知っていますか? 100人が集まればそのうち3人~7人は異性愛者ではないことを。
誰のまわりにも必ず存在している「性的マイノリティ」。同性愛、性同一性障害、バイセクシュアル、インターセックスなどの多様な性のあり方が自然なのに、現代社会では、これら「性的マイノリティ」に属する人たちに対する差別、偏見、誤解は多い。そして男女のカップルという異性愛が基準となっているなか「性的マイノリティ」が感じる生きづらさ・・・。この本では多様な性のあり方のひとつである「性的マイノリティ」の人々の現状と権利の確立、そして、誰もが自分らしく、自由に生きられる社会について考えます。
●編者 杉山 貴士(すぎやま たかし)
1974年生まれ。明星大学教育学科卒業後、自由の森学園中学高校人間生活科教員、京都精華大学大学院修士課程修了。群馬県医療系専門学校教員を経て、横浜国立大学大学院博士後期課程。兵庫民医連職員。大学院博士課程では台湾性別平等教育を研究。2004年10月~12月までアメリカ・ボストンのレズビアン・ゲイユースサポートセンター「Boston GLASS」でインターンシップを行ない、Bates College客員研究員に。2006年度前橋市男女共同参画審議会委員。東京レズビアン&ゲイパレード2006(TLGP2006)では、シンポジウム「人権教育における性」司会。
●執筆者のみなさん
*杉山 貴士(兵庫民医連・診療所事務長)
*宮本たけし(元参議院議員)
*高柳美知子(〝人間と性〟教育研究所所長)
*谷川 智行(医師)
*大橋明日香(ショットバー店長)
*金子真知子(大阪府立高校教諭)
*永野 靖 (東京南部法律事務所弁護士)
*加茂 京子(日本共産党中央委員会文教委員会)
*舘野 裕子(『しんぶん赤旗』記者)
*都築 正美(公立高校国語科教諭)
*日本共産党セクシュアルマイノリティ後援会TOKYO
●主な内容
第1章 人権、運動を語り合う
第2章 性的マイノリティが語る、生い立ち、家族、職場、政治
第3章 性的マイノリティと政治、法律、教育
第4章 対談・性的マイノリティを取材して
資料編
●定価1500円(税込) A5判 200ページ
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