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ロックダウンの意味

2020年03月27日 | ツイッター

市民社会フォーラムのメーリングリストから回ってきた情報です。コロナ対策の「ロックダウン」について、欧州在住者の方が書かれたものを以下転載します。

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「ロックダウンの意味」(欧州在住者より)

「私やあなたが感染するのを防ぐのではなくて、私やあなたみたいな、かかってもおそらく死なないだろうが、そこらじゅうにウイルスを撒いてしまう人を減らすことなの
です。」

 3月25日 16:34
 コロナが猛威を振るうヨーロッパから一生懸命、分かりやすくお伝えします。
 状況はかなり深刻です。

 日本でもロックダウン処置があり得るかもしれないとの発言を拝見しましたが、驚くのはそれに対する批判の声の多さ。
 桜はそんなに大事ですか?卒業式はそんなに大事ですか?
 経済破綻の方がよっぽど危険だという声(トランプ大統領も一生懸命声高く繰り返し主張してますね)ももちろん理解しています。
 どれだけの人が失業するか、営業できなくなるか、想像し始めたら眠れなくなります。

 インフルエンザみたいなもの、とか、かかっても死なないから大丈夫、とかも理解できます。
 実際のところ、そうです。多くが回復します。

 しかしながら、ロックダウンの真意は、私みたいなものがコロナにかかからないため、ではなくて、 「医療パンクを避けるため」です。
 イタリアではしばらく前からすでにこのパンクの状態になっています。
 パンクの状態、とは、誰を助け、誰を見捨てるかを選ばなければいけない状態、です
 イタリアでは高齢者を見送り、若い人を助ける措置を続けています。
 老人ホームなどでの感染が疑われても、病院に運び込むことすらしないのだと知りました。

 運び込む病院がない。
 運んでも助ける医療設備がすでにない。

 だから他の住民を感染させてしまうのがわかっていても、そのまま老人ホームに残すしかないという状況なのです。
 そして誰しもが予想できた結果なのに、そのまま救命措置なしに、集団で亡くなっていく状況なのです。
 患者の目を見ることができない、目を伏して、ただただすべきことを実行している毎日だとイタリア医療関係者が労働状況を訴えています。

 フランスもそのイタリアの惨状レベルに、一歩足を入れた状態になっています。
 アルザス地方では軍の簡易医療テントを設置し、昨日から治療が開始されました。
 まだ余裕のある他の地方へ電車や船での患者移動もしています。一人でも多くの人に治療のチャンスを与えるために。

 Reanimationと呼ばれる重態の段階になると、呼吸アシスト設備、心拍数の管理等、高価な医療設備が必要になります。
 そしてその状態になると、向こう3週間はそのベッドは空かない、ということです。
 死去の場合のみ、三週間以内にベッドが空くということです。
 現在526というアルザス地方の重篤患者数は、来週も再来週も500前後だ、ということです。
 アルザスの重篤患者受け入れキャパシティは450と言われていました。

 すでにオーバーしているのです。

 軍の簡易テントのおかげとその他プライベートクリニックなどの協力でそれが900になった、というのが昨日のニュースです。

 ロックダウン処置をする理由は、これをなんとしてでも避けないといけないからです。
 なんとしてでもその波が来るのを遅くし、ベッド数を増やす処理をすること(例:軍の簡易施設)、波を小さくするためにとにかく感染者を減らすこと。

 私やあなたが感染するのを防ぐのではなくて、私やあなたみたいな、かかってもおそらく死なないだろうが、そこらじゅうにウイルスを撒いてしまう人を減らすことなので
す。

戦争なのです。

 ついこの前までカーニバルで盛り上がっていたイタリアは、今や誰を見捨てるか誰を助けるかの瞬間を生きています。
 イタリアは、色々非難されていますが、2月の時点で、入国者全員の熱を測っていました。カスタムには長蛇の列ができていましたが、一人一人全員の熱を測りました。

 日本もフランスも、その処置はしていなかったと記憶しています。

 フランスはまだピークに達していません。
 まだまだフランス人もまさかイタリアみたいにはならない、ウチは大丈夫と思っています。

 日本の皆さん、本当にお気をつけて。
 深刻さが伝わると幸いです。
 死者の数の裏に、家族が、妻が、夫が、子供が、孫がいるのです。

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ああ、眠い。

2020年03月25日 | ツイッター
春やねえ。よく寝たはずなのにまだまだ眠い。なんとか起き上がりゴミ出しして出勤へ。予定していた家の用事は明日に延ばし吹田駅へ。電車内は9割方がマスク姿。こちらは花粉症の身なのでもちろんマスクはしているがクシャミが出ると、前の席に座っている人からジロリと睨まれた。
納品はトーハンと通販発送。ある本の販売普及条件について、掛け率や送料負担などについてメール。送料は結構負担感が大きい。トーハンに納品に行くとおおっ、いつもより多くの注文が来ているじゃないか。さすがにあれだけ大きな注目を集める出来事だけに、読者の関心も高いということか。午後は共著本の校正集約とチェック、印刷所に見積とスケジュールの依頼をしてサードへ校正届け、玉造に立ち寄りそのまま帰宅となる。
写真は昨日十三であった内田樹氏と松尾匡氏の反緊縮対談イベント。



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となり町に引越した。

2020年03月22日 | 丸ちゃんの私的時間

先月中旬、となり町に引越した。この歳になると3階建てはしんどいので2階建てに、そして近い将来の、親さらには我々自身の介護対策も考えてという家人の強い要望で、昨年春から検討してきた。

引越先が歩いても10分しか離れていないとなりの町なので、少しずつ家財を段ボール箱に詰めて車で運びこみ、引越屋さんに頼んだのは大きめの荷物数点ぐらい。なので引越費用は割安で片付いた。今度の家は前の家より部屋数が少ないので、処分が必要なものが結構あった。引越ごみだ。

引越ごみの収集について吹田市に電話すると、引越ごみは回収するトラックの大きさで回収費用が違うので、安くしようと思えばとにかく月一の大型ごみ収集の日にどんどん出したほうがいいですよと言われた。おお、なるほどということで、食器棚や本棚、それにタンスなど大きなものは分解したりしてとにかくその収集日に合わせて家の前に出して収集してもらった。結果、引越ごみとして回収してもらうものは何もなくなった。

そうやって自前で引越作業を終えたのはいいけど、今度は新居のほうに運び込んだ段ボール荷物が溢れ今はその整理の追われながらの毎日。この三連休も後片付けや引越関連対応に時間がかかる日々となった。

 

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映画「21世紀の資本」

2020年03月20日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル
ピケティの映画「21世紀の資本」、気になっていたところに石川康宏先生の試写感想記事(「しんぶん赤旗」3月20日)が出た。この映画が世界と日本の人々の認識をさらに深めることにつながると思うが、その後をどう模索するかが大事なのだ。






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どんな出版の形があるのか・・・

2020年03月19日 | 編集・営業ふらふら雑記

2020年もすでに3月下旬となった。時間の経過が早く、立て続けの出版仕事に追われてご無沙汰のブログとなる。新たに4点の作業も進行中だが、安倍コロナ禍の影響もあって書店の売り上げも下がってきているのだろう、こちらへの注文も減っている感じがする。

そんな中、静岡県下最大級の書店、戸田書店静岡本店が廃業となるニュースも届いてきた。うちの商品も常備してもらっていてよく注文をもらっていたが、関東方面に展開している各支店などはどうなるのだろうか。

これからもどんどん書店が消えていくだろう。そんな不安の中、出版の形ももっとやり方があるようにも思うのだが、なかなかそれが見えてこない…。

 

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