まいど、日本機関紙出版です。

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『山登りねこ、ミケ』、さて4刷はどうしたものか?

2010年07月30日 | 岡田裕の山登りねこ、ミケ@安曇野

 共同通信の取材記事が配信されて全国各地のブロック紙や県紙などに記事が転載されました。写真は東京新聞(7月17日夕刊)のものですが、本当にありがとうございます。


*クリックすれば拡大できます。

 この記事を読んだ人たちから「あっ、かわいい」「すごく興味をもちました」「ミケちゃんのがんばりに励まされました」「どうしても読んでみたい」…などの熱烈なラブコール電話がこの2週間、毎日のようにかかってきています。まさに、猫生活をしている人たちの心をギュッとつかんだミケ、様々ですね。

 おかげで在庫がぐ~んと減ってきて、さて第4刷はどうしたものかと、思案中です。8月1日に大阪で著者の岡田さんの旧友さんたちの手による出版記念会がありますので、その場で相談しようかと思います。

 8月に入ると刊行から足かけ7カ月目になります。毎日200点の新刊が出版されているこの業界。はっきり言って異常な世界です。この7カ月間を見ると、少なくとも4万点以上の新刊が出ては埋もれ、出ては消えていく中でのこの奮闘ぶりは実にたいしたものだと、我ながら超零細一人地方出版社としてはなかなか頑張っているではないかと思うのですがいかがでしょうか? もちろんその大本には著者の岡田さんの熱き思いがあってのことです。岡田さんとの間で実に無数のメールのやりとりをしながら開いてきた今の到達点ですね。

 さて、どこまで伸びるか、楽しみでもあります。最後にど~んと、大きな波が来ればいいですね。

 

 

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『ここまでできる!ホームヘルプサービス』~読者ハガキ、ありがとうございます。

2010年07月28日 | ここまでできる!ホームヘルプサービス

●当方、36坪ほどの普通の一軒家で、居宅・訪問・通所・障害サービスなどを行っている中小企業等協同組合法人です。実態に合わない認定制度や利用制限に腹を立てていました。私たちも実態を楯に改善要求をしていますが、参考にしたいと思います。(北海道広尾町・女性)

●興味深く読ませて頂きました。現実に不当な行為が行われていることが許せないです。かつ、それを行政がさせているなんて、「利用者本位」を完全に無視しています。まともなことをまともに出来る状態になることを願いますし、私もその一翼を担うようになりたいです。今後も、意義ある出版を楽しみにしています。(堺市・30歳・男性)

●友人にホームヘルパーを利用している人がいます。本書にあるように、居る部屋は掃除機をかけてくれるが、廊下は対象外と言われるそうです。人間らしい生活を持続するための制度だということが実感できました。知識として身に付け、もっと利用しやすい制度にと思っています。(田辺市・69歳・女性)

 

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初校作業終了!

2010年07月27日 | 編集・営業ふらふら雑記

 今日はほぼ終日、出庫・納品・発送作業にかかり切り。夕方から残業で遅れている「政治とカネ」本の初校作業を終える。修正後、もう一度上脇教授に見てもらって、若干加筆してもらうと、メドが立ってくる。

さて、明日も出庫作業から1日が始まりそうだ!

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悲しき一人出版社の実態…

2010年07月26日 | 編集・営業ふらふら雑記

 電話応対、見積もり連絡、伝票作成、出庫作業、発送、重版引き取り、校正作業、そしてアレや、コレや…。うーむ、仕事が次々途切れずに湧いてくるのだ。悲しきかな、一人出版社のこれが実態なのだ。と、まるでツイッターみたいな本日のブログとなった。もう遅いので帰ろう。


 

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暑い、暑い。そして忙しい夏の1日であった。

2010年07月23日 | 編集・営業ふらふら雑記

 今日は朝から暑かった。昨日、今日と普段より早めに家を出たのだが、玄関を出た途端のカンカン照りに、1日の始まりのエネルギーが蒸発しそうに感じる。困ったもんです。

 出勤して、メールチェックや留守電対応、FAX返信ほかでどんどん時間が過ぎていく中、理事会への報告・提案文書作成、ある自費出版本の基本レイアウト案作成、その間も注文電話を受けながら、気が付くともう1時近くになり、ラジオでは毎日放送のコンちゃんが吠えまくっていて、それを聴くだけでもますます暑くなってくるが、まあ仕方ない。

 昼食を済ませ注文メモを短冊に転記、さらに単品ごとに整理仕分け、今日中に納品しないといけない出庫品の伝票を作り、出庫作業。荷物が多いので今日は車で納品しないといけない。その間も注文電話を受けながら作業を進める。

 本館に電話して車が使えることを確認、荷物を1階に降ろして回覧文書を持って本館に行き、車のカギを借りて近くのタワー駐車場へ。車が出てくるまで、日陰だけど待っているだけで汗がジトーっとにじみ出てくるように暑い~。駐車場のドアが開き車に乗り込む。意外と暑くはなかったが、冷房を最大にして一気に室内を冷やす。最近の軽自動はクーラーの効きが速いのだ。ふとガソリンメーターを見ると「給油せよ」のランプが点いているではないか! この忙しいときにそれは無いやろうとメーターに文句を言いながらも、まあ、ええかぁという気分で車を出した。

 新館に戻り荷物を積み込み出発。メーターを気にしながら大阪トーハンの搬入口へ。大きなトラックがいつもの場所を占拠していたので、ちょっと離れた場所に駐車してヨッコラしょと荷物を抱えて受付へ納品完了。

 狭くて細長い事務所の奥に前任者T置さんの姿。「ヨロヨロと崖っぷちを歩きながら何とか持ち堪えてます」なんて近況報告も交えたしばしの雑談。「おっ、今日は上がりが少ねえじゃあないか!」とほざきながら注文短冊を回収して車に乗り込み会社に戻る。

 理事会は4時半から。時計をにらみながら、まだ時間があると、その間も注文電話に対応しながら通販分の発送作業に取りかかる。これまた取り急ぎ分のみとして残りは明日に積み残す。作った荷物を吉野郵便局に持って行く。「はい、これ冊子小包でね!」と窓口に座っている新人風の女性職員さんに手渡すが、彼女の座りながらの計量&入力&切手貼り作業のテキパキ感の無さに「おいおい、こっちは急いでるんやけどねえ…」と心の中でつぶやいてみたがどうも届きそうにない。

 やれやれと思いながら事務所に戻り、2階奥の会議室へ向かって理事会に参加する。まあ、暑いことでもあるということでN岡理事長のちゃっちゃとした司会進行で6時前には終了へ。すぐに6時半のお客さんとの打合せの準備にとりかかる。これまた何とか間に合わせて、応接コーナーへ移動、来客のN村さんと本の作りと販売について1時間半ほど打合せをすますともう8時過ぎだった。ふう~っ。

 さてこのように、「ああ~、忙しい、忙しい」とここで叫んでおけば、これを読まれたとりわけ著者方面筋の方々、またわが注文品の本を心待ちにされている方々の心の中に「うーん、そんなに忙しいのなら、もうちょっと待ってあげるから、この暑い中やし、まあ、ゆっくりしていきんさい」と、なぜか広島弁風の温かいご理解の気持ちが優しく広がっていくだろううと密かに期待しているのですが、いかがでしょうか?

 

 

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ヘルパー本、堅調に読者広がる!

2010年07月22日 | ここまでできる!ホームヘルプサービス

『ここまでできる!ホームヘルプサービス』が着実に読者を増やしています。先日は専門誌の『月刊ケアマネジメント』に紹介され、全国の事業所から注文をいただいています。

 また、毎週木曜日には『しんぶん赤旗』に本書執筆陣の連載があり、今日は本書の学習会で寄せられた質問に対する大阪市当局担当者からの回答が紹介されています。またその隣の記事は〈介護保険の10年〉というシリーズ企画で、介護保険利用者の現場の声を取材しています。

 これらの読者の方々からの購読申込が続いているという状況ですね。ありがとうございます。

 どうか、全国のヘルパーさん、ケアマネジャーさん、ぜひこの本を力にして、介護保険利用に対する理不尽な役所の制限を打ち破って、利用者さんに笑顔を取り戻してあげてくださいね!

  

 

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『山登りねこ、ミケ』は不死猫だ!

2010年07月20日 | 編集・営業ふらふら雑記

 ここにきて『山登りねこ、ミケ』が不死鳥のごとく蘇ってきました。猫ですから不死猫ですね。アマゾンでは総合ランキングは過去最高位にきています。いつまで続くかわかりませんが、まあ、嬉しいことです。

 それにしても思うのは、1冊の本を読んでもらうべき人たち(その本の読者層)に知ってもらうことのたいへんさです。特にウチのように宣伝費をかけられない零細出版社の場合は、正直、困難を極めるという感じです。点数もたくさんは出せないですから、1点1点が崖っぷちの出版ですね。そう思うと安直な本は出せない。難しいことですね。

 

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電話対応に1日中追われる日に!

2010年07月20日 | 編集・営業ふらふら雑記

『山登りねこ、ミケ』の紹介記事が多くの地方新聞に紹介されたようで、今日はその対応に一日中追われていました。

 朝、出勤すると留守電には29件のメッセージが。うーむ、と思う暇もなく電話が鳴り始めました。すべてがミケ本の問い合わせです。「どのようにしたら手にはいるのか」「どこで売っているのか」。 かかってくる電話の隙に留守電を聞こうとしても、電話がかかる度に再生がストップしてまた最初から再生しないといけないので、いつまで経っても留守電の対応ができないのです。しばらく電話が途絶えて、今がチャンスと再生を進めていきもうすぐ終わりだというところでまた電話が鳴ったりして、振り出しに戻ります。

 さてどうしたものかと思って考えながら作業を進めていてふと、思いつきました。そうだ、電話線を外せばいいのでは?と。さっそくやってみると正解でした! その間、電話をかけて来られた方には申し訳なかったのですが、ようやくこれで最後まで留守電を聞くことができました。やれやれ…。

 まあ、そんなこんなで、今日は一日中電話状態でした。

 


 

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全国の地方紙に『山登りねこ、ミケ』の紹介記事掲載へ!

2010年07月17日 | 岡田裕の山登りねこ、ミケ@安曇野

 共同通信社長野支局の取材により『山登りねこ、ミケ』の紹介記事が今朝配信されました。各新聞社のWeb記事及び今日の夕刊、あるいは明日以降の紙面に掲載されます。

 ちなみに現在確認した掲載紙は、以下の通りです。ぜひ、書店さんにはご注文よろしくお願いしますね。

 山梨日日新聞、福井新聞、中日新聞、四国新聞、静岡新聞、高知新聞、日本海新聞、岩手日報、東京新聞、京都新聞、徳島新聞、大分合同新聞、北國新聞、下野新聞、秋田魁新聞、山陰中央新報、河北新報社、西日本新聞、福島民報、長崎新聞、東奥日報、山陽新聞、神戸新聞、北日本新聞、新潟日報社、岐阜新聞、北海道新聞…です。

 先ほどから夕刊を見たという読者の方々から注文や問い合わせの電話が入ってきています。

 

 

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『いつもおおきに! 清水ただしです』

2010年07月16日 | 新刊案内

食い倒れはあっても、行き倒れをつくったらアカン!

 残念な結果ではありましたが、「みなさんに支えられ、最後まで力を出し切ることができましたので、悔いはありません。他党候補を圧倒する論戦ができましたし、演説では多くの有権者の心を捉えることができたのではないかと思っています」と語る清水ただしさん。1年前の決意表明以来、大阪府内を駆け回ってきたたたかいとなりました。
 バナナの叩き売りスタイルの街頭演説は、行く先々で笑いを巻き起こし政治を身近に感じさせ、これまでにない新しいタイプの候補者としてマスコミでも話題になりました。そんな清水さんの魅力と熱意と思いを込めて編集されたのがこの本です。「これを読まずして清水ただしは語れない」とこの6カ月間、大阪で密かに口コミで広がりました。ここに晴れて全国発売です。

『いつもおおきに! 清水ただしです』

機関紙出版編

A5判 136ページ 定価1000円(税込)
ISBN9784889008630

●もくじ

 第1章 清水ただし―その魅力に迫る
     
     *2010年参議院選挙大阪選挙区出馬表明

     *長~~い自己紹介と世直しボランティアへのお誘い

     *がんばれ!! 清水ただしさん

     *清水ただしの大阪市議会奮闘記

     *清水ただしの1日同行ルポ

 第2章 清水ただしの語り合い(対談集)

     *宮本たけしさん(衆議院議員)
      最高の爆発力を持った候補者/自分の人生懸けられる党だ
      
      かけある記①&②

     *小田徹也さん(元福島区医師会長・医師)
      命懸けで大衆のために働いて/安心して医療受けられる世に

      かけある記③&④

     *藤川矢之輔さん(前身座・俳優)
      心を伝える芝居大事にしたい/誰もが文化に親しめる社会に

      かけある記⑤

     *村田浩治さん(弁護士)
      労働者を救わない法律が悪い/たたかいの中で成長していく

      かけある記⑥&⑦

     *親川孝芳さん(元沖縄人民党中央委員)
      アメリカに物言える党伸びて/沖縄の苦しみを受け止める政治を

      かけある記⑧&⑨

     *若井なおみさん(俳優座・女優)
      素晴らしい作品に出会えた/生命尊重の政治実現したい

      かけある記⑩&⑪

     *品川正治さん(経済同友会終身幹事)
      国民の怒りまとめる役割を/国民が主人公の政治めざす  

     *高木蜻蛉之介さん(スープ・チンドンズ倶楽部主宰)
      共産党にはないキャラクター/政治の話おもしろく伝えたくて


●ご注文、お問い合わせはコチラからどうぞ。

●清水ただしさんのブログはコチラです。


 

 

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7月も半ば、梅雨明けも近いが…

2010年07月15日 | 編集・営業ふらふら雑記

 早くも7月も半ばが過ぎた。この夏をどう乗り切るか…。

 新刊3点に原稿作成1点。これが最低ノルマで、これにあれこれの営業関係、宣伝関係、出庫関係、お金関係、返品関係、さらにネット関係に、電子書籍関係…。うわぁ~、時間がいくらあっても足りない~!

 でもアレもしたいし、コレもしたいし、アソコにも行きたいし…。

 なんか、体力も落ちてきたようですしね。

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iPad、お試し中です。

2010年07月14日 | 編集・営業ふらふら雑記

 昨日、iPadを購入。電子書籍がここに来て俄然注目されるようになってきており、まずはどういうモノか知ることからと、いろいろ勉強中です。なるほど、こういうモノかと少しわかりました。思ったよりも重いものなのですね。これを持って電車に乗って電子本を立ち読みするのはちょっとしんどいですね。座席に座ってなら大丈夫です。人間の生活の中でどういう状態でこれを使うのか。もちろんそんなことも考えて作られたモノなのでしょう。まだ手にしたばかりなので、これからいろいろ試してみようかと思います。

 日本のメーカーも各社が同じようなものを作るそうですから、これから購入を考えている人は、いろいろ検討してみるといいでしょうね。


 

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いっしょに笑い いっしょに泣き 大阪学童保育研究集会で~子どものまなざし 36

2010年07月13日 | 土佐いく子の教育つれづれ

 梅雨の晴れ間、太陽が照りつける中、子どもの手を引いた親たちが朝から集まってきています。子ども向けイベントか芸能人のパフォーマンスでもあるのか、と思うほど人が集まっています。

 大阪経済大学で開催された大阪学童保育研究集会のつどいでした。身銭をきって自ら参加費を払って学びに来た父母や指導員さんたちなのです。この風景を見ただけで、私はもう胸が熱くなりました。

 私はこの日、全体集会での講演を仰せつかっていたのです。千人を超える人たちで会場は通路まで埋まっています。始まる前から熱気が舞台裏まで伝わってきました。壇上に上がると、期待して待ってくれている参加者の目があたたかく、しかも輝いていてまぶしいくらいでした。

「みなさん、朝からほんとによく来てくださいました。…私も退職して2年になりました。3人の息子たちも家を出て夫と二人の生活。息つく暇なしの忙しい生活でした。先日、夫が『一回家に帰ったら、迎えに出てくれて、お風呂にしますか、お食事にしますかと言うてみてや』と言うので、やってみたら『あれ、家まちごうた』と出て行きました」

 こんな自己紹介を始めると、もう会場はどっと笑い声。安心して笑えて、その笑いが参加者同士で響き合って、どっとなるという感じです。聞き手の関係がバラバラだとこうはなりません。この笑い合える関係を今、子どもも大人も求めているのです。

 厳しいくらしの中で顔を上げて生きている子どもたちの話をすると、共感の涙で、また響き合うのです。この時代を悩みも不安も抱きながら懸命に生きている人たちが話を聞いて、ほっとしたり、ああ一緒だ、わかってくれたと共感し合ったりすると、涙になってあふれ出るのでしょう。

 かつて子育ては地域をバックボーンに叱ったり叱ってくれたり、迷惑をかけたりかけられたりしながら、皆で見守り共同で進める営みでした。

 ところが今、親は地域で子育ての悩みを聞いてくれる人もいなければ、子どもを本気でほめたり叱ってくれることもなく、孤立状態にあることが少なからずあるのです。心痛む虐待問題もしかりです。

■素顔の自分だせる場

 学童保育運動は今日、学童保育が法制化され、教育学会の研究対象になるまで大きく発展してきました。いえ、みんなの力でさせてきたのです。

 学童保育は、親たちを子育ての共同の場に引き出し、父ちゃんたちを子育ての輪の中に登場させてくれたのでした。一緒にキャンプに行ったり、食事やおやつ作りを楽しみ、手作りのスポーツ交流会やゲーム大会で親も一緒に汗を流したりしながら、親が手をつなぎ合って子育てしていく場を創造してきたのです。

 学童保育は、親が安心して働ける保障を作っただけでなく、子どもたちに豊かな放課後を保障し、活動は未来の子育てのありようを示唆する運動にまで発展してきたのです。

 私も3人の息子たちを学童に預け、働き続けてきました。

 子どもたちにとっては、ここは、評価の目や能力主義とは違う目で、自分を見てくれる安心の場だったのです。そして、ありのままの自分が出せ、おもしろい遊びがあり、仲間がわいわいいて、ケンカもいっぱいしたけれど、子どもの時間が流れていたのです。

 私も子育ての悩みを聞いていただいたり、わが子の地域での様子を教えていただき、安心をもらってきました。

 夫は、おやじの会を作り、子どもたちをキャンプやスキーにも連れて行ってくれました。おやじたちも普段、仕事場では見せない素の自分が出せて、とにかく楽しいからと集まってくるのです。

 息子たちが成人した今も、おやじの会は健在です。ゴルフ、飲み会、地域の祭りと大人たちの居場所になって生き続けているのです。

 学童保育運動は、今後の日本の教育に貴重な示唆を与え、大切な役割を担っていくだろうとあらためて思えた研究集会でした。

(とさ・いくこ 和歌山大学講師・大阪大学講師)

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企業は伸びる、人は滅びる

2010年07月11日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 昨日の『朝日新聞』朝刊の記事。「トップと社員の年収格差100倍以上は3社」の見出し。

 日産自動車のカルロス・ゴーン社長の年収は8億9100万円で社員の627万円の142倍、大日本印刷社長は7億8700万円で社員647万円の122倍、東北新社最高顧問は6億7500万円で社員567万円の119倍、ソニーの会長兼社長は8億1450万円で社員865万円の94倍、信越化学工業会長の5億3500万円は社員814万円の66倍、ヤマダ電機会長の2億4800万円は社員391万円の63倍…。

 社員の給料はほとんど上昇しない一方でのこの格差である。これで法人税をさらに引き下げ会社の利益ばかりを増やしていくような条件を整える政策はやはりどう考えてもおかしいでしょう?

 

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そうなんだ、忌野清志郎は歌ってた! 選挙に行こうぜ!

2010年07月11日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル
目覚まし時計は歌う(選挙ソング) 忌野清志郎
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