浜崎ヒカル交通館ブログ

浜崎ヒカルの独り言などを載せています。

JRダイヤ改正

2009年03月14日 08時53分12秒 | 公共交通
今日から、JRグループのダイヤが一斉に新ダイヤに切り替わった。
今回の改正で、もっとも大きく報じられたのは、「はやぶさ」「富士」の廃止である。
それにより、東京と九州を結ぶブルートレインはすべて姿を消したほか、九州内では、寝台列車が走る姿が見られなくなった。
同時に、EF66とED76の定期旅客列車は全廃となった。
新幹線のスピードアップや増発、航空機の発達、それに高速バスの台頭により、旅客数は減ったのは確かだろうが、それでも、深夜列車で移動し、朝から目的地での観光を楽しみたいニーズは、まだまだあったはずである。
料金のシステムや設備の改善(それ以上に、車両の更新も)などを行なえば、生き残れる余地はいくらでもあったと思われるが、新幹線関係に固執しすぎた結果だろうか?
新幹線のスピードアップと増発されすれば、ほかは切り捨てても良いという考えでは、この国の鉄道文化は、永久に育たないと思うのは、わたしだけではないだろう。
昨年に続いて、一層寂しさが増す改正であると感じた。
そのほか、岡山地区では、「つやま」の廃止が挙げられる。それにより、JRの昼行急行の定期列車が全廃となったほか、気動車急行もすべて姿を消したことになる。
そのほか、日中の「サンライナー」の運行の取りやめ、岡山と広島の直通の大幅減少など、格安旅行をするには、ますます不便なダイヤになっている。
新幹線を利用してくれといわんばかりのダイヤだが、それにより在来線を離れたひとの大半は、JRを利用せず、高速バスやマイカーにシフトし、ますます鉄道離れを加速させるのではと懸念させる内容である。
今回のダイヤ改正は、前回に続いて、わたしにとっては「ダイヤ改悪」と呼ばざるを得ない。
これ以上不便なダイヤになってほしくないと、わたしは思う。

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