まいど、日本機関紙出版です。

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6月末刊行予定! 『聞きたい 知りたい 性的マイノリティ』―つながりあえる社会のために― 杉山貴士編

2008年05月31日 | ただ今、編集作業中の本

 知っていますか? 100人が集まればそのうち3人~7人は異性愛者ではないことを。

 誰のまわりにも必ず存在している「性的マイノリティ」。同性愛、性同一性障害、バイセクシュアル、インターセックスなどの多様な性のあり方が自然なのに、現代社会では、これら「性的マイノリティ」に属する人たちに対する差別、偏見、誤解は多い。そして男女のカップルという異性愛が基準となっているなか「性的マイノリティ」が感じる生きづらさ・・・。この本では多様な性のあり方のひとつである「性的マイノリティ」の人々の現状と権利の確立、そして、誰もが自分らしく、自由に生きられる社会について考えます。

●編者 杉山 貴士(すぎやま たかし)
 1974年生まれ。明星大学教育学科卒業後、自由の森学園中学高校人間生活科教員、京都精華大学大学院修士課程修了。群馬県医療系専門学校教員を経て、横浜国立大学大学院博士後期課程。兵庫民医連職員。大学院博士課程では台湾性別平等教育を研究。2004年10月~12月までアメリカ・ボストンのレズビアン・ゲイユースサポートセンター「Boston GLASS」でインターンシップを行ない、Bates College客員研究員に。2006年度前橋市男女共同参画審議会委員。東京レズビアン&ゲイパレード2006(TLGP2006)では、シンポジウム「人権教育における性」司会。

●執筆者のみなさん
 *杉山 貴士(兵庫民医連・診療所事務長)
 *宮本たけし(元参議院議員)
 *高柳美知子(〝人間と性〟教育研究所所長)
 *谷川 智行(医師)
 *大橋明日香(ショットバー店長)
 *金子真知子(大阪府立高校教諭)
 *永野 靖 (東京南部法律事務所弁護士)
 *加茂 京子(日本共産党中央委員会文教委員会)
 *舘野 裕子(『しんぶん赤旗』記者)
 *都築 正美(公立高校国語科教諭)
 *日本共産党セクシュアルマイノリティ後援会TOKYO 

●主な内容
 第1章 人権、運動を語り合う
 第2章 性的マイノリティが語る、生い立ち、家族、職場、政治
 第3章 性的マイノリティと政治、法律、教育
 第4章 対談・性的マイノリティを取材して
 資料編 

●定価1500円(税込) A5判 200ページ 

●お問い合わせ、お申し込みは、こちらへお願いします。

   


 

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保健婦さんの前で「ハイ、わかりました」と少年のように返事をしました。 

2008年05月30日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル
 朝、出勤と同時にさっそく社会保険福島健康管理センターに向かった。診察室に入ると、医師が健診結果を見ながら状況を説明してくれた。要は体重が昨年よりも3㌔増えたのが血液にも表れているということ。運動不足、カロリー摂取過多。これが原因らしい。生活習慣アンケートを渡され、記入したら保健婦さんの指導を受けるようにと言われ外に出る。アンケートに記入し提出、しばらくすると名前を呼ばれ美人保健婦さんの前に案内された。
 全体としては、今すぐどうこうなるという状態ではないので心配はないとのこと。主に運動をすること、食事を食べ過ぎないことを優しく説明される。「ハイ、わかりました」と少年のように素直に返事をする。いくつか具体的なやれそうなアドバイスもしてもらった。「要治療」ということだったのでどういうことになるのかと多少の不安もありながらやって来たのだが、それほどのことでもなく、「じゃあ、また来年の健診でどうなっているか、それまで経過を見ましょう」と言われて美人保健婦さんの指導は終わり、診察料370円を払い外に出た。まあ、これをきっかけに意識した生活を過ごすことが大事なようで、そうすればそれなりに成果が出てくるのでしょう。まあ、また来年も美人保健婦さんに会えることを期待して?!1年間がんばりたいと思ったのであった。
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悲しいワンランクアップ・・・。

2008年05月30日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル
 先週の健康診断・メタボ検診の健診結果が送られてきた。
 メタボ関係はまったく異常はなかったが、前回まではいつも「要経過観察」だった高脂血症が「要治療」にワンランクアップしたではないか。(LDL-CHO=171)おおっ、なんということか! 脂質検査に異常があるのですぐに精査や治療が必要なので、医療機関に出向きなさい。さもなければ命の保証はないとのことである。いつ血管が詰まって心筋梗塞や脳梗塞になっても知らないぞという状態になってるのか?  
 それにしてもなぜこうなのか。あまり自覚できる原因が見当たらないので不思議ではあるが、まあ、改善すべき点がいろいろあるのだろう。明日、さっそく出向くとしよう・・・。
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お待たせしました! 『反戦川柳作家・鶴彬』重版出来上がりへ!

2008年05月29日 | 現在おすすめの本

 『反戦川柳作家・鶴彬』(深井一郎著)の重版(第3刷)が出来上がってきた。
 修正箇所が何ヵ所かあり、おまけに製版システムが今のシステムになる前に初版が出た本なので、いろいろと手間がかかったものである。鶴彬の生地・石川県を中心に映画化が決定、この9月クランクインし、来春3月から公開される。監督はあの「北辰斜めに射すところ」の神山征二郎氏。一応この本が原作本になるので各方面から問い合わせがあり、ようやくこれで何とか対応できることになった。

深井一郎著 
四六判228ページ
定価1365円
ISBN978-4-88900-810-4

詳しい内容はこちらから


 

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「慰安婦」問題、私は何ができるか・・・。

2008年05月28日 | 編集・営業ふらふら雑記
 昨日火曜日は3連休明けの出勤。月曜日も所用があって休んだのだ。
 デスクの上に懸案の再校ゲラがあがってきていた。各方面から突っつかれていたものである。さっそく編者にメールを送り状況を報告。必要部数をコピーし取り急ぎ送らねばならない人たちに発送の手配をする。注文品も出庫作業をし発送する。夕方から学習会があるのでその準備、その他ナンヤカンヤしているとあっという間に時間が過ぎてしまった。
 7時からの「慰安婦」問題シンポ実行委員会に少し遅れて出席、若い人たちの参加が増えていてうれしい。シンポの最後の提案事項をめぐって意見がいろいろ出るなか、さて自分は何ができるのかと、新たなテーマを突きつけられた会議となる。例によって実行委員会のあとはT内さんの案内で、天六商店街の裏通り方面に吸い寄せられ、ほぼ全員が居酒屋「信長」の2階和室の人たちとなったのである。
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修学旅行生たちの冷ややかな視線を浴びながら、中高年フォーク愛好家たちが・・・。

2008年05月26日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 京都の夏の風物詩、宵々山コンサート。昨日はそのプレイベント、高石ともや歌マラソンを聴きにJR京都駅まで出かけた。この土日の2日間、京都駅前広場で各6時間の無料ライブである。京都駅が新しくなってはじまったイベントで、本番の宵々山コンサートの事前宣伝という感じである。この日は、高石さんが以前にNHKのテレビ番組で行った西国三十三所めぐりの中で作った奉納曲33曲を中心に約80曲を演奏、次々と駅に集まってくる修学旅行生や観光客、外国人、通行人たちの「なんじゃ、この集まりは?」という冷ややかな視線をまったく気にすることなく居座り続けた200人余りの中高年ファンを楽しませた。
 今年の宵々山コンサートは7月13日(日)午後3時半から京都円山野外音楽堂で開かれる。

 


高石ともやさん


詳しくはこちら


6月に刊行されるソングブック「巡礼歌集」(CD付)。さっそく申し込んだ。

 

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大阪は南河内のある自治体の話です!

2008年05月24日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル
 職員(すでに懲戒免職)にセクハラをされたとして、生活保護利用者の女性から訴えられ賠償金を支払った羽曳野市が、支払った賠償金(裁判費用などを支払った後のもの)は収入に当たるとして、その女性が受け取る保護費を減額し、さらに元職員に国家賠償法によって賠償金相当額を市に対して支払わせていたという(「朝日」5月24日)。
 担当の福祉総務課長のコメントが載っていたが、いったいどういう感覚の人なのだろうか。被害者の気持ちを考えるということはないのでしょうね。まあこれもトップの姿勢の反映でしょうが。どうしようもない羽曳野市ですね。終わっていますよ!! これって結局は、女性に対して謝る気持などなかったということなんやね。
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福島区鷺州の食パン屋さんでニコニコ顔の店員さんに迫られる!?

2008年05月23日 | 編集・営業ふらふら雑記

  大阪トーハンへのいつもの納品ルート。鷺州の福島社会保険事務所辺りに来るとパンの匂いが漂ってきた。見るとパン屋さんが新しくできている。店のカンバンは今風のなかなか洒落たものだが、どうも店内の様子がパン屋らしくない。外から見ると大きなパン焼き機らしきものと食パンらしきものが棚にずらっと並べられているのが見える。お客さんがまったくいないので入ろうかどうしようかと逡巡していたところに、ちょうど2人のご婦人がやってきた。店の中に入ろうとしていたので、釣られて後から入ることにする。が、なんと、玄関入る即食パン棚&店員さんの顔という感じで、入ると目の前に食パンをずら~っと並べた棚があって、女性の店員さんが「いらっしゃいませ~」と声をかけてきた。店長らしき男性と名刺交換なんぞをしているご婦人2人を横目に見ながら、パンを選ぶ余裕もなく、さあどうしますか?という感じで迫られた。「えっ? あー、そのー」と店内を見渡すが、目の前の食パンしかない!! 「じゃあ、1つください」と答えると「ハイ、ありがとうございます」とニコニコ顔の店員さん。そうなのだ、ここは食パンしか売っていないパン屋、いや食パン屋であったのだ。1.5斤の大きさの食パンしか売っていないのである。500円、500円の食パンである。うーむ、としばし唸りながら代金を払った。

 触ってみると実に柔らかい。フワフワだ。焼き上がったばかりのようで温かい。家に持って帰り切ってみる。柔らかいが決して崩れることなく普通に切れた。何もつけずにトーストしなくてもうまそうに見えるが、とりあえずオーブントースターに入れてチンする。うん、美味~い!! これまで食べてきた食パンと称するのもはいったい何だったのかと叫びたくなるぐらいの美味さである。お店でもらったチラシを見ると「バター、生クリームをたっぷり使用し、保存料や卵は使用していない」とある。なるほど、なるほど・・・。福島区と北区一部は無料配達とある。おお、やる気やねえ。発送もしてくれるそうだ。また今度、買いに行こう。

 食パン工房 ラミ L’amie
 553-0002 大阪市福島区鷺州1-5-17 TEL&FAX:06-6450-1976

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月刊『宣伝研究』6月号は機関紙協会大阪の総会議案特集号!!

2008年05月22日 | 月刊誌「宣伝研究」、「教宣調査資料集」

 「なくそう貧困・格差拡大、憲法9条、25条活かす宣伝強める年に」が新年度方針です。総会は6月6日(金)午後6時半から大阪機関紙会館です。ゲストにフォークシンガーのかわさきゆたかさんをお招きし〈憲法9条ミニライブ〉を行います。また会場には先ごろ訪れた中国の上海・南京の戦跡紹介パネルを展示、また機関紙コンクールの作品投票も行います。どうぞ、ふるってご参加を!

 特集記事以外では大阪・堺市の金蓮寺の「慰安烈婦之供養総墓」と「靖国廟」の取材記事に注目です。世の中にはいろんな人がおられるものです。

詳しくはこちらを。

 


高さ約3mの「慰安烈婦供養塔」(堺市・金蓮寺)

 

 

 

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健康診断に行った。メタボとは今のところ無縁なようで。

2008年05月22日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル
 福島健康管理センターへ健康診断に行ってきた。とても混雑していて受付まで20分待つ。あのメタボ検診付きのヤツである。空腹時、お腹周りは75㎝、身長170.5㎝、体重60.3kg。やや痩せているか。聴力検査左耳で高音が聴き取れないぐらいで、ほかには今日のところは異常なし。まあ、後日の結果を見ないとわからないが。一般メニューなので、それ以外のところにどんな問題が潜んでいるのかはわからない。そのうち個別検査も必要になるかも・・・。
 とりあえず、胃袋がバリウムだけの状態なので腹が減った。何かを入れなければならない。仕事はそれからということで。
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年長さん、包丁持って自分で切った野菜の味は?~給食室から見た子どもたち⑭

2008年05月21日 | 給食室から見た子どもたち

 うみ組さん、4月になったトタン、何か違う。「顔かなー」「声かなー」、身体の動きかなー。
 その新そら組さん、朝一番元気よく「お手伝いにきました」と給食室にやってきた。そら組さんの1年の活動が始まった。調理実習だ。
 はじめは玉ねぎ、ごぼうの皮むき、次は人参、大根のイチョウきり、えんどう豆の皮むき、キヌサヤのすじとりなどなど。
 6歳児に包丁を持たせるのは少し怖い気がするが、年長になり「ヤルゾー」と張り切っているこの時期、最適なのだろう。自分が切った人参が入った和え物の味はいかが。私は時間もかかるし、邪魔になるし、子どもたちには何もさせず、ついつい自分でやってしまっていた。興味もあった時期もあったろうに。
 〝孫には包丁を持たそう〟とまたまた反省させられた出来事でした。(ほづみ保育園・中尾和子)

 

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月刊『教宣調査資料集』6月号は〈遅れる温暖化対策データブック〉です。

2008年05月21日 | 月刊誌「宣伝研究」、「教宣調査資料集」

 6月は食糧の安全サミット(3日~5日、ローマ)を皮切りに、G8サミットが日本で開かれます。国会は15日が会期末予定、27日~29日は子ども環境サミットが札幌で開催。スペインでは「水と持続可能な開発」をテーマにサラゴザ万博。15日は父の日、23日から7月にかけてウィンブルドンテニス選手権。季節は梅雨に入ります。
 詳しくはこちらへ。

 

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第44回全関西機関紙・広報・ミニコミコンクール 作品募集中!!

2008年05月21日 | 行事のご案内&報告

 平和を守り豊かな暮らしを願って発行される草の根ジャーナリズムの活動を激励し、大いに評価するコンクールです。機関紙をはじめとしたさまざまな宣伝媒体を応募して、評価を受けてみませんか。どなたでも応募できます。
 また、ボランティア審査委員募集中です。あなたの批評が編集者を励まします。
 詳しくはこちらへ。 


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出版業界この1年、アバウトに見ると・・・

2008年05月20日 | 編集・営業ふらふら雑記

 『出版ニュース』(2008年5月中下旬号)に『出版年鑑』(2008年版)の概要が載っている。このうち実感的に捉えられる数字を見ていこう。
 
 ・2007年の出版界の総売り上げは前年比2.8%減。
 ・よく売れた本は『女性の品格』(坂東眞理子)が200万部突破、『ホームレス中学生』(田村裕)、『鈍感力』(渡辺淳一)などがミリオンセラーに。
 ・新刊発行点数は80595点。365日で割ると毎日220点の計算になる。膨大な点数だが、これでも近年は減少傾向にある。このすべてが書店で売られるわけではないが、これでは苦労して出した新刊も完全に埋もれてしまうわけだ。
 ・新刊1点の平均定価は1107円。書籍の返品率は40.3%。
 ・出版社数は前年より52社減り4055社。この10年間では600社弱が減った。東京に77%が集中、大阪が174社、京都が135社と続く。資本金1億円以上が260社あるが出版専業はその約1割程度と推定される。多くは500万円~1000万円の資本金規模。
 ・従業員数は10人以下が2137社、201人~1000人は126社。
 ・年間出版点数で10点以上出している出版社は1091社。うちの場合は5点だったので、あと倍以上働かなくてはならないということか・・・。前年2点のところが10点になったりしている出版社もあるので、まあ不可能な数字ではないか。逆に大きく減ったところもあったりで、いろいろあるんでしょう。

 
 

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冤罪被害者が語る事件の真相――証言集会に参加

2008年05月19日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 昨日は午後、西九条で開かれた「えん罪被害者が真相―なくそうえん罪、救おう無実の人々 関西市民集会」に参加した。えん罪被害者の救済にあたる関西各府県のの国民救援会などが呼び掛けたもので、8つの事件の被害者本人・家族が一同に会し、事件の真相を語るという初めての集会である。来春からの裁判員制度、取り調べの可視化問題などを背景に関心が高まるなか、400人以上の参加者で会場は満席、テレビ取材も入った。


「オヤジ狩り事件」の被害者・支援者を中心に

 2人の無罪が確定した「大阪地裁所長オヤジ狩り事件」や「高石小学校強制わいせつ事件」など現在審理中、再審請求中の被害者の語る事件の真相の数々は驚きである。ある日突然、何の関係もないのに刑事がやってきて無理やりに連れて行きそのまま警察署に「監禁」され、脅しと暴力にさらされ自白を強要される恐怖の実態に会場内は静まりかえり、あちこちに涙をぬぐう人たちの姿も見られた。語られる証言とビデオ上映で今の日本の警察・検察・司法制度では、取り調べ室の嘘と虚構の世界に引きずりこまれ犯人に仕立て上げられるということが誰の身にも起こりうるという現実が明らかにされた。決して他人事ではない現実の恐怖。

 たまたま当番弁護士であったために「オヤジ狩り事件」を担当、被害者少年たちの「僕は何もしていない。無実だ。自白もしていない」という姿に励まされ何日も拘置所面会に通ったと語る弁護士、獄中生活29年間の後仮出獄し再審開始を求めて闘ってきた「布川事件」被害者の心を歌う歌手の野田淳子さん、鹿児島・志布志事件の「踏み字」被害者として各地で警察取り調べの可視化を訴えながらキャラバンを行っている川畑幸夫さんなども登壇、えん罪被害者の救済と支援を訴えた。


警察の取り調べマニュアルの一部。

嘘でもいいいからとにかく「自白」させろ――。

 


 

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