するところだという。
スペイン語と英語が堪能だという。
1時間ほど経ち、テーブルが片付けられたころ中国語と英語で説明があったようだ。隣のブラザーの人が言うには、空港が混雑していて管制コントロール待ちだそうだ。
20分ほどして漸く日本語のアナウンスもあり、1時間25分ほど遅れて上海を飛び立ち、15:30分西安感陽空港へ到着した。
西安海外旅游有限公司の黎 暁莉さんが出迎えてくれた。170cmもある聡明そうな方である。


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バスは早速高速度路を、西安市内へフルスピードで突っ走る。自動車の通行量はさほど多くないようだ。時間帯によるものなのかな?
沿道のあちこちに桐の花がたくさん目に付く。黎さんに尋ねてみると中国でも桐木は女の子が生まれると庭に植えるという風習があるそうだ。
中国から伝わってきたのかもしれないがこの風習は中国韓国日本ともに古は合ったようですね。
祐久の都 西安中心街が近付いてきた。城壁が見えてきた。
われわれは西方のシルクロードを望む西安最大の城門 西の城門から入場、城壁を見学する。

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西安への旅立ち 1

2008年04月22日 08時55分54秒 | 海外旅日記
1.憂鬱な旅立ち

西安への旅立ちは雨だ!
天気予報どおり午前6時ごろから降りだした。
1週間ほど前から天気が崩れるという予報が当らないことを願っていたのだが、余りにもピッタリの予結果に憂鬱になってくる。
予報では西安も旅行中雨模様のようだ。

出国セキュリティー検査でトラベルミン内服液20mlを指摘された。
飲めという!
すこし飲んで蓋をしようとしたが没収されてしまった。もう何回もここの検査をパスしているものなのに・・・・

ハッキリ薬と分っているのに、密閉状態なのに・・?

セントレアからの中国東方航空は定刻に出発した。
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飛行煮の座席が前の方だ。このような旅行では何時の最後部が多いのだが・・・・
上海経由便だからかな?
現地時間10:40分上海浦東国際空港へ到着した。
われわれは西安まで行くのだが一旦ここで機内から降りて入国手続きをする。
西安までの客が前部席を占めていたのはここで理解できた。機内から出ると係官かFrom Ngoya? と叫んでいる。誘導されて行くと
一般乗客と区別されて入国手続きをするようだ。
搭乗券の半券を確認後茶色の経由便カードを渡される。
それをもって入国審査を受ける。その後セキュリティー検査を受けてから待合場所で出発時間を待つ。
以前頂いて美味しかった五果酥というお菓子を買った。
75元だった。
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再び同じ飛行機の同じ席に搭乗した。
西安へ飛び立つ準備が出来た。

西安を旅してきた

2008年04月21日 19時23分32秒 | 新芽シリーズ
● 西安浪漫旅情 序

先週4日間西安を旅してきた。
悠久の古都 長安~西安を垣間見て記しておきたい事が一杯だ!
まずは留守中の出来事を処理してから写真を整理しながら思い出を書いてみようと思う。


昨日中国各地で発生したフランス企業に対するデモにも遭遇した。

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われわれは偶々そのデモの行われている隣りのホテルで昼食を食べる事になっていた。
バスが駐車できなくて遠くから歩かされてしまった。

中国の発展は沿海州ばかりでなく西北の陝西省でもその息吹をひたひたと感じた。