蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

近所の中華屋さん

2009-10-30 23:09:51 | 中華料理
東京だけの現象なのだろうか。最近、町場のごくありふれた中華料理屋さんでも、スタッフ全員中国人と思われるお店が増えている感じがする。昔は本場コックによる本格中華を売りにして結構な御値段のするお店もあったのだが。
こういうお店では、こちらが一品だけ注文した場合でも、おそらく「お次は四川麺。一人前。四川麺だから麻羅利かせてね。」「さっきの二人前とは別口だね。」「そうそう、新規です。」くらいのやり取りが、端正な中国語で行われている感じだ。味のレベルは、お店によって非常に違うのだが、やり取りの雰囲気はどのお店でも似たように感じられる(こちらが会話の内容を理解できないからなのだろう)。


雨風の厳しい日に、そういうお店に入った。メニューを見れば、坦々麺とは別に四川麺がある。これは辛いもの好きとしては見逃せないので、注文した。
出てきた麺の具には、丁寧な細工がなされ、片栗粉でトロミを付けたスープである。どうやら、このお店の基本は広東料理ではないかと推察した。基本の広東麺に辛みを足せば四川麺という安直な発想に思える。
しかし、スープ自体は悪くなかったので、次回は広東麺を注文して検証してみたい。