赤い太陽にキッス! 

旅日記、旬の花をパチリ!
ランチあちこち、スウィーツ大好きも書きます。
そうそう、 朝一番の太陽にキッスも・・・

結婚式にこの言葉を!

2003年10月12日 16時08分30秒 | インポート
この歌に出会ったのは、1昨年の秋だった。
ある結婚式での当地の市長さんのお祝いの言葉だった。私は東北の出身で、先輩の詩なんです・・・と語り始められた。

新しく旅立つ二人に対して贈るこんなすばらしい歌があるとは・・・
早速インターネットで調べて、それからはいつもこの詩を新しいカップルに贈っている。
いろいろな場所で、お話しすると皆さん感動される。
中には、机の上に張ってあります。冷蔵庫のドアーに張っていつも噛み締めていますと言ってくれる。

それは吉野弘さんの 「祝婚歌」と言う歌です。

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

・前文はblogの方に紹介しておきます。
http://www.myprofile.ne.jp/blog/read.php

結婚式のお祝いの言葉に!

2003年10月12日 15時45分22秒 | インポート
「祝婚歌」
吉野弘

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい

立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに

光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい