まいど、日本機関紙出版です。

〒553-0006 大阪市福島区吉野3-2-35
 TEL06-6465-1254 FAX06-6465-1255 

ゼミ生本販売18部! 大阪市に「慰安婦」問題解決意見書可決めざす運動スタート!

2009年02月27日 | 編集・営業ふらふら雑記

 昨夜は天満橋ドーンセンターの「大阪市会で日本軍『慰安婦』問題の解決を求める意見書を可決させよう! 2.26出発集会」にゼミ生本の販売に出かけました。久々の行商です。どれくらいの規模の集会なのかさっぱり想像もつかなかったので、まあ30部もあれば大丈夫だろうと手提げ袋に詰めて向かいました。

 会場に着くとちょうど実行委員会の人たちがまさに会議室のカギを開けようという所でした。中に入りざっと室内を見渡すと収容数は50人余りかと思われます。広いのか狭いのかよくわからないままに、とりあえず大阪AALAのY田さんに挨拶をしてデスクを準備、ほかの物販物と一緒に本を並べました。

 開会までしばらく時間があったので自販機コーナーに行きお茶を買おうとすると、どこかでお見かけしたお顔がありました。昨年、ナヌムの家に一緒に行った神戸のT花さんでした。しばし旧交を交わしていると、来週末には西大門刑務所跡地に作られる「慰安婦」問題博物館の起工式に参加されるとのことでした。実にお元気な方です。

 出発集会は6時半に黙とうで開会、まずDVD上映が行われる予定でしたが何らかのトラブルが発生したため、スケジュールを急きょ変更してすすめられました。宝塚市の意見書採択の経験、インドネシアの「慰安婦」訪問のレポートのあと、予定のものとは違った「慰安婦」証言のDVDを鑑賞、そのあと神戸女学院I川教授の「今なぜ『慰安婦』なのか」と題する講演、さらに龍谷大学のT塚教授の「真の解決のための立法に向けて」と講演が行われました。

 I川教授の講演は、「慰安婦」問題の特に世界的視野から見た現状と今後の見通しが語られ、マスコミ報道などの表舞台にはなかなか表れにくくなっている問題ではあるけども、実は問題解決へ向けていまこそいよいよ運動の広がり望まれているという点に確信を持てる内容でした。またT塚教授の講演は、「慰安婦」問題解決を目指す立法の実現が、今年の総選挙結果次第ではありうるのではないかと光明を強く感じる内容でした。

 さて会場はいつのまにか参加者でほぼ満杯になっていました。ざっと見た感じでは100人は超えていたようです。椅子が足らなくなり、開会前に座っていた私の椅子も提供、それでも立ち見であふれていました。もちろん配布資料も不足してしまいました。まあ、とにかく盛況な集会になったという感じで、この大都市大阪で「慰安婦」問題解決へ向けた意見書が挙がれば、それはとても大きな意味を持つことになるのは間違いなさそうです。

 さて肝心のゼミ生本の販売は、18部でした。他にも価格の安い販売品があったことを考えればまあまあ健闘ということでしょうか。ありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どんどんご注文を

2009年02月25日 | 新刊案内

 書店さん向けチラシ作りました。各方面にお送りしますので、御注文よろしくお願いします。特に兵庫方面の書店さん、ぜひ置いてやってくださいな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鶴彬の映画、ついに完成、3月末よりいよいよ公開へ!

2009年02月24日 | 行事のご案内&報告

 『反戦川柳作家・鶴彬』の映画「鶴彬 こころの旅」(神山征二郎監督)がいよいよ完成、3月末より上映されていきます。

 平和のために生き抜いた若き詩人の魂を名匠はいかに描いたのでしょうか。主な出演者は主演に池上リョウマ(新人)、鶴の恩師・井上剣花坊に高橋長英、その妻・信子に樫山文枝、ナレーターは日色ともゑです。

 3月29日(日)には鶴彬の故郷、石川県かほく市で〈鶴彬生誕100年記念祭〉として映画初公開と合わせて、作家の澤地久枝さんの講演会も行われます。

 詳しいことはコチラのHPでご覧ください。また映画の予告編が観られます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ケアマネ白書』、現在、追い込み中です!

2009年02月23日 | ただ今、編集作業中の本

ただいま、予約受付中です。よろしくお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新刊『9条が輝く兵庫をつくろう』―We Love Hyogo (2) 発行へ

2009年02月22日 | 新刊案内

 「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」は9月の県知事選に向けて、昨年2月に続けての第2弾目となるブックレットを発行しました(発売:日本機関紙出版センター)。今回は憲法9条に焦点を当て、9条と兵庫県政、9条と憲法県政をテーマに、「平和に生きる権利」の実現を兵庫県でいかにすすめていくかを座談会形式で問題提起、討論を行い、巻末には兵庫県下ですすむ軍事化の動きを資料としてまとめています。

『9条が輝く兵庫をつくろう』
We Love Hyogo (2)

憲法が輝く兵庫県政をつくる会編

A5判 72ページ 定価500円
ISBN9784889008555

3月2日発売予定

●もくじ

 はじめに

 座談会 9条を守る憲法県政の実現で兵庫から世界に「平和の力」を発信しよう!
  
     1.9条を守れ―取り組みの到達点をしっかり踏まえて
       
       問題提起 平和の追求権・監視権にも注目して/討論

     2.許されない―自衛隊、米軍の戦争準備を応援している井戸県政

       問題提起 兵庫県での戦争推進の動きをめぐって/討論

     3.非核・平和の兵庫県政を―「憲法を守れ」の力を合わせて―

       問題提起 改憲の流れに乗る井戸県政への注目を深めて

       問題提起 原水爆禁止世界大会で生きる力をもらった/討論

 資料編  

●ご注文、お問い合わせは以下にお願いします。

   1.憲法が輝く兵庫県政をつくる会  

   2.日本機関紙出版センターほか       

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うたごえ&フォーク in 蒲生洋食堂 第2弾!

2009年02月21日 | 丸ちゃんのギター&フォーク

 昨夜は再び、京橋・蒲生洋食堂にて「慰安婦」つながりのうたごえ&フォークの集いとなりました。新しい人たち、若い人も参加されて、5時間余り語り、歌い、呑みました。

 そんなに飲んだ記憶はないのですが、今朝は少し頭が痛く、気力が湧きませんが、仕事をしなければと出勤しました。左手の指先がギターを長く弾いたので痛い・・・。まあ、練習不足ということですが。

 政治の世界ではいよいよ麻生内閣退陣を求める声が身内からも出てきているようです。昨夜も面白い替え歌が紹介されていましたね。

 こちらこちらにブログに詳しい様子が動画付きでアップされています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1冊の本の力に感激しました。

2009年02月19日 | 編集・営業ふらふら雑記

 先日、『大阪民報』に「セクマイ関西」の大橋明日香さんが紹介されました。実は今朝、その記事を読んだという方から『大阪民報』経由で私の連絡先を知って電話がありました。今、近くにいるのでということでしたのでお会いしました。

 大阪府下にお住まいの男性で、年齢は60歳すぎくらいでしょうか、ゲイの方でした。私も「セクマイ関西」になにか協力したいと言われました。『聞きたい知りたい性的マイノリティ』の本ももちろん読んでおられましたが、こういう本が出たということにとても驚いたそうです。時代の進歩を強く感じられたそうです。

 若い時には「化け物」呼ばわれされたこともあったそうで、ずっと独身、まったく誰にもカミングアウトせずに生きてこられました。ほぼ私が初めてだと話されていました。相当の勇気を持って私に会いに来られたのだと思います。この本にはとても勇気づけられた、残りの人生を有意義に過ごしたい、とにかく私と同じような人がいるんだということがわかってとても感謝しているとおっしゃいました。

 お名前などは一切話されませんでしたので、私からも聞いてはいません。今後の連絡手段は一方的に私の方に電話をされるということです。これから「セクマイ関西」のような場があればぜひ参加したいとおっしゃっていました。

 そうですね、ありがたいことです。読者ハガキの返信ではなくて、読者ご本人がこうしてわざわざ訪ねて来られたということ。とにかく、あの本が全く見ず知らずの人たちを励ましているんだということに私は強く感激しました。

 なので、ぜひ早く重版に追い込みたいと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

関大を散歩した日②

2009年02月18日 | 丸ちゃんの私的時間

 せっかくなので関大散歩後半です。


そうなのだ。高松塚古墳発掘に我が母校の文学部
は多大な貢献をしたのだ。


ちょうどこの日は入学試験の日でした。お昼休み中。


法文学舎への坂道だが、当時この辺りにゲバ学生が
看板板や机、イスでバリケードを築きあげ、一般学生
が学内に入れずに、休講になった日もありました。彼
らは何を叫んでいたんだっけ? 思い出せん・・・。


正面の植え込み一帯はコンクリートと芝生で作られた
スタンドが連らなっており、昼休みにはそこでよく「歌う
会」をやっていましたね。まあ今で言うところの路上ラ
イブのようなもんです。


以前は大学生協があった場所はのんびりと東屋が
建っていました。


これが現在の生協が入っている建物。時代は変わった。


休みの日だったのであまりメニューは作られていな
かったが、関大ランチなんぞも、ビュッフェ形式で食
べるようになっています。


関大図書館がグランドだった場所に建てられたのは
もうかなり以前になりますが・・・。


学内から正門を通して外を見てみました。


かつては法文経商社工の6学部、今は11学部に。


関大前通り。正門から阪急の駅方面です。店もずい
ぶん替ってました。


社会学部学舎。千里山の高台にあるので上ると大
阪方面が一望できます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花粉症生活解禁日となる。

2009年02月16日 | 編集・営業ふらふら雑記

 うーむ、どうも昨日あたりからキテいるようです。花粉です。鼻がむず痒くなり目もなんとなく痒~いのです。それが今朝になると、完全に花粉症の症状が見事に花開きました!

 起き掛けにくしゃみ5回連続、鼻水ジュルジュル・・・。うーん、やっぱりやってきましたね、この季節。ハイ! すでに23年のお付き合いになります。根本的に体質改善するとか、耳鼻科に行って、最近はレーザー照射で治療するとか、というようななんかしてもらうとか、いろいろあるとは思うのですが、なかなかそこまでするのがどうも面倒くさい。
 
 出勤時、駅のコンビニでとりあえず今日は気休めに、鼻すっきり花粉対策用ののど飴を購入しました。効くんかいなあ?と思いながらも口に入れると確かに「スーッスーッ」という感じはあります。

 この時期、外出の仕事は嫌ですね。でも建物の中に篭ってばかりもいられないので、連続8回のくしゃみの後、仕方なく外へでたついでに薬を買いに行きました。いろいろあってどうなんよ!という感じですが、でも毎年購入している薬が「パブロン鼻炎カプセル」です。うん、これは私にはよく効きます。もしかしたら「買ってはいけない」・・・とかのリストに入っているかもしれませんが、まあ、効くということはそれだけ体にはよくないんでしょうけどね。

 ということで本日、わが花粉症生活が解禁されました。ハイ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

関大を散歩した日①

2009年02月15日 | 丸ちゃんの私的時間

 昨日といい今日といい、実に暖かなというよりは暑いですね。そんな暑さの中、今日は3時間余り散歩に付き合ってきました。先週も2時間余り散歩に出ました。

 ということでここではその時の散歩コース、母校の関西大学の最新情報です。

 家からJR吹田駅地下を経由して吹田市民病院前、さらに足を延ばして佐井寺あたりまでくると、かつて畑が広がっていた地域は完全に住宅地に変貌、戸建住宅、集合住宅が密集しています。当時木造の下宿長屋は立派なマンションに変わっています。そんな地域を抜けていくと大学の裏手に着きました。


うーむ、人工芝の立派なグランドができています。


野球部専用の練習施設か? 「強い関西大学」ねえ・・・


体育館も立派になった。体育の授業でしか利用しなかっ
たけど、今でも体育の単位取得に苦しむ夢をみます。


ふーん、オリンピック仕様ねえ・・・。どっかのアミューズ
メント施設みたいやねえ。

最近はテニスを空中でするんやねえ・・・。ようわからん。


かつてあった小ホールもすごいものに変身。学生自身
が学生向けに様々な公演をしていました。


文化系クラブやサークルの部屋が入ってる誠之館は
形はほぼ当時のまま。よくヘルメット&マスクに角材で
武装した学生たちにこの辺りを追っかけまわされてい
ましたね。でもなんであの人たちは薄汚い白衣をいつも
着てたんやろう? みんな工学部の学生やったんかな
あ? そういえばこの奥の部屋には角材がぎょうさん保
管されてましたよね。今はそんな学生たちの姿はもうな
いんかなあ・・・。


かつて所属していた関西大学混声合唱団・葦のサーク
 ルボックスがあった場所はきれいな植え込みになっていま
した。跡形もない・・・。今は誠之館内に移っています。


この白い壁の前に椅子を出していつもギター弾きながら
歌ってましたね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

町の将来はどうなるん? ―わが故郷を語る―

2009年02月14日 | 丸ちゃんの私的時間

 私の住んでる地元のあるニュースに「わが故郷を語る」として記事を書きました。ハイ。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 盆暮の帰省時は中国自動車道を西へ西へ。広島県に入り三次の次の高田インターで下りたところがわが故郷・広島県高宮町です。5年前に6つの市町村合併で安芸高田市になりました。北は島根県に隣接した山村で、主産業はたぶん農業でしょう。インターを抜けわが集落へ向かう途中、いつも寄る温泉が「高宮湯の森」です。温泉自体は相当古くから湧いていたものですが、現在のように整備され、広島市内など遠方からお客さんが来るようになったのは10数年前からです。なかなかいいお湯ですよ。ぜひ近くに来た際は寄ってみてください。

 温泉の隣には「ニュージーランド村」という牧場風テーマパーク(あちこちにあるらしいですが)があり、子どもが小さかったころはここにもよく行きましたが、去年8月に閉園しました。あっ、そうそう。大事なことを忘れていました。インターを出てすぐ隣に道の駅があり、そこにこの町唯一だろうと思われるコンビニがあります。町内のほかの場所でコンビニを見たことがないのでたぶん唯一だと思いますが、これ一つとってもいかに山の中かということがおわかりいただけるでしょう。

 さて、さらに車を約10分走らせると佐々部(ささべ)という地区にある実家に着きます。現在は83歳の父と84歳の母が住んでいます。父は年齢の割にはまだまだ元気です。母は背中・腰あたりの病気で外出が難しく、家事もかなり困難になっています。幸い長男(私より5歳上)が東広島市にいて、頻繁に帰り家事や農作業をしてくれているのでなんとかやっています。

 さて、「わが故郷を語る」と言っても30年以上前の記憶とその後の年2回帰省時の断片的な印象でしか紹介できないのですが、町内の様子は故郷を離れて33年になる私の感覚では、住んでる人はまあほとんど高齢者という村です。青年団などもあり、若い人もそれなりにいるようですが、小・中学校はいくつもが統合し、せっかく分校から昇格して単独校になった高校も廃校になるという状況で、町の将来はどうなるん?という心配はあります。都会に出たお前が何を言うかと言われそうですがね。

 家の前の道路の向こうは田んぼが広がり、その先の川をへだてた向こう岸の土地は狭く、すぐに山につながっています。田んぼはどんどん整備されて広くなり、稲作はほぼ機械化されてきました。小さい頃はこの田んぼで走り回り、サッカー、凧揚げ、冬には雪だるま、霜柱踏み、氷割り、水路で魚とりなどいろんな遊びをしたものです。もちろん流れる水は断然きれいでした。

 あるときすぐ上の兄、確か小学校4年生ぐらいのときでしたか、彼が自転車に乗って田んぼの脇の坂道を下ってるときに、誤って田植えをしたばかりの田んぼに自転車ごと突っ込んだことがあります。全身ズブズブの泥だらけで泣きながら家に帰ってきました。なんかいつも思い出す出来事です。

 田んぼといえば、よく仕事も手伝いました。春の田植え、夏の農薬散布、秋の刈り入れ・・・。田植えは腰が痛くなります。土のなかにはヒルもいます。苗をまっすぐ植えなければいけません。子どもには結構キツイ仕事でした。夏の農薬は暑さがしんどかったあ。全身を服で覆っているので暑い暑い。秋は刈り取った稲の束を持ちあげるのが重くて重くて。それに延々と広がる稲、稲、稲、稲、稲、稲です。1ha以上作っていましたからいつ終わるん?という感じでしたね。
 
 と、こんな調子で「わが故郷」について書いていくとキリがありません。いつの間にか紙数もなくなりそうなので、とりあえず終わりにします。いろんなこと、まだたくさんあります。またそのうち機会がありましたらお目にかかりましょうね。
 

 
 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「橋下知事、がんばってるやん」というあなたへ・・・

2009年02月14日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 12日夜、「潰すな大阪! みんな集まろう2・12」に参加、橋下大阪府知事の横暴を何とかしなくてはと、各分野の人たちが声をあげました。

 まず開会あいさつで日下部吉彦さん(音楽評論家)。

「支持率80%が彼を支えている。われわれが声高に言えば言うほど、80%の人たちを敵に回してしまうことになりかねない。その人たちを味方にするためにどういうやり方があるのか、それを考えなければならない。
 
 その1つが文化・芸術・教育はインフラなんだと考えることではないか。普段の生活の中でそのようなものは意識しないけど、ではこのようなものが無くなったら私たちの生活はどうんなものになるのか。実はそれが潤いであり生きがいだ。こういう視点から私たちはたたかいを考えなければいけない」


 続いて「ワッハ上方」館長、国際児童文学館を育てる会、障害者作業所所長、病院看護師、府立高校生によるシンポジウムでは、橋下知事の文化、障害者、医療、教育切り捨ての内容が詳しく話されました。


 さらに講演に立った二宮厚美さん(神戸大学教授)からは、橋下府政への厳しい断罪が宣告されました。

「80%の支持があると言うが、実はその80%の人たちは知事は誰でもいいということ。なぜならその人たちは過去30年間の大阪府政の行政のもとから追い出されていった人たちといえるから。たとえば学童保育に子どもを預けている人たちは知事の発言に注目している。それは生活と結びついているからだが、そうではない、大阪府のやることとは全く関係がない人たちの判断の基準はテレビ映り基本になってしまう。

 そう考えるとこの80%の支持というのはやむを得ない判断だということになってくる。その原因はメディアがちゃんと報道していないということが大きい。だから決してあきらめてはならない。

 じゃあどうすればいのか。知事が自分で辞めないというのなら、辞めるように包囲していくしかない。たとえば知事はWTCに大阪府庁を移転してゆくゆくは大阪府を無くし、そこを関西州の州庁とすると言う。でもこれを京都や兵庫、奈良、和歌山の人たちはどう見ているか。京都の人たちは笑っている。だからこんなことは絶対に実現できないこと。

 実現できないことをなぜ言うのか? 簡単に言えば関西財界に踊らされているということ。州は大企業中心の開発路線をとり、教育や福祉は市町村が担当し、国は国本来の固有の仕事である軍事や外交などに専念するというような構想だ。でもこれ自体が憲法違反。25条の実施が国の仕事なのにそれを行わないことを意味する。(中略)

 橋下知事の考えは「弱いものは強いものに従え」というもの。ジャングルの法則、バーバリズム、野蛮な法則、下品だ。文化が嫌いでコンプレックスを持っている。品のある文化が体質に合わない、だから切り捨てていく。

 でもこれは変わらない。じゃあ変わらなきゃ、辞めてもらうしかない。80%の人たちにどのように世論を作っていくか、それを考えなければいけない」


 集会はこのあと上方舞、弦楽八重奏、合唱など橋下知事が嫌いな文化行事が披露され参加者は暫しの憩いの時間を過ごしました。

 
 うーむ、何とかしなければ。私にできること何かと今も考えています。 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青春の命をキラキラ輝かせて明日へ~子どもたちのまなざし 21

2009年02月13日 | 土佐いく子の教育つれづれ

■私の話きいてください

 大学で「教育方法学」という講義を担当させてもらっています。その中で、今日の子どもの姿を知ってもらいたくて、作文を読んでいます。それを聞く時の大学生たちの表情が実にいいのです。ときには大笑いし、ときには涙して、すっかり子ども心に共感するのです。すると、そのうちに「先生、私も自由に書きたいことを書きたくなりました。読んでくださいますか」と作文を書いて持ってきはじめたのです。「ぼくも書きました」と次々と作文や詩、ときには小説なども届けられるようになりました。

 いじめを受けたときの辛かったこと、うつ病と闘ってきた話、リストカットをしていた胸のうちを書いた詩、祖父母との別れ、失恋の話、スポーツとの出合い、今夢中になっていること、ある書物との出合い等々、本当によく書いてきてくれたと思うほど、心開いた素直な文章に想いが宿っていました。
 
 何度も読み返して、一人ひとりにていねいに返事を書きました。そして、公表してよいものは、講義のときに読んであげるのです。

   ◆  ◇  ◆

  「ガラス」    達矢

「パリン」
音をたててガラスが割れた
集めてくれる人なんていない
今、上下左右から抑えこまれて割れたんだ
よく今まで耐えたなあ
本当にガンバッた
これからゆっくりどろどろに溶かされて
元の体に再生されな

   ◆  ◇  ◆

  「受け入れる」

逃げて逃げて
逃げて逃げて
気づいたら崖っぷち
どうしようもなくなって
崖下の水面に映る
自分の姿を眺める
これが今の私
何か世界が変わった気がする

   ◆  ◇  ◆

  六年前のこと   彰子

 私が下宿を始めた時から毎日欠かさずしていることがあります。それは、家を出る前と外から帰った後、祖父の仏壇に手を合わせることです。朝、どんなに時間がない時でも忘れたことはありません。


 こんな書き出しで始まる作文は、大好きな祖父の死に接して涙の一粒も流さなかった自分を責めつづけてきた六年間の胸のうちが切々と綴られてあったのです。
 
 この作文や詩をみんなに読んだ時の本人の感想です。

「今まであの詩を何人かの友達に見せたが、心から共感してくれた人っていなかったと思う。ほんとうは、誰かにわかってほしかったのに…。今日、作文とか聞いて、やっぱりみんな何かを抱えながら生きているんだと感じられて嬉しかった。そして、自分の作文が受講生の人たちに受入れられているという感覚になりました。『リストカットは死ぬためではなく、生きるためにしてるんだ』という先生の言葉嬉しかったです。そして、さらに自分を表現してみたいという気持ちが出てきました」
 
 彰子さんは「先生があの作文を読んでくれるのを聞いている時、今日初めて祖父のことを思って泣けました。六年間たまっていたものがすっと晴れた気がします」と書いてありました。

 青年たちも胸のうちを誰かに語りたい、受け止めてほしいと痛切に願っています。そして、自分が表現できたことで心が晴れたり、自分がリセットできたりして、前へ向って生きていけそうだと力が湧いてきているようです。
 
「今の大学生は…」などと言わせません。今も青春の命をキラキラ輝かせて明日をたぐりよせるため、懸命に生きている大学生との授業が実におもしろいです。

(とさ・いくこ 中泉尾小学校教育専門員・大阪大学講師)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恐るべし女子大生たちのゼミ旅行に同行!!

2009年02月12日 | 丸ちゃんの私的時間

 10日、11日と神戸女学院石川ゼミ4回生のゼミ旅行に寄せてもらいました。

 彼女たちとは一緒に韓国へ行き、本を作りました。彼女たちにとってはそれはたいへん大きなことだったと思いますし、私自身にとってもとても貴重な時間でした。

 彼女たちはこの4月から社会の様々な分野に出て行きます。わずか2年足らずの付き合いですが、ゼミ生たちの成長はスゴイものがあったと実感しています。何度も書きましたが、まさに恐るべし女子大生たちです! でもとても可愛い娘たちなのです。

 この先彼女たちがどんな人生を切り拓いていくことになるのかわかりませんが、時代と切り結ぶ大いなる歩みをと切に願っています。

ゼミ生たちが作った本。まだまだ在庫は充分あります。どんどん販売・普及にご協力くださいね。「慰安婦」問題解決は日本のこれからにとって避けて通れない課題です。


詳しくはコチラをご覧ください


ゼミ生たちと(10日、高山市内で。撮影:京都のF田弁護士)

 *なお、今回の旅行の詳細はコチラコチラコチラをご覧ください。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

散歩とお好み焼きでホームコンサート・・・

2009年02月08日 | 丸ちゃんの私的時間

 天気のいい日曜日、すぐ近くの岸部あたりで南米方面の現状についての学習講演会が開かれるとの案内を目にし参加したいと思ったのですが、いや今日はこっちが大事やということで2人で散歩に出かけました。目指すはわが母校・関西大学です。出発して家に帰るまで2時間半、よく歩きました。千里山という小高い所にあるので行きは登り坂、帰りは下り坂でした。

 家に帰ってすぐに、前々から誘われていた近くの知人宅のホームコンサートに行きました。お好み焼きを食べながらビール、ワインで乾杯、5時過ぎまでしゃべって歌いました。話が盛り上がり今度は吹田浜屋敷でミニコンサートを開くことになり、さっそく会場を予約してもらいました。5月3日、なんとも微妙な日ですが、とりあえず日を決めました。


フルート&ギターでF田夫妻


「我が窮状」を歌いました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする