まいど、日本機関紙出版です。

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もはや“風”は吹かない。2000万人に向けて組織戦と対話を

2016年04月29日 | 編集・営業ふらふら雑記

26日、十三のセブンシアターで行われた冨田宏治先生の『「保革」を超えて、転形期を切り拓く共同を』出版記念の学習会(主催:市民社会フォーラム)に販売方々参加しました。

ちょうど4日前に北海道5区補選が行われたこともあって、その結果についても話がありました。

手元のメモを書き出すと、

「もはやかつてのような“風”頼みの選挙はできない。いまはどこの政党に対しても“風”は吹かない」

「北海道5区では自公は2009年の得票を回復できなかった。また野党共闘も2014年の得票を超えることができなかった。僅差ではあったが、自衛隊のお膝元の千歳市などで勝てなかったことが残念。ここはやはり自民党がガチで組織票を掘り起こしに全力を上げた結果だろう」

「野党共闘は無党派層の多くの部分を獲得したが、2009年に民主党に投票した6万の大量棄権層を動かすことができなかった」

「もはや“風”は野党共闘にも吹かない。いかにして大量棄権層を投票所に向かわすのか。そこが課題だ。そのポイントは中野晃一氏が表現している〈敷布団〉が今後、どのような組織戦・対話戦を取り組むかにかかっている」

というようなお話でした(メモ責任:丸尾)。

冨田先生は2000万人の大量棄権層をどう投票所に向かわせるかが大事だと言われます。

さらに2000万人という数字は、自民党の得票数でもあり、またある調査によれば、あの国会前集会・デモなどに行きたいと思っていた人たちの数だそうで、今後、私たち〈敷布団〉がこの2000万人に向けてどう働きかけていくのか、それが問われています。

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「毎日新聞の広告を見たものだが・・・」という激昂の電話がかかってきたが・・・

2016年04月27日 | 編集・営業ふらふら雑記

今朝の「毎日新聞」に以下のような広告を出しました。東日本は27日掲載、西日本は28日掲載です。

「この広告を見たものだが」と、一本の電話が掛かってきました。

「長引くようなら申し訳ないが」と前置きしながら、いきなり「お前んとこは改憲反対か? この出版社は共産党か? 蹂躙者だと~? こんな失礼な言葉を使いやがって!・・・」。

あとはもう激昂する一方の感じで「#$%&’())’&%%()==」と訳がわからない言葉を浴びせられっぱなしで、まともに相手をしている時間もないので「すみません、切りますね」と言って切ったのですが、うーん、何なんだこれはという感じでした。

年配者の男性でしたが、名も名乗らずに、一方的に因縁をつけてきてもねえ・・・。

そんなに暇じゃないので、堪忍して!

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明日、冨田宏治先生の講演会@十三のシアターセブン BOX1

2016年04月26日 | 行事のご案内&報告

■□■市民社会フォーラム第176回学習会■□■
十三藝術市民大学 社会学部 市民社会フォーラム学習会 

「保革」を超え、転形期を切り拓く共同を
―大量棄権層・社会保守・市民連合―

日 時 4月27日(水)18:30~20:30
会 場 シアターセブン BOXⅠ(大阪・十三)
講 師 冨田 宏治さん(関西学院大学教授、関西市民連合)
参加費 1000円 

お申込みなしでどなたでもご参加できますが、人数把握のためご連絡くださればありがたいです。
メール:civilesocietyforum@gmail.comまで。

 「『保革』を超え、転形期を切り拓く共同を―大量棄権層・社会保守・市民連合―」(日本機関誌出版センター)を著した冨田宏治さんに、
昨年の大阪の「都構想」住民投票・ダブル選挙の経験から、保守・革新、左翼・右翼の垣根を越えて、夏の参議院選挙を展望いただきます。

冨田宏治(とみだ・こうじ)さん
 1959年名古屋生まれ。関西学院大学教授。専門は日本政治思想史。
名古屋大学法学部卒業。同大学院法学研究科博士後期課程を単位取得退学後、関西学院大学法学部専任講師・助教授を経た後、1999年より現職。
著書に『核兵器はなくせるか? Yes,we can!!』(共著、かもがわ出版、2009年)、
『丸山眞男―「近代主義」の射程』(関西学院大学出版会、2001年)、
『<自由 -社会>主義の政治学―オルタナティヴのための社会科学入門』(共著、晃洋書房、1997年)など。

野党共闘についてのお話もあるかと・・・

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ドラマ『【重版出来】』がおもしろい!

2016年04月23日 | 丸ちゃんの私的時間
録画していた『重版出来』というドラマを観ました。
ジュウハンシュッタイと読みます。重版とは初版刷りの本が売切れ、増刷をすること。
版を重ねるということですね。
このドラマでは重版が決まったことを「重版出来」と言っていますが、うちの場合は、実際に本そのものが出来上がってきた時点で出来(しゅったい)と言っています。
まあ、いずれにせよ、この業界の専門用語なので、一般読者には関係ないことですね。
実は出版物は初版部数が売れるだけでは、採算が取れただけで出版社にはほとんどの利益は出ません。
この重版をすることこそが、利益の源泉になっています。
そしてその回数が増えれば増えるほど、つまり、2刷、3刷…と版を重ねるほど出版社の利益は増えていきます。
極端に言えば、本を刷っているというより、まあお金を刷っているようなものです。
最近はあまりないけど、ミリオンセラーなんてまさにそんな感じでしょう。
おっと、話が逸れてしまいました。
ところでこのドラマ、原作は小学館のコミックで、もちろん版元の小学館の全面協力で作られているようです。
第1回目を観ただけですが、同じ業界の話、と言っても規模が1500対1というように余りにも違いすぎますが、面白く観てしまいました。
主役の黒木華のこれまでのイメージを突き破った演技がいいですね。
今後に期待しています。
ではそのうち、重版をめぐってまた書きたいと思います。
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新刊案内~『どうなる介護保険・総合事業』(日下部雅喜/著)

2016年04月23日 | 新刊案内

どうなる介護保険・総合事業
あなたの自治体はどうする? いま、サービスを守るために

日下部雅喜・著 本体:800円

2017年4月から全国の自治体で、介護保険の要支援者サービスを見なおした「介護予防・日常生活支援総合事業」(総合事業)が始まります。

これまで国の法令で基準とサービス内容、報酬単価・利用料が決められていた要支援者のホームヘルプサービス(訪問介護)とデイサービス(通所介護)が、市町村の事業に移行するのです。

そして、その内容は各市町村でバラバラになります。

さらに国は、「要支援1、2」に続き、「要介護1、2」のサービスの自己負担化を検討し始めています。

しかし市町村当局ではこの対応に四苦八苦している状況で、これからいったい介護保険制度がどうなるのか。

そこには不安と問題があふれていて、介護関係者と住民運動はどう対応していけばいいのでしょうか。


 

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受け取った政党助成金を被災地支援に回したらその政党は株が上がると思うが・・・

2016年04月22日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

またまた、2016年度の総額360億円の政党助成金の第1回分、79億円が8つの政党に支払われた。

大手メディアは一切報道しないけど、このご時世に、この瞬間に、やっぱりもらうものはちゃんともらっているわけね。

どっから出ているお金だと思ってるん?

その一部には、震災で被災した人たちも支払った税金も使われてるんやからね。

さてここで受け取った助成金を被災者支援にまわす政党が現れたらずいぶんと株があがると思うんやけどなあ。

 

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『マイナンバーはこんなに恐い!』の書評、いただきました!

2016年04月22日 | 書評・紹介記事

『マイナンバーはこんなに恐い!』(黒田充)の紹介記事が『民医連新聞」(2016年4月28日)に出ました!ありがとうございます。

ぜひ今一度、マイナンバー制度について知って欲しいと思います。

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土佐いく子の教育つれづれ~またあしたね〈44〉

2016年04月21日 | 土佐いく子の教育つれづれ

聴いてもらえたら元気~子育て相談から②

 これも先日、保育園の子育て講演会のときに受けた相談です。

◎5歳になったところですが、近所の子らはもう字を読んだり書けたりしていて、びっくりです。小学校に入学した時から落ちこぼれるのではと不安です(5歳)

 聞くと、友だちとはいっぱいしゃべりながら遊んでいるし、絵とか描くのも好きだと言います。大丈夫です。人との間で会話があり、親の話(言葉)にも耳を傾けることができる。なんといっても絵を楽しく描くことができる。これも素敵です。そして、クレパスや鉛筆を持つこともできる。上下左右もわかっている(文字は、上下左右がわかることも大事)。

 そうです、言葉に耳を傾けたり、話したりできる。自分を表現しようとしている。文字を書く時の手首や手の力がある。上下左右もわかってきている。必ず文字に興味を持つ時が来ます(親子で手紙ごっこをしたりすると、興味が出てきます。わが家の息子は折り紙が好きだったので、その本から文字に興味を持ちました)。興味を持ち始めて尋ねられたら、さりげなく教えてあげればいいのです。

 大切なことは、文字を覚えると面白いとか、わくわくするような気持ちになることが何より必要なのです。そんな子どもは、学校に来て文字学習が始まると、あっという間に習得しますから安心してください。

◎ほんとうに片づけができません。なんでも出しっぱなし、散らかしっぱなし、毎日叱っていますが、いっこうにやりません(2年生)

 大人もそんな人がけっこういますから、はてさてどうしたらいいでしょうね。

 私自身の子育て中のことで、強く心に残っていることがあります。全盲のお母さんの子育てに学んだことです。懇談会のときに学校にやって来たお母さんが、机の中がぐちゃぐちゃになっている息子に、片付けさせている姿は、その頃の私には軽い衝撃でした。

 机の中からお道具箱を出させ、中の物を出したら左の隅をトントンとして、たまったゴミを捨てさせ、次に雑巾で机の中を拭かせます。洗ってこさせた雑巾を4つにたためと教え、左から右へ拭いていき、もう一度裏返して拭くことを手取り足取り教えていたのです。生きるすべをていねいに教えているのです。

 私はと言えば「片づけなさい。何回言わせるの」と大声で叱っているだけ。子育ては、手間ひまかけて生きるすべを自分もしてみせてやらせてみて「できるじゃないか」とほめ励ましながら、辛抱強く続けることなんだと教えてもらったのです。

 まずは、片づける場所(何はどこへ置くか)を決め、片づけ方を一緒にやってみましょう。整理されたら気持ちがいいという感覚を養っていくことも大切ですね。

◎下手なマンガばっかり描いていて、宿題もやいやい言わないとやりません。3年生なんだからもっと自覚的にやってほしいです(3年生)

 お母さん、息子さんの描いているマンガの絵をゆっくり見られたことがありますか。その絵の中にお話がいっぱい入っていますよ。聞かれたことがありますか。せっかく描いたマンガを大人にはゴミに見えて、丸めてポンと捨てているって、それ可愛そうですね。

 好きなことのある子、それに熱中できる子は育ちます。マンガなんて…と思っているのでしょ。マンガも素晴らしい文化の一つです。

 息子の描いたマンガを見ながら話を聞いてやり「面白いなあ」と共感してあげてください。紙切れに描いたマンガを画用紙にでも貼って大切にしてあげてください。

 そして、宿題はいつするのか、子どもに決めさせて、決めたらきちんとやることを促してください。お母さんの言う通り、自覚的な3年生になっていきますよ。

 子育てに悩みはつきもの。どなたも持っているのです。ご近所の人にでも、懇談会の場ででも「こんなことで困っています。力貸し手ください」と自分が心開いて語ってみると必ず力になって返ってきますよ。

(とさ・いくこ 和歌山大学講師)

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はあ…、本日はふらふら編集・営業メモです

2016年04月20日 | 編集・営業ふらふら雑記

昨日の朝起きたら左足が筋肉痛だった。

うーん、何が原因でそうなったのか分からないが、前日の新刊の積み込み作業があかんかったのか?

そんな体を引きずりながら昨日は大阪社保協の議員研修会の会場のM&Dホールへ本を抱えて、といっても車だっが、3往復。

大阪を中心に遠方からも集まった議員さんたちの10時~16時までの勉強会で、学習会テーマの国保の新刊と既刊がよく売れた。

今度の新刊はこの学習会に合わせて発行、印刷間際に修正箇所が見つかるなどちょっと冷や汗をかいたりしたけど、無事に、間に合うように出版できてホッとしているところ。

部数は当初予定より増やして2500部。

さっそく各方面からも注文を頂いていて、Amazonの予約状況もまずまずの感じだと思っていいのかよくわからないが、このシリーズの他の本と同様に、広がってくれればと期待している。

今日は取次の一つに連絡して部数確認の電話。

近未来のなんだかあまり喜ばしくないような話もでたけど、さてどうなることやらということで、とりあえず希望通りの部数をもらったので、さっそく発送しておいた。

頑張って売れてくれ~~~。

次の新刊は5月9日出来予定のもので、今週中に著者校了し、週明けに印刷所へ入稿する。

その本の「はじめに」と「おわりに」の原稿が届いたのでさっそく読ませてもらってThirdに転送しておいた。

おっとそうそう、新刊用の発送ケースが無くなっていたので、いつものお店に発注、午後に届けてもらった。

さて、どうも午後になると急に集中力が無くなるようで、新刊案内FAXを50カ所に送ってお昼寝タイム。

電話に起こされたが、気分もすっきりしたので仕事に復活。

返品集計や請求書の発送など、何やかやと事務仕事を片付ける。

さて、明日は天気が悪そうやけど、どうなることやら~。

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最新刊『検証! 国保都道府県単位化問題』が出来上がってきました!

2016年04月18日 | 新刊案内

次の新刊は『検証!国保都道府県単位化問題~統一国保は市町村自治の否定』。

著者は大阪社保協の寺内順子さんです。

医療のセーフティネットである国保が今、大きな危機に直面しています。限界を超える国保料は、高齢者やワーキングプア世帯、シングルマザ―世帯の貧困化をますます推し広げ、医療費削減を目的に行われる国保都道府県単位化の納付金100%納付義務化がさらに拍車をかけようとしています。自治体が住民の命と健康を守るのかどうか――それがこれから2年間の運動にかかっています。

はじめに

第1章 国民健康保険都道府県単位化の背景・目的

第2章 都道府県が財政を握ることの意味

第3章 ガイドライン案に書かれていること

第4章 国に大きく影響与えている大阪府の動き

第5章 今後の動き

第6章 2018年にむけて地域でどんな運動ができるのか

おわりに

定価:本体1100円

A5判 132ページ 

*お申し込み、随時受け付けています。

*Amazonでの予約はこちらです。

 

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「刑事告発された8議員の正体!」~岩上安身氏が上脇博之先生にインタビュー

2016年04月11日 | 編集・営業ふらふら雑記

IWJ=Independent Web Journal の岩上安身氏が上脇博之先生に、この間の自民党議員の刑事告発について連続インタビューされています。

その一部が一般公開されていますので、ぜひ視聴されることお薦めします。

題して「刑事告発された8議員の正体 岩上安身による神戸学院大学教授・上脇博之教授インタビュー」。

http://urx.red/tdxo

 

 

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絶好のお花見日和に「緊急事態条項」の学習会に参加!

2016年04月02日 | 編集・営業ふらふら雑記

今日は絶好の花見日和。

だけど桜に浮かれているわけにもいかないので、午後の同じ時間帯に行われている憲法、戦争法、民主主義などをテーマにした3つの集会の内どれに行こうかと悩んだ末、こちらの集会に参加した。

なかなかまだ十分な理解が広がっていないテーマである改憲・緊急事態条項の学習会だ。

講師は村田尚紀先生(関西大学法学部)で憲法のご専門。

報道ステーションなどにも出演されている。

今日は短い時間ながらも問題の本質をズバリと突いた話にあらためて自民党改憲案のとんでもなさがよく理解できた。

講演終了後、さっそくご挨拶させてもらって原稿を引き受けていただいた。

このテーマではあまり本が出ていないのでぜひとも出したいと思っていたのだ。

先生、ではよろしくお願いします。

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最近いただいた読者ハガキから・・・

2016年04月02日 | 編集・営業ふらふら雑記

最近、いただいた読者ハガキを紹介させていただきます。

ありがとうございます。

書名:戦争孤児を知っていますか(本庄豊/MBSラジオ「報道するラジオ」)

書名:戦争のリアルと安保法制のウソ(西谷文和)

 

 

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