今年が治安維持法制定100年になるということで、京都の本庄豊さんからの依頼を受け出版をすることになりました。原稿執筆は京都で何年間にわたって治安維持法と京都の犠牲者について研究をしてきたメンバーの方たち。京都学連事件や滝川事件などさまざまな弾圧事件を通して、京都の学生や若者たち、そして河上肇、山本宣治、住谷悦治、谷口善太郎、中西伊之助など京都に深いかかわりのある人たちにどのように治安維持法が襲ってきたのかがリアルに語られます。
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今も昔も学生たちでにぎわう京都の街だが、かつて戦争へと突き進む道に対して、反戦・抵抗に立ち上がった多くの学生や若者たちがいた。しかし天皇制国家が作った治安維持法が無慈悲に襲いかかり多くの悲劇が生まれた。
治安維持法制定100年の今年、掘り起こされた知られざるエピソードが、私たちを未来へとつないでいく。
【京都関連治安維持法犠牲者名簿CD付き】
【もくじから】
第一部 座談会 京都で考える治安維持法100年とこれから
原田完/井口和起/岡田知弘/勝村誠/本庄豊/薮田均男/佐藤和夫
第二部 治安維持法の実態と抵抗した京都の人々}
第1章 治安維持法下、人間の尊厳・人格・人権を全面否定した凄惨で違法な拷問の実態
第2章 歴史の逆流に抗して自由を求めた人々
第三部 レジスタントの京都Ⅰ 治安維持法違反事件
第1章 京都学連事件
第2章 滝川事件
第3章 第二次大本教弾圧事件
第4章 捏造された「京都人民戦線事件」
第四部 レジスタントの京都Ⅱ 弾圧された人々
■編者 京都治安維持法研究会
■定価 1980円(税込)
■判型/頁数 A5判 ソフトカバー 256頁
■発行日 2025年7月25日
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