まいど、日本機関紙出版です。

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明日は鶴彬の地元を訪ねて

2009年03月28日 | 編集・営業ふらふら雑記

 今日は休日でしたが、どうしても片付けねばならない仕事があったので1時間遅れで出勤しました。なんとか3時ごろには目鼻がつき一安心。

 明日、明後日は、鶴彬の講演と映画のため石川県のかほく市へ出かけてきます。講演は澤地久枝さんです。どのようなお話が聴けるかとても楽しみです。そして映画のほうは、これから全国各地で上映会が行われるその皮切りに、鶴彬の地元での初上映です。

 もちろん大阪でも上映されますし、機関紙協会大阪としてもまだ詳しくは発表出来ませんが上映会を予定しています。これを機にぜひ多くの人が鶴彬のことを知ってもらえればと思っています。

 *映画と講演会関係はコチラを参照ください。

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親子2代にわたって読み継がれる本

2009年03月26日 | ただ今、編集作業中の本

『子育てがおもしろくなる話』(土佐いく子・著)のその後編の発行を目指して、ただいま原稿入力作業中です。

『子育てが~』の初版は1994年でした。現在13刷でわが機関紙出版のロングセラーの一つになっています。決して派手な本ではありませんが、ほぼ毎年のようにコツコツと重版を掛けてきました。

 正直申し上げて、なかなか書店店頭では動きません。ほとんどは著者である土佐いく子先生の手売り、あるいは講演会や講座、集会などでの販売です。なので絶対に、堺市南区方面には足を向けては寝られないのです! 現在も売れています。

 発行から16年、土佐先生はついに昨年定年退職されました。先生の教え子たち、最も古い教え子世代は既に46~47歳ぐらいになり、中には子育てが一段落した方達もいることでしょう。ということは、教え子たちが子育て世代となり、この本を読んでくれているということも十分に考えられます。

 おお~っ、なんと素晴らしいことではないでしょうか。もしそういう事実があるならば、親子2世代にわたって読み継がれる本ということになります。有名な児童書ならばたくさんそのような本はあるでしょうが、この種の本では、少なくともウチの本では初めてのことになります。

 なぜこの本はこんなに長く、今も読まれているのだろうか? そんなことも、今の作業をしながら考えてみたいと思います。ハイ!

 

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えっ、税金の個人情報が民間会社に提供されようとしているって?

2009年03月25日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 大阪府民のみなさん、大変です! この5月からあなたの個人情報(住所、電話番号、家族構成、財産状況など)が民間会社に提供されようとしています。(以下、大阪府関係職員労働組合のチラシを参考に)

 大阪府は数年前から「大阪版市場化テスト」という業務の民間委託化をすすめる計画をすすめていますが、その1つに税務業務があります。

 大阪府はこの5月からまず手始めに、自動車税の納付状況の照会や各種問い合わせに回答する「コールセンター」を民間委託で設置、7月からは納税催告(払い忘れている人への電話など)を行わせ、来年度からはすべての税目に拡大しようという計画を持っています。

 自動車税は毎年5月に大阪府での登録車両約230万台に対して納税通知書が発送されていますが、府民からの問い合わせ内容も複雑なものも多く、担当課だけでは対応できず、ほかの課も含めて対応しているのが現状です。ところが当局はそのピーク時に、何のノウハウも無い民間業者にこれを対応させ、税務職員も削減するというのです。

 特に重要なことは、納税者の個人情報が危険にさらされることです。府は自動車の所有者の住所、氏名、生年月日、電話番号、自動車登録情報、納税情報などを毎日更新して民間業者に提供するそうです。

 個人情報遵守を明記するから問題ないとしていますが、今日、個人情報が高額な値段で売買されている現実がある以上、それが流出されたり目的外に使用されるという危険性は非常に高いのではないでしょうか。コールセンターは民間業者の所有地内に建てられ、情報管理は民間任せにされます。

 すでに民間委託された3つの自動車税事務所分室では、民間企業ですから当然人件費を削減するために、現在は7割以上の人員が派遣労働者という状況になっています。つまりコスト削減の名の下に派遣労働者の使い捨てを行政が行うというとんでもない計画なのです。

 税金(地方税)は住民の暮らしを支える財源です。なので使い方も集め方も、公正・公平で主権者である納税者の権利が守れなければなりません。「うっかり税金を払い忘れたら、債権回収会社から催促の電話がかかってきた」「納税が遅れたらいきなり差し押さえを受けた」というような事態が起きないとも限りません。

 さらになんとこのような大事なことが、この「大阪版市場化テスト」という計画では、府議会にも相談されずにわずか5人の委員によって決定され、府民の誰も知らないままに進められようとしているんだそうです。

 こんな大事なこと、簡単にすすめられていいんでしょうか?
 

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政党助成金、大盤振る舞い、約320億円(毎年)のイカガワシサ。民主も自民もまだ足らないの? 

2009年03月24日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 昨日の尼崎市選挙管理委員会が行った講演会、正式には「選挙啓発地域リーダー養成講座」でした。さてそこでのK脇教授の講演ですが、なるほどなるほどと合点がいく所多々ありました。特に最後の政党助成金に関する部分は、これから声を大にして問題にしていくべきことだと感じました。

●政党助成法の問題点。
 ・人口数×250円が年間総額として支払われる。
  なぜ赤ちゃんから含めるのでしょうか? 有権者数とかならまだしも…。

 ・交付を受ける資格があるのは、国政選挙で5人以上の国会議員を有する「政党」または、国会議員1人以上で得票率2%以上ある「政党」に限られる。
  それ以外の場合は「政党」としては扱われない。ここでいう「政党」とは政治学でいう政党とは全く違うものです。本来、政党とは同じ政治方針を志すものが集まって国民の中から生まれ出てくるもの。ところが現状はお金が欲しいからなんとか5人以上の国会議員を集めて「政党」を作って…というようなものに堕落しています。

 ・国政選挙の結果が、助成金の交付額の決定に流用されている。
  本来、国政選挙は国民代表を選ぶものであって、政党助成金を決めるためのものではありません。しかし現実には投票数や投票率に関係なく毎年320億円近いお金が使われているのです。投票率がどんなに下がっても(ということは、たとえ選挙に行く気がなくなるようなどうしようもない政治をしていても)確実に目減りすることなく、どんなに国民が苦しんでいようとも必ず320億円が政党に支払われているんです! ちなみに日本共産党はこの制度に反対して受け取りを拒否、その金額はほかの政党が分け分けしています。

 またここには、国政選挙での投票はしたいが、政党助成金を決めるための「投票」はしたくないという自由や、国政選挙での投票先と政党助成金の支払先を変えるための自由もありません。

 さらに、小選挙区選挙は死票が異常に多く、得票率に対して議席占有率が異常に高い、あるいは得票率に対して議席数が異常に少ないということになっているので、政党助成金も異常に多く払いすぎていたり逆に少なすぎたりという実態があります。政党助成法は廃止すべきだと思いますが、たとえこの制度を残すとしても、せめて、助成金額は得票数×250円ぐらいにすべきではないかと、控え目に優しく教授は話されたのでした。
 

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吹田の住民がなぜか、尼崎市選管の講演会に参加して…

2009年03月23日 | 編集・営業ふらふら雑記

 昨日とはうって変わって寒い日、午前中は資料調べで終わり、午後から尼崎に出かけました。尼崎市選挙管理委員会主催の講演会です。今年行われる尼崎市議会選挙、7月の兵庫知事選挙、そしていつになるかわからない総選挙という3つの選挙があるということで、選挙への関心を盛り上げるための企画のようでした。

 私の目的は講師の神戸学院大法科大学院のK脇教授に会うことだったのですが、講演のテーマが「衆議院選挙制度の問題点」という面白そうなものだったので、約50人あまりの人たちに混じって一緒に聴かせてもらいました。

 講演会の目的は投票率アップ、あるいは選挙に関心を持ってもらってとにかく選挙に行こうというようなことのようでしたが、教授にしてはかなり抑えた膨大なレジュメに基づく講演の内容は、実はとにかく選挙に行けばいいと言うようことではなく、ことはそう簡単なものではないということに気づかされるという、参加者にはなかなか刺激的な勉強になったようでした。

 講演後、世間的には少し時間が早く申し訳ないと言いつつ、教授の教え子の方と一緒に近くの居酒屋に突入、出版の相談の後、3時間あまり、「政治とカネ」「大阪府政」「自民と民主」「マスコミ」「吉田拓郎」「学生時代」「学生運動」などなど諸方面の話を交わしたのでした。

 なお、K脇教授のブログがコチラにありますので、関心のある方はぜひお訪ねくださいね。

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わが広島を思う暖かな深夜の春・・・

2009年03月22日 | 丸ちゃんの私的時間

 今夜はやけに暖かいです。いや、暑いくらいですね。

 今日は日曜日にも関わらず、急ぎの原稿整理仕事(どうも家では集中して出来ないので)のため出勤しました。と言ってもまあ、日曜日なのでどうしても気分はシャキッとしませんでしたが・・・。

 春の選抜が昨日から始まり、プロ野球ファンにとってもいよいよ公式戦開幕が近づいてきました。(その前にWBCがあるじゃないかと言われそうですが、あまりそれには興味がないのです)

 わが広島カープがなんとオープン戦1位になっています。おおっ、なんとすばらしいではないですか! 勝率7割です。オープン戦優勝で今年は終わったりして・・・なんて事にならないようにしっかりと応援していきます。
 
 広島市民球場での試合はついに今日の阪神戦が最後でした。そしていよいよ内外野総天然芝の新球場、メジャー型オープンスタジアムのユニバーサルデザインが施されたボールパークでのゲームが始まっていきます。随所に日本初の趣向が施されている楽しそうな球場です。一瞬でしょうが、新幹線からも見えるそうです。

 コチラのHPで球場内の様子が見られます。なかなかいい球場のようです。

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この3日間の記録です。思い出すのに時間がかかるようになりました・・・。

2009年03月21日 | 丸ちゃんの私的時間

 19日は仕事のあと、6時半に天満駅待ち合わせで大阪社保協事務局関係のT内さん、N川さん、そして毎日新聞記者のH野さんとH野さんのご希望で韓国料理のお店へ。

 8時過ぎに店を出て今度は新大阪は大橋明日香さんのショットバー「銀のスプーン」へ移動。H川さんの強い要望で休日を押して無理やり特別に開けていただきました。杉山さんとも合流して11時過ぎまであれこれ。店を出た時には雨でした。

 うーむ、仕事の記録がないではないか・・・。

 20日は終日、家の中にひきこもっていました。早く仕上げねばならない原稿整理の風呂敷残業を気にしながら、WBCの試合を見、わが広島の栗原選手に急遽招集がかかったことでテンションが上がってしまいました。

 そのまま引き続き広島VS阪神のオープン戦をCS放送で見てしまい、気がつくと夕方です。広島にとってはなかなか成果のある試合だったのでそれはよかったのですが、うーむ、仕事が全く手につきませんでした。夜、多少は追い込んだのですが、まだまだ山が越えられず、そのままバタン・キューの1日となりました。

 21日は出勤日だったのですが休みにして、終日自治会関係のことに付き合っていました。

 朝9時に公民館前に集合、中ブロック自治会の懇親会で池田の不死王閣へいきました。わざわざ送迎バスが来てくれており、阪神高速空港線から亀岡方面への新しくできたルートを抜けて間もなくという感じです。少し時間があったので久安寺というお寺の見学時間がなぜか予定されていて、和尚さんの講和を聞きました。まあ、たまにはこういう心落ち着くしみじみとした、しかしあまり意味がわからないことを聞くのもいいのかも知れませんが・・・。どうもこういうお寺関係は不得手ですね。

 11時に不死王閣に到着、桜の花びらがひらひらと舞い降りる露天風呂を楽しみました。その後広間で懇親会です。約2時間余り、参加者では私が一番若い方でした。勧められるにまかせてカラオケでは「長い夜」を歌ってしまいました。嗚呼・・。

 4時過ぎ、2次会へのお誘いを断り、家に帰って昼寝を2時間。夕食後、今度は防犯活動で夜回りへ行ってきました。ホントにやれやれという感じの1日でした。ハイ! 

 うーむ、いつその風呂敷残業を片付けるんやろうか?

 


 

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神戸女学院大学石川ゼミ4回生のみなさんへ

2009年03月19日 | 編集・営業ふらふら雑記

 ゼミ生のみなさん、卒業おめでとうございます。心から祝福するものです。

 これからの現実社会、いろんなことがあると思いますが、ぜひポジティブに生きてください。せっかく授かった人生です。陽気に楽しく生きてくださいね。

 韓国へのゼミ旅行、ゼミ室での討論、そして本作り・・・。まさか50歳になってあなたたちのような若くて素晴らしい人たちと仕事ができるとは思ってもみませんでした。ゼミ生活2年間の内のほんのわずかの時間を共有しただけですが、それでも学びを通じてどんどんたくましく急成長をとげた皆さんの姿を身近に感じることができたことを、おじさんは決して忘れることはないでしょう。

 みなさんがこれから、どうか、幸多き人生を歩まれることを願っています。そしていつかこれからの長い時間のどこかで、物を書いたり、編んだりする機会が訪れるならば、ぜひまた一緒に本を作りましょうね。ありがとう!!

 3月19日 日本機関紙出版 丸尾忠義

 

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西松建設側が吹田市から受注した仕事は70億4000万円、その後阪口市長に100万円の資金提供

2009年03月16日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 昨日の続きです。「明るい革新吹田市政をすすめる会」機関紙が、阪口善雄吹田市長の「西松建設」献金疑惑について報じていますので、その内容を紹介します。

 市長の政治団体は「吹田を愛し、共に育む会」だそうです。結構な名称ではないですか。問題のパーティは2006年11月に開催された政治資金パーティ「阪口よしお政治活動20周年を祝う会」で、「新政治問題研究会」が70万円分、「未来産業研究会」が30万円分購入しました。大阪府選挙管理委員会のHPにはこの政治資金パーティの収入は894万円とあります。

「西松建設」から資金の提供を受けていたほかの国会議員や首長の中でも突出した金額です。「西松建設」このパーティ前に吹田市から千里竹見小学校耐震改修工事(4億7000万円)を落札、ゴミ処理施設北工場建設(65億9000万円)も下請け受注しています。

 阪口市長は「便宜を図ったことはない」(新聞報道)としていますが、「西松建設」との関係や資金提供を受けた経緯、違法性の認識などについて議会と市民に説明しなければならないでしょう。

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わが街、吹田の市長は恥ずかしい・・・

2009年03月15日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 わが街、吹田市の阪口市長があの「西松建設」にパーティ券を100万円分購入してもらっていた問題が、市議会で追及されています。追及したのは共産党の曽呂利議員です。ダミー政治団体の「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」が購入したもので、市長は「西松建設」の政治団体とは知らなかったと言っているそうです。

 またパーティ券購入前には吹田市内の小学校耐震補強工事やゴミ焼却施設の下請け工事を「西松建設」が受注していたことも判明しました。阪口市長は「知らぬ」「存ぜぬ」と関係を否定しているようです。

 ああ、吹田市民の1人として恥ずかしいなあ。なんでこんな人が市長なんやろう?

 こうして一躍、関西の一地方都市の首長が全国ニュースで有名になりました。聞くところによるとパーティ券って1枚1万円とか5万円とかするらしいですね。一体どんなパーティやねんって思いますが、なんか、お茶やジュースとかポテトチップスやクラッカー程度しかでなくて、要はお金集めの金券なんですね。

 どれくらいの規模のものなのか、ホントに人が集まってきたのでしょうか? 100万円分買ってもらったということは、仮に1万円だったら100人、5万円だったら20人はその「西松建設」関係者が参加したんでしょうかね? 100人にしても20人にしても、パーティにそれだけの人がまとまって参加していたら絶対に目立つから、市長も「知らない」というのは通らないでしょうにね。

 えっ? このパーティ券のパーティはそういうふうに人が集まるパーティじゃないって? でも基本は参加するから購入するものでしょうし・・・。世の中には不思議なパーティがあるのですね。

 こういうことをする人って、子どもたちに問われたらどういうふうに説明するんでしょうかね? たぶん、よう説明せんでしょ!

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教育にも責任の一端は~『聞きたい知りたい性的マイノリティ』

2009年03月14日 | 書評・紹介記事

『教育医事新聞』2009年2月号に紹介いただきました~ありがとうございます。

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ゼミ生の母・祖母世代がやるべき仕事~『女子大生と学ぼう「慰安婦」問題』

2009年03月14日 | 書評・紹介記事

『婦人新報』(2009年3月号)に紹介いただきました~ありがとうございます。

 

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「子どもは宝」という姿勢で政治をして欲しい・・・NHK番組を見て

2009年03月12日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 ご自身が取材に協力した大阪社保協のT内事務局長の熱心な薦めもあり、NHKのクローズアップ現代「病院に行けない子どもたち」をみました。なかなかいい番組でした。(以下、要旨)

 中学生以下の子どもの無保険状態は昨年秋の法改正でこの4月から無くなりますが、それでも3割負担は変わらないし、高校生以上の子どもたちの問題は残っています。

 お金がないので医者にかかれず、学校の保健室で診てもらう子どもが増えているそうです。休日に怪我をしても翌日に保健室に駆け込む子がいます。養護の先生が親に連絡しようとするとそれを拒否する子どもたち。親に連絡しても病院に連れて行ってもらえない子どもたちです。

 ゲストの芝田英昭さん(立命館大学教授)が説明されました。
「このような病院に行けない子どもたちは非正規雇用の多い製造業の盛んな地域で特に増えています。非正規なので国民健康保険に加入しますが、その保険料が非常に高い。大阪の寝屋川市などでは200万の収入に対して50万以上の保険料を払わされ、残った使えるお金は100万ぐらいです。これでどうやって生活せよと言うのでしょうか」

 ではどうすればいいのか。番組はその打開策を打ち出している例として子どもの医療費無料化を進めている全国の自治体を挙げながらここでは群馬県を紹介しました。なんと群馬県では前橋市をはじめとして全県挙げて子ども医療費(中学生まで)の無料化を進めているのです。群馬県はエライ!!今はまだ凸凹がありますが「住む場所によって子どもに格差があってはならない」と語る県保険課長。すべての県下の自治体を巻き込んでいます。でも無料化すれば安易に医療にかかる子どもが増えて、逆に医療費が増えるのではないかという声も出ています。また財政収入の落ち込みもあり、維持するのは大変そうです。

 これに対して芝田教授は、
「医療費の無料化をした沢内村では医療費財政が黒字になりました。早期発見で医療にかかる費用が減ってきたのです」
と話します。

 これからどうしていけばいいのか。司会者の問いに教授は答えました。

「子どもの無保険克服は家庭の事情に関係なく子ども個人に対する政策で、これからはこのように子ども1人ひとりに目を向けた政策に転換していくことが必要です。親の経済状況は子どもに責任はありません。それによって子どもたちに格差が生まれることはあってはならない。子どもは国の宝という視点をもち、すべての子どもたちを対象にした政策へ大きく転換する時が来ています」

 そうなんですね。子どものことを考えずして国の将来はありますか?何よりもこと、子どものことに対しては最優先で解決、保障していくというように政治の転換が求められているのです。

 時々思うのですが、どうもこの国って子どもを大切に育てようっていう雰囲気が希薄な国のように思えてなりません。やはりその元凶は政治でしょう。そこの姿勢がすべてに影響しているように思われて仕方がありませんね。

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子どもの世界はおもしろい~子どもたちのまなざし 22

2009年03月11日 | 土佐いく子の教育つれづれ

 野球のチームを作った
     三年 大野かつき

*(  )内は土佐コメント

 今日、学校で野球のチームを作りました。

 ぼくと森本くんと今西くんとすず木くんと坂口くんと杉山くんと西尾くんと高林くんと吉永くんとでチームを作りました。(隣のクラスの人も仲間に入れたのが嬉しい。)

 ぼくピッチャー、今西くんキャッチャー、森本くん一るい、坂口くん二るい、西尾くん三るい、杉山くんショート、すず木くんセンター、吉永くんライト、高林くんレフトを守っています。

 吉永くんは、日曜しか遊べない。(学童保育に通っているのです。)ゆうじくんも入れます。(ゆうじくんは運動に自信がなく、友達作りも苦手。かっちゃんはそういう友達に心を届けるのです。)

 マネージャーは、谷口さんと初元さんと池田さんです。(なんと多い時は8人もいました。練習の時は女子も一緒にボールを追いかけます。)

 このチームは、強いかも知れない。キャプテン今西くんです。

 毎週月曜と水曜日やります。場所は、五丁目のグランドでやっています。チームの名前は「ビクトリシャーマンズ」です。

 ぜひ来てください。土佐先生も、ぜひ来てください。

 試合があるときがんばります。それでおうえんしてください。ただし、雨のとき中止です。(言わんでもわかってるで!)

 相手もけっこう強いです。ぼくらはあきらめないチームです。勝負しても勝ってやる。

 もしグランドがつかってたらどんぐり広場でやっています。グランドもどんぐり広場もどっちも使っていたら中止になります。

 試合するとき、土佐先生も見に来てください。

 マネージャーもポンポンつけて来て、おうえんしてくださいね。もしポンポンがなかったら、試合する前に土佐先生にポンポンもらいなさい。

 火曜日と木曜日は、プールとかあるからやりません。試合する前は、練習します。

 初めて野球チームを作ってよかった。

 試合するとき、がんばろうね。先に来たら場所取っといてね。

 野球の持ち物――水とう、バット、グローブ、キャッチャーミット、ボール2こか3こぐらい持って来てください。

 土佐先生も水とうも持って来てくださいね。

 マネージャーの初元さん、池田さん、谷口さんも持ち物、水とう、ポンポンがいります。

 もしマネージャーがやりたかったらぼくに「マネージャーやりたい」って言ってくださいね。

 まず先に宿題をやってから来てください。それやったら土佐先生におこられないですむ。(こんなこと言ってないぞ。)

 これで守りと打じゅんとマネージャーも作れてほんとうによかった。

 マネージャーしっかりおうえんしてくださいね。

 みんなバッターのとき、打ってね。野球は、けっこうしんどいから、みんながんばって野球をしてくださいね。

 かぜやったら野球は休んでもいいですよ。

 マネージャーも、かぜとかひいたら休んでもいいですよ。

 土佐先生も、用事とかあったら、けえへんかってもいいですよ。

   ◇  ◆  ◇

 なあみんな、野球チーム作ったからがんばろうね。チームができてよかったなあ。

 持ち物も忘れないでね。場所もちゃんと取っておいてや。女子もマネージャーとかして、ポンポン持って応援してよね。

 土佐先生、用事とかあって忙しいと思うけど、きっと来てよね。水とうも忘れず持っておいでね先生。

 そして、カゼとかひいたら無理しないでねとかっちゃんの熱いよびかけに、仲間たちも先生も応えないわけにはいきません。

 子どものすることなすこと腹立たしくイライラする、と叱ってばかりの大人たち。
 子どもの世界にちょっと寄せてもらって一緒に笑ったり、ドキドキしてみると、やっぱり子どもは、おもしろいです!今日は、ガミガミおこらんとこうっと!
(とさ・いくこ 中泉尾小学校教育専門員・大阪大学講師)

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大阪中央郵便局、建替え延期へ・・・

2009年03月10日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 先日書いた大阪中央郵便局の建替えの件が、やはり東京中央郵便局の問題とセットになってきているようです。今日の『朝日』夕刊には東京の結論が出るまで工事を延期するとありました。まあ設計が同じ建築家の手になるものですから、文化的価値も同じようなものなんでしょうかね。

 記事にありましたが大阪は東京に比べて保存運動が小さいというかほとんど市民的には起きていないようです。確かにどうも素人目にはぱっと見て何がどうなのかわかりにくいということがありますね。最初に保存方法について進言した研究者たちからは見直しをすることになるだろうと言う声が上がってきているようですから、これからは市民の関心の高まり具合が大きく影響しそうです。ということで、ちょっと関心を持ってみたいと思うのです。

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