まいど、日本機関紙出版です。

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又吉盛清氏の講座に参加して~観光もいいけど歴史をしっかりと継承したい

2017年07月20日 | ただ今、編集作業中の本

一昨日は公開講座「台湾植民地支配と日本国近代化の諸相」に参加した。

主催は神戸女学院大学文学部総合文化学科だ。講師は又吉盛清氏(沖縄大学客員教授)。

又吉先生は、琉球沖縄人の台湾植民地体験を沖縄の近現代史に位置づけ、沖縄人の加害責任を踏まえて自らの歴史認識と責任を明らかにし、これからの台湾・中国・韓国朝鮮・東アジアとの善隣友好の平和的な関わり方を模索して来られた方だ。

ところで日本の最初の対外戦争は、日清戦争だという認識が一般的だが、実はそれより以前に日本軍は台湾に戦争を仕掛けている。1874(明治7)年の台湾出兵だ。これが明治政府の初めての海外派兵で「琉球処分」へと発展していき、さらに日清戦争から台湾植民地化へとつながっていった。

この講座に参加されてたある旅行社の方が言われてたが、今は日本人の海外旅行は中国や韓国は人気がなくて、台湾への観光客が増えているそうだ。さまざなま事情を思うに、その背景がかなり意図的に作られているような気もするが、そうなっている現実も理解はできる。

台湾への観光、いいじゃないかと思う。台湾は親日的、日本語を知ってる人がいる…などあるのだろうが、じゃあなぜそうなのか、またはそう感じられるのか、その背景を知っておいたほうがより友好は深まるんじゃないだろうか。

しかし、誰がなんと言おうと、台湾が日本の植民地だったこと厳然たる歴史の事実で、観光に行くにしてもそのことは少しでも頭の中に入れておいたほうがいいと思う。足を踏んだ方は忘れてしまうが、踏まれた方は決して忘れることはない。

また最近は出版物でも、「台湾の近代化に日本は功績を残した」「台湾と日本の架け橋となった人たち」等々をテーマにしたものが多く見られるようになった。どこまで日本人礼賛、自画自賛をすればいいのかとも思うが、中国や韓国と関係がまずくなっているので台湾とだけは仲良くしていたいという気持ちの表れなのだろうか。それこそ、外交努力をしていくのが政府の役割なのに。

本当のことは何なのか、いつのまにか日本人だけが国際社会から取り残されることのないように、歴史をしっかりと継承していかなくてはと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

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近刊案内――『武庫川渓谷廃線跡ハイキングガイド』を緊急発行します!

2017年04月06日 | ただ今、編集作業中の本

いよいよ暖かくなり、今日なんかは桜も一気に満開へという感じですね。というこで春本番、廃線跡を歩いてみませんか。

すでに多くの方が足を運んでおられると思いますが、あの旧福知山線の生瀬駅と武田尾駅間の廃線跡の西宮市側が昨秋に開放され、全線歩けるようになりました。

それまでは正式には開放されていなかったので西宮市エリアは原則歩行禁止でした。でも実際には大勢の人が歩いていて、まあ、それがちゃんと歩けるようになったということです。

実はその開放に向けて運動されていたグループがありました。「21世紀の武庫川を考える会」という皆さんで、そこから先月、「この廃線跡のことをさまざまに調べまとめ上げたので本にしてほしい」という話がありました。

その原稿を読んでみると、ただ廃線跡を歩くだけではなくて、こんなことに注目したり、これを知っておけばより楽しく歩けるだろうなあと思えることがたくさん書かれてあり、そのあと日をあらためて「会」のメンバーと一緒にいろいろガイドしてもらいながら歩きましたが、なかなか確かに、、ただ景色を見て歩くだけでは知ることのできない楽しさがありました。

特にここは、全国的にも珍しく短い廃線区間(約1時間30分で歩き通せる)なのに、7個のトンネルがあり、その一つひとつにいろんな発見があります。また鉄橋や渓谷、そして春には桜、秋には紅葉の山々も魅力なのですね。

ということで、これからこの廃線跡を歩く、あるいはもう一度歩きたいという方のために『武庫川渓谷廃線跡ハイキングガイド』を発行します。なんとか今度の連休前に出来上がるように今、必死になっていますので、よろしくお願いします。

おそらくこのGW中にはたくさんのハイカーが訪れるでしょうね。現地でも販売されますよ。

全編カラー、今のところ126頁、それでもなんと、本体1000円にしました! 安い!

全国の鉄道歩きファンのみなさん、買い逃しないようにお願いします。

 

 

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宝塚市の学校給食がすばらしい! 

2017年04月04日 | ただ今、編集作業中の本

宝塚市の学校給食がすばらしい! 

その本を作ることになり、昨年末、中川智子市長に初めてお会いした。

インタビュ―の内容は本を読んでいただくとして、市長の学校給食に対する思いの深さに直に触れることができた。

これまでの市長として2期8年間の中で、給食民営化を求める議員たちを時間をかけ説得し理解を得、広く市民に自校式給食をアピールし続け、子どもたちから「めっちゃ、おいしい!」という声が聞こえてくるまでになった。

クックパッドには給食レシピが投稿され、たくさんの人が目にすることができる。

この宝塚市の学校給食の取り組みは、全国のお手本と言っても言い過ぎではない。

そこに秘められた知恵と工夫と努力、そんなことをぜひ本で知っていただければと思っているが、市長はまだまだやりたいことがたくさんあると仰っり、給食に対する情熱は決して冷めない。

ということで今度の16日の投票で、中川市長が3期目に挑戦する選挙が行われる。

個人的にはなんとしても当選してほしいと切望しているのだが、いかんせん、宝塚市民でないので選挙権がない。

なのでこのブログを宝塚市民の人が何人かでも見ておられることを期待して、中川市長の実績や政策がわかるサイトを紹介しておく。

細川貂々さんの漫画がとてもいいので、ぜひご覧くだされ!

http://tomokototomoni.com/senkyo/

下は昨年作った宝塚市発行のレシピ集。

 

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宝塚市の学校給食本の写真撮影へ

2017年03月28日 | ただ今、編集作業中の本
今日は一昨年から仕掛かり中の宝塚市の学校給食本の追加の写真撮影で、市内のキッチンスタジオへ朝から出かけた。6人の調理員さん、カメラマン氏、調理コーディネーター氏、担当課長、企画立案者さんらと賑やかに、14品目のメニューを各10人分ずつ作ってもらい撮影。もちろん昼ごはんはそれをいただいたのだが、これが実に美味い! うーん、こんなの美味い給食を食べられる宝塚の子どもたちは幸せやなあ。





ということで、本にも是非ご期待下さいね。
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昨日、自民党が党大会で改憲発議を決定。それに対峙する本を準備中です!

2017年03月06日 | ただ今、編集作業中の本
自民党が党大会でいよいよ改憲発議することを決めた! 以下時事通信の記事から。

「自民党は5日、党大会を開き、でんでん首相は演説で、党として憲法改正発議への議論を主導していくことを表明した。また、総裁任期を従来の「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長することを決め、これにより、総裁任期が2018年9月に満了する首相は、3選に向け次期総裁選に立候補することが可能となり、いよいよ在任中の改憲への足元を固めた。

 演説で首相は「自民党は憲法改正の発議に向けて具体的な議論をリードしていく。それが自民党の歴史的使命だ」と強調。昨年の参院選で同党が27年ぶりに単独過半数を回復したことに言及した上で、「国政選挙に4連勝しているが、緊張感を忘れず謙虚に力強く挑戦していくことを誓う」と述べ、7月の東京都議選や次期衆院選に勝利することを念頭に長期政権に意欲を示した。

 大会では「憲法改正の原案発議に向けて具体的な歩みを進める」と明記した運動方針を採択。次期衆院選へ「常在戦場の精神で臨む」ことも盛り込んだ」

憲法施行70周年の今年、改憲に対峙すべく以下の本をただいま準備中です!
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ちょっと近刊の告知です。

2017年02月21日 | ただ今、編集作業中の本
昨日、上脇博之先生から小社から10点目となる新刊の原稿をいただいた。
当初は4年前に出した「自民改憲案 VS 日本国憲法」の改訂版という企画だったが、今年が憲法施行70周年ということもあるので大幅に書き込んでもらった。
旧憲法から現憲法の成立、いわゆる押し付け論、現在の改憲問題から南スーダン派兵、そして日本国憲法の真価と希望など全9章にわたって、上脇憲法本の集大成的意味を持つ本になると思っている。
ページ数もいつもとは違って、厚のある単行本になる予定だ。
3月末発行予定というちょっとタイトなスケジュールで、同時進行の他の新刊もあるけど、しっかりと仕上げていくので、楽しみにしていてもらいたい。
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今度の選挙は相当おもしろいことになるのかも知れない・・・

2016年02月17日 | ただ今、編集作業中の本

次の本は冨田宏治先生(関西学院大学法学部教授、大阪革新懇代表世話人)のブックレットなのですが、ただ今これを校正中で、これがすごく勉強になる内容です。

これから夏の選挙に立ち向かう私たちにとって、そして安倍政権をどうやってより多くの国民とともに追い込んでいくのかという点で、とてもためになる話が詰まっていると思います。

その校正作業の中で、広島県庄原市の安保法制に反対する市民の会のことが触れられている箇所である人物名を調べてみたところ、まさに今の政治の象徴的な出来事がここに表れているのだと思いましたので、以下に紹介しておきます。

結論から言えば、今度の私たちの闘いは相当おもしろいことになるだろうと思った次第です。

http://urx.blue/s8cR

 

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次の本は、『マイナンバーはこんなに恐い! 国民総背番号制が招く“超監視社会』です!

2016年01月18日 | ただ今、編集作業中の本

 

国民にとって大きな問題を抱えたまま、見切りスタートしたマイナンバー制度。

今、書店のマイナンバーの本といえば、「マイナンバー制度をどう活用するのか、こうすればうまくいく」というような本ばかりが幅を利かせていて、この制度に疑問を呈する本はほとんどありません。

その本質に、マイナンバー研究の第一人者である黒田充さん(自治体情報政策研究所、大阪経済大学非常勤講師、大阪自治体問題研究所研究員)が迫ります。

みなさんの疑問に答えている内容だと自信を持って出版です。乞う、ご期待!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マイナンバーはこんなに恐い!
国民総背番号制が招く“超”監視社会 

黒田充/著

あなたの氏名よりも番号、あなた自身よりもコンピューターがあなたのことをよく知り、コンピューターに評価され分類され排除される社会。そんな“超”監視社会をマイナンバー制度は作ろうとしています。

マイナンバー制度への関心は、番号通知が行われ利用が始まる中で急速に高まっています。また、署名運動が取り組まれたり、違憲訴訟が提起されたりなど、ようやくマイナンバー制度反対・廃止運動も盛り上がってきました。拙い論考ですが本書が、マイナンバー制度の本質についてのより活発な議論や、廃止への運動の一助になれば幸いです(著者まえがきより)。

●本体1400円

●A5判176頁

●2月5日出来予定

●ご予約、受付中!

 

 

 

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明日のNHK「目撃!日本列島」は戦争孤児についてのレポート!

2015年09月10日 | ただ今、編集作業中の本

戦後70年のこの夏、かつての戦争がさまざまな切り口から語られました。

「戦争孤児」について光が当てられたのも特徴でした。

戦争孤児について調査・研究されてきた本庄豊さんが明日のNHK総合テレビ「目撃!日本列島」(関西地方午前8時~8時23分)に出演されます。

ぜひ、御覧ください。(画像はNHKホームページより)

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これは面白い。都留民子先生と唐鎌直義先生の「ぶちゃけ対談本」、ただいま鋭意編集中!

2015年04月23日 | ただ今、編集作業中の本

今作っている本、と言ってもいくつかあるのであれですが、その中の一つに都留民子先生と唐鎌直義先生の対談本があります。

お二人はどちらかというと今の日本の社会保障研究者の中ではメインストリームには属されていません。

言いたいことをズバズバとまさに正鵠を射た発言をされますから、そういう主流派?の先生たちからは疎んじられているそうです。

でも、私は今こそ、これからの日本の社会保障のためにはお二人の発言に耳を傾けないといけなんだと思っています。

そんな都留先生と唐鎌先生のまあ、言わば「ぶっちゃけ対談」的なものですが、えっ、先生、そこまで言っていんですかああああ?というようなことも含めて、日本の社会保障と運動について「本当のこと」をおしゃべりしていただきました。

うーん、読みたい、読みたい・・・と思いません?

そんなことを思いながら、都留先生の『失業しても幸せでいられる国』について、5年前に書いた以下のブログを読みなおしてみました。

以下、再録~『失業しても幸せでいられる国』(都留民子著)のこと

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 この書名を見た人なら誰だって、日本もそんな国であったらいいなあときっと思うでしょう。この本はそんな人にぜひ読んでほしいのです。

 この10年間、日本社会は「自己責任」という考え方が、すべての物差しの基本になってきたように思います。もちろんこの考えは支配者側から押しつけられたものですが、特にそれは社会保障の分野で顕著に広がり、医療や教育はもちろん、国民の暮らしの中にまでその考えが持ち込まれてきて、その結果、実に悲惨というべき事柄が私たちの身近なところで起こっています。

 しかしここにきてようやくというか、まだまだ一部ですがこの思潮に対する反省も生まれてきつつあります。昨年秋の政権交代もその表れと捉えることができると思いますが、しかしまだまだ、果たしてこのままでいくと日本の行く末はどうなるのか、という思いが強くなるばかりの毎日です。

 そんな時に出会った1冊の本がありました。『誰もが幸せになる1日3時間しか働かない国』(マガジンハウス、2008年)です。昨秋、大阪社保協学校で記念講演をされた都留民子先生に薦められて読みました。具体的にどこかの現存する国のことを書いているのではないのですが、衝撃を受ける内容でした。これだ!と思いました。日本のこれからに必要な未来社会イメージはこれではないかと。ではどのようにすればこのような国が実現可能になるのか? それを考えるためのヒントがどこかにないかと思い、フランスの社会保障に詳しい都留先生にインタビューをお願いしました。フランスは日本同様に高度経済社会の国であり、社会保障制度がとても充実している国だったからです。

 都留先生の専門は社会保障論で、フランスや日本の失業問題などの研究です。毎年秋には、フランスに1カ月余り滞在され友人たちとバカンスを共に過ごされます。その話しっぷりが実に明快で爽やか、時に鋭い発言には目を覚まされることが多く、この本もそうした先生の語り口を読者のみなさんに楽しんでもらえることができるように編集しました。

 では、フランス社会とはどんな社会なのでしょうか。1週間の労働時間は35時間/パン屋さんは土日月はお休み/定年後に働く人はいません/失業者もバカンスに行きます/出生率向上は子育てが無料だから…。そして先生は語ります。

「社会保障っていうのは『働かなくても食べられる権利』です。高齢、病気、子どもにしても、働けない人に働かなくいてもいいよ、失業したら働かなくてもいいよと言えるのが社会保障です」

 どうでしょう、この発言! 実に刺激的です。そして先生は続けます。

 「でもね、私の話はなかなか理解してもらえないんですよ。労働組合でバリバリやっている人たちには、こういう『失業の権利』というのは受け入れられないんでしょうか?」

 とにかく働けることが第1、失業なんてとんでもないこと。失業者=決して自分はなりたくない存在、というよな考え方が支配的な今の日本では、想像すらつかない発想の転換を誘うとても刺激的な内容の本です。

 そして今、この『失業の権利』が保障されているフランスの労働者たちの闘いは巨大です。この秋、年金制度改悪に抗議するストライキは国民の70%が支持し全土に広がり、その中には学校閉鎖を行って労働者に連帯する大勢の高校生たちの姿もあります。そして若者たちは叫びます。「単位よりも未来を!」

 大規模なストライキがなくなって久しい日本ですが、フランスはなぜ、このような社会を作ることができたのか? そんな質問にも都留先生は答えてくれています。ぜひお読みください。 

 

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次の新刊は分厚いです!

2014年07月24日 | ただ今、編集作業中の本

来週校了予定の次の新刊は『その差押え、違法です!』というタイトルです。

この4月、消費税がアップしましたが、このような税金や保険料などさまざまな負担が押し付けられ、国民の暮らしはまさに青息吐息です。

しかし最近の役所は容赦ありません。とにかく取れるものは取るという強行な姿勢が各分野に広がっています。

でもそこには法律違反や判例違反の取り立てということも実は多くあるようです。

取れるはずが無いのに無理やり徴収する。そんなことは許されません。

まさに役所にレッドカードを突きつける。そしてルールある税の取り立てを呼びかけていきます。

まあ、そんな本でしょうか。

資料もたっぷり盛り込んだので300ページ近い分厚い本になりました。

以上、取り急ぎのご案内でした!

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次の新刊は『自民改憲案 VS 日本国憲法~緊迫! 9条と96条の危機』

2013年03月30日 | ただ今、編集作業中の本

次の新刊本も続けて上脇博之先生の本です。テーマは自民党の「日本国憲法改正草案」!

「専守防衛」論者の多くも今の9条改憲に反対している中、自民党は「日本国憲法改正草案」を提案しました。それは日本を再び戦争をする国に変えようとするものですが、問題はそれだけにとどまりません。平和的生存権は否定され基本的人権の保障も変質します。天皇が「元首」となり国民主権は相対的に後退、憲法の性格は国家権力を拘束するものから、国民を拘束するものへと変わり、国民の多様な生き方を保障するものから、それを否定あるいは大幅に制限するものへと変貌していくことになります。これは「憲法改正の限界」を超える憲法改悪そのものです!

表紙はまだラフスケッチの段階ですが、こんな感じです。

4月17日ごろ出来予定です。定価はページが少し増えましたが、前作同様の900円(税込)!

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自民改憲案批判本のタイトル決まる!

2013年03月19日 | ただ今、編集作業中の本

 先ごろ呼びかけた、自民党改憲案の批判本のタイトルですが、いろいろ頂いたご意見を参考にしながら著者の上脇先生と相談した結果、以下のように決めました!

自民改憲案 VS 日本国憲法    9条と96条の危機

 ああだ、こうだといろいろ考えてこのようになりました。まあ、趣旨としては自民改憲案の日本国憲法への挑戦という意味ですね。現在、自民改憲案のとんでもなさに驚き、そして安倍政権の怖さを感じながら校正作業を進めています。

 4月下旬には出す予定です。

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自民党改憲案批判本、さてタイトルはどうしたものか…

2013年03月08日 | ただ今、編集作業中の本

 ただ今、自民党の改憲案批判の本を準備中です。5月の連休前には出したいと思ってます。

 これだけ安倍政権の支持率が上がってる中、よくもまあ出すもんだと自分でも思う部分もありますが、いま出さないで、機関紙出版が出さないでどこが出すのか、という気持ちしかありません。安倍政権が向こう3年間の間に目論む平和と民主主義、基本的人権、生存権などに敵対する企てに対して、出来る限り、資金が回る限り対抗していくつもりです。そのためにもなんとしても売れないと困るのですが…。

 さて、今度の本、著者は再び上脇博之先生(神戸学院大学法科大学院教授・憲法学)です。その本のタイトルをどうしたものかとやりあっているのですが、これだ!という感じになかなか絞り込めていないので、ここはひとつみなさんのお力を借りようということで、みなさんの意見を聞かせてもらえれば助かります。

 以下が、考えている候補なのですが、どれがいいか、あるいはこんなものはどうか、というようなことも含めてコメントいただければうれしいです。よろしくお願いします。このブログのコメント欄でもいいですし、hon@nike.eonet.ne.jp に連絡していただいてもいいです。

 あっ、ちなみに、ご推薦頂いたタイトルが採用されましたら、その方(方々)に1冊、献本させていただきます(笑) 

1.緊迫する憲法情勢~9条改憲は「専守防衛」のためではない~


2.9条改定と集団的自衛権~自民党改憲案、徹底批判!

3.9条を守り生かす国へ~自民党改憲案、徹底批判!

4.自民党改憲案、徹底批判!~9条改定と集団的自衛権

5.自民党改憲案、徹底批判!~いまこそ、9条を守り生かす国へ

6.自民党改憲案、徹底批判!~9条を守り生かす国へ

7.戦争をする国にはならない~自民党改憲案、徹底批判!

8.戦争はしません!~自民党改憲案、徹底批判

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兵庫と大阪の戦跡ガイド本をこの夏、順次発行めざします!

2013年02月21日 | ただ今、編集作業中の本

 日本が始めた侵略戦争が1945年8月に終わり、今年は68年目。再来年はもう70年になる。戦後生まれ世代が圧倒的多数派になり、あの戦争の記憶を次世代に継承することがますます困難になりつつあるが、逆にその継承作業はそれだけ大事な仕事にもなっているともいえる。

 ということで、昨年末から兵庫に通いながら兵庫の戦跡をまとめて紹介する本の準備を地元のみなさんと進めている。神戸空襲の被害や各地に残る軍事施設跡、戦争に関わる記念碑など、尼崎から淡路島、播州地域に至る一帯の戦跡を取りあげる予定だ。マップに落としていくので、ぜひこの本を手にして訪れて実際の戦争の痕跡に触れてほしいと思っている。

 そして今日は、大阪でも同様の本を作るための編集会議をおこなった。大阪に関してはもう10年以上前から『大阪戦跡ガイドマップ 1』、『大阪奈良戦跡ガイドマップ 2』、『大阪奈良戦跡ガイドマップ 3』を出してきたが、1巻はほぼ品切れ、2巻も在庫僅少という状態になったこともあり、どうせならその総集編ということで1冊にまとめようではないかということになったのだ。

 とはいいうものの、兵庫も大阪も70年の時間の経過は大きく、戦跡がどんどん街中から消えている。1年前に残っていたものが今年はもうなくなったという情報があちこちから届くほどで、急がないといけない。私もいくつかの地域の原稿を担当することになったので3月~4月はあちこちへの取材と忙しくなりそうだ。

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