まいど、日本機関紙出版です。

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出版決定!『政党助成金、まだ続けますか?~安倍自民党本部主導選挙・河井議員夫妻の 「1億5千万円買収事件」から』(上脇博之・著)

2021年01月18日 | 新刊案内

今月21日(東京地裁)と来月21日(広島地裁)で河井克行・案里議員夫妻の〝多数人買収〟事件関係の判決が出ます。

2人の事件に使われた1億5000万円のほとんどは政党助成金という国民の税金!。この買収を主導したのは、安倍・菅・二階ら自民党本部ですが、彼らは未だに何の説明責任も果たしていません。

政党助成金は、26年前から「政治腐敗防止」を表向きの理由に、毎年320億円が消費されてきましたが、「政治とカネ」の問題は一向に無くなりません。

コロナ禍の下、まさにこんな税金の象徴的無駄遣いは、もういい加減に止めるべきではないでしょうか?

「政治とカネ」の専門家、上脇博之さんに政党助成金がなぜ問題なのか、とても分かりやすく説明してもらいました。

判型/A5判 ソフトカバー 
頁数/146ページ
定価/本体1200円
出来/1月27日
発売/2月5日
ISBN/9784889009910

◎詳しい内容はこちらです

◎Amazonでも予約開始です

 

 

 

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2021/01/16

2021年01月16日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル
昨日は午後から大阪府関係職員労働組合が取り組んでいる「もはや限界に! 保健所は緊急事態〜大阪府の保健師、保健所職員増やしてキャンペーン」の署名提出記者会見に出席した。話を聞いて、保健所はまさに新型感染症から府民を守る防波堤そのものだと強く感じた。そしてそれは保健師さんたちの昼夜を違わない限界ギリギリの献身的奮闘によって、支えられている。

画像の表はある保健師さんの昨年4月の勤務時間記録。土日は無し、深夜退勤の長時間労働の連続で月の残業時間は過労死ラインに迫る。保健師さんが語る現実に心が痛くなる。

大阪府の保健所はこの20年間で3分の1以下に減らされたが、それは全国でも同じ(画像)。だから今、大阪府で起きていることは、全国でも、特に大都市圏でも起きていることなのだ。政府が新自由主義的政策を背景に、激しい公務員削減攻撃を行なってきたことの結果で、それが感染症対策を担っている保健所を、決壊寸前の防波堤状況に追い込んでいるのだ。

保健所が減ってくると、保健師さんの仕事のあり方にも変化が起きたのかもしれない。市民から保健所の姿は見えにくくなり、「保健所って何をするところ?」というのが、この間の私たち一般市民の保健所観だったのではないか? ところがコロナ禍で突然、保健所が注目されることになった。しかし実は、厳しい職員削減の下でも保健師さんたちは一般には見えないがとても大事な仕事で社会と人々を営々と支え続けていた。それは記者会見で発言された3氏の内容にも明らかだ。
 
このキャンペーンの趣旨は2つ。①大阪府の職員定数を増やし、保健師の計画的な採用と増員、保健所職員の定数増を求める。②都道府県の保健所数と機能を強化するための施策を求める。まさにその通りだ。ところが大阪府には職員数管理目標という職員定数の上限を5年ごとに見直すという決まりがあり、2022年度までは8465人となっている。これを府民の声でいかに突破していけるか、それが問われている。

ということで保健師さんたちの本を作ることになりました! 大阪府関係職員労働組合/編の本です。労働組合編著の本は実に久しぶりです。出版されたらぜひお読みください











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土佐いく子の教育つれづれ~30年前の教え子からの電話 コロナ禍で人恋しくて

2021年01月12日 | 土佐いく子の教育つれづれ

 人と人とが気楽に会えないコロナ禍だからか、人恋しくてメールや電話、手紙が頻繁に届く。夕べも30年前の教え子の親子からの電話だ。立派に仕事をし母親を引き取って同居することになったと言うではないか。

■波乱万丈の親子

 修学旅行の朝、まさみがまだ来ていない。担任を外れてはいたが、朝から親子で大喧嘩と言うので、私が自転車で飛んで行く。修学旅行には行かせないと大声で怒鳴る。ずいぶん押し問答したが、決着がつかず、えーい、仕方ない。「私が責任持って連れていくからね。まさみ、先生といっしょに行くで」と連れ出す。現地に着いてすぐに昼食。まさみは隣のクラスにいるのだが、お菓子の袋を下げて私の所にやって来て「これ母さんが土佐先生にあげろって」。夕べもこの話で大笑い。波乱万丈の親子の人生だ。

 初めて担任したのは、三年生の時だった。初めての図工の時間、外へ出て花のスケッチをした。その時、まさみはみんなから離れて一人、土の上をはうような格好で、お尻だけ上げて、たんぽぽの花を30分近くも集中して描いていた。言葉遣いが荒く、すぐに手が出る足が出る、授業中に居眠りはするし、兄の万引きにはついて行く、あのまさみの本当の姿を見たと思った。この子は育つと実感。

 家庭訪問は来るなと言うが、何度も足を運び「お母さん、話したいことがあるんです。まさみ、この頃がんばっているから、その話ぜひ聞いてほしいから、明日5時半に来ます」。翌日、またすっぽかされるかと思いきや「家の中は汚いから入るな」と軒下での訪問。

 「この子はいらん子や。男だったら産んでもよかった」とまさみの目の前で平気で言う。「お母さん、この子産んで良かったと思う日が必ず来ますよ」と言った通り、この子の世話になるようになって同居。「先生の言うてた通りやなあ」と夕べも二人で大笑い。

 まさみは生活に足をつけて生きている。新しく習った漢字で文を作る時、「わたしはこの間、電球が切れたから、つけ変えました」(球を習ったので)。「根」を習うと「この前、きゅう根が出ていたからもとの土の中へうめてあげました」。「皮」を習うと「二年のとき、姉ちゃんと玉ねぎの皮をむいていて、目にしみました」。命あるものに心寄せ、生活者として実にたくましく生きているではないか。クラスの仲間のまさみを見る目が変わってきた。

 私が出張で学校を休むと言うと、走ってきて「休むんか、休んだらあかん」と服を引っぱって甘えてくるようになったのが嬉しかった。

 そんな矢先の万引き事件。体を引き寄せて「まさみ、先生がまさみのこと大好きって知ってるやろ、その先生をこんな悲しいめにさせて、まさみはあかん」とそれだけ言うと、めったに涙など見せぬ子が大粒の涙をポタポタ落として泣き続けた。この子は大丈夫と思ったあの日が昨日のことのようだ。

 二学期の個人懇談会。また親は来ないと言う。学校には兄たちが悪いことした時だけ呼ばれるから学校は嫌いという。手紙を書き電話をかけ、必死に誘ったが、一番来て来てと言ったのはまさみ本人だった。約束の時間を1時間も過ぎた頃、つっかけの音がして、教室に入るなり「遅くなりすみません」ではなく「先生、うちの子、賢いやろ」だった。あんな子いらんと言いながらも、わが子が目の前で賢くなっていく姿を見れば、やっぱり母ちゃん嬉しくて学校に来るんだ。

 しかし、波乱万丈はまだまだ続く。母親が家政婦をすることになり夜、家を空ける日が度々あり大騒動。まさみがご飯を炊き、洗濯もし、布団もあげて、実にけなげに家事をやっている。しかし、冷蔵庫は空っぽ。一緒に買い物に行くと「先生とまさみ、ほんまに親子みたいやなあ」と言う。持って行った肉じゃがだけ渡して、あとは自分たちでやるんだよと言って帰った。

 一生面倒みれるわけではないので、どこまで援助したらいいかと心が揺れる。9時頃、戸締りをして布団もちゃんと敷いて寝るんやでと電話すると、「先生、あのじゃがいもおいしかったわ。残ってるやつ朝も食べるわ。先生、風邪なおったか」と優しい女の子の声がした。

 今、まさみは、地に足をつけ働き、家庭を持ち、母親も引きとってたくましく生きている。

(とさ・いくこ和歌山大学講師)

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出版決定!『山旅ときめき紀行――山は愉しみに満ちている』(渡辺国男・著)

2021年01月08日 | 新刊案内

今年最初の新刊は山の本です。著者の渡辺さんは昨春に『ドキュメント「森友事件」の真相』を小社から出版されてますが、登山歴も長く、深田久弥の日本百名山に留まらず昨年74歳にして日本三百名山を踏破されました。その経験の中から、特に心に残った山旅を厳選して本書にまとめました。山好きの方、必読の本です。ぜひお読みください。

著者/渡辺 国男
判型/A5判 ソフトカバー 
頁数/292ページ
定価/本体1500円
出来/2021年1月21日
発売/2021年1月30日
ISBN/9784889009003

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電車トラブルで不味い朝定食に出会う

2021年01月06日 | ツイッター
新年出勤2日目。9時に高井診療所で頸椎治療の電気療法。お代は330円。終わって家に帰り準備して吹田駅に向かうが、電車がトラブルで来ない。

仕方なく朝ごはんということで、駅下の和食チェーン店に行き和食の朝定食を注文。期待はしてなかったが、その予想に違わずメニュー写真とは大違いの、美味しくない定食が出てきた。おまけにこの寒い日に出されたお茶は冷たい麦茶!悲しい。失敗だったな。食べると体が温まるのでとにかく口に入れて駅に戻ると電車は動いていた。やれやれである。

出勤するとマイナンバー本②の注文電話。20部送って欲しいと嬉しい内容。今日掛かってきた電話はほぼこの本の注文。なかなかの書評効果でありがたい。

次の新刊校正を著者とやり取りして校了に追い込む。明日、印刷所へ入稿だ。今年1冊目の新刊となる。その後も急ぎの注文が入ったりで処理に追われていった。
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