まいど、日本機関紙出版です。

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シンママたちが藤田寛さんを囲んで

2017年10月30日 | 丸ちゃんの私的時間

昨日、シンママ大阪応援団にいつも食料支援としてたくさんのお米や野菜を送っていいただいている藤田寛さんを囲む集いが行われた。台風やら雨やらで当初の会場を変更し寺内順子事務局長の自宅で、寺内さんの手料理が並ぶテーブルをシンママや子どもたち20数人が囲む楽しい集いとなった。

藤田さんは山谷農場というフードバンクを主宰、全国各地の困窮者を支援する団体にお米や野菜を無償で送り届けている。シンママ大阪応援団には今年6月から8月末まででなんと19回・420キロのお米をはじめ、さまざまな野菜も送ってもらっている。シンママ大阪応援団の支援者の一人として本当にありがたく、深く感謝申し上げます。

食糧支援の拠点は長野県の八ヶ岳麓にあり、相模原市の自宅から毎週末通い続けてすでに今年で25年目だそうだ。そんな息の長い活動を支えているのが多くの食料提供者(支援者)であり、その方たちとの信頼関係だ。その信頼関係の元になっているのが、藤田さんの被支援者訪問で、今回の集いもその趣旨で企画された。提供されたお米や野菜がどのように使われ役立っているのか、その様子を提供者の方たちに伝えることがとても大事であり、それが藤田さんの支援のあり方の大きな肝だという。

提供してもらったお米がどれほどにシンママと子どもたちを助けていることか。シンママたちの話を、シンママ家庭への支援は初めてだという藤田さんは驚きを持って聞かれていた様子で、今回の内容を支援者の方たちにしっかりと伝えると話された。

ところで、藤田さんが発行している支援者と被支援者を結ぶ「ひびき」という通信をいただいたのだが、その中の記事にこんなことが書かれてあった。

「現在フードバンクは、社会保障費の膨張を食い止めるため、公助の限界を唱えて自助努力を強く求めようとする政府によっても推奨されることが多くあります」

いったいこの国の政府はどこまで腐っているのかと沸々と怒りが湧いてくる。

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映画「日本でいちばん長い夏」を見た

2017年10月28日 | 丸ちゃんの私的時間
雨の休日。自宅で風呂敷残業の校正仕事と自治会仕事をしながら、その合間に撮り溜めの映画を見た。7年前の半藤一利氏原作の「日本でいちばん長い夏」。

これは昭和38年に文藝春秋に掲載された半藤氏企画の座談会「日本でいちばん長い夏」を映画で再現したもので、座談会は戦争終結前後のことを思い出し語り合うといった感じの内容だ。

出席者は当時の政府中枢にいた人、外務省や外交官陸軍や海軍の幹部、中国や東南アジアの戦地にいた人、沖縄戦の従軍看護婦、報道関係者、外国人捕虜、国内政治犯など全員が戦争体験者で、映画はその座談会を再現ドラマにするといった形式の文士劇スタイルの映画となっており、戦時中の記録映像を交えている。実際に俳優を演じたことのないジャーナリストや作家、アニメ監督、漫画家など現代の文化人、知識人などが座談会出席者の役で出演している。

戦後まだ13年しか経っていない時点での座談会なので、それぞれの発言にまだ戦時中の状況を引きずる重い現実感がありとても引き込まれた。昭和38年といえば東京オリンピックの前年で、日本は朝鮮戦争特需を経て高度経済成長の真っ最中。この辺りを境にして戦争はもう過去のことという思いが国民の中に広がりつつあり、そのことに危機感を抱いての企画だったのだと思う。

座談会では天皇の戦争責任とか、加害責任とかいうことには一切触れられていないし、話題にもなっていない。まあそこは文藝春秋という雑誌のことでもあり、当時の時代状況の反映なのか、あるいはまた参加者の多くが当時の戦争遂行者側にいた人たちやその部下たちということからくる限界なのかもしれないが、でもそれぞれが語る発言からは、もう二度とこんな戦争はごめんだという思いは強く感じられた。
座談会出席者たちがその後の人生を、平和への貢献、あるいは戦争への反省といったことを基に生きてきたように思えたのが何よりいい。

座談会には28人が出席していたが、この映画が作られた2010年時点での座談会出席者の生存者はわずか4人だったそうだ。1963年に座談会が行われ、2010年にその再現映画が作られ、そして今は2017年。この時の流れの中で、日本の戦争体験者数は人口の10%以下になり、戦争を知らない世代の政権がナショナリズムと排外主義を叫び、あの戦争への反省から生まれた日本国憲法の平和条項改憲を掲げる時代になってしまった。

半藤一利氏もこんな今の状況を憂う一人だが、かつてこの座談会に出席した人たちがもし今生きていれば、どんな気持ちを語ってくれるのだろうか。ぜひともインタビューしてみたい。

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確実な前進、運動はさらに広がる

2017年10月23日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

とても珍しい台風直下の総選挙が終わった。今朝の「朝日」はベタ白抜きの紙面左右いっぱいの大見出しで「自公大勝 3分の2」!

残念ながら支持政党の議員さんは減ったけど、全体を見れば、改選前と比べると改憲勢力はマイナス15議席だが、立憲・共産・社民など市民連合と7つの基本政策で合意した勢力はプラス31議席となっている。これは確実に大きな前進だ。

それぞれの政党ごとにいろいろ違いはあるけど、市民連合と合意した7つの政策実現をこれからのたたかいの基本にしてすすんで欲しい。

さらに選挙後も政権へ不支持率は引き続き高く、そこからまた大きな変化の胎動が始まるだろう。

市民連合の7項目の基本政策は以下の通り。

1 憲法違反の安保法制を上書きする形で、安倍政権がさらに進めようとしている憲法改正とりわけ第9条改正への反対。
2 特定秘密保護法、安保法制、共謀罪法など安倍政権が行った立憲主義に反す...る諸法律の白紙撤回。
3 福島第一原発事故の検証のないままの原発再稼働を認めず、新しい日本のエネルギー政策の確立と地域社会再生により、原発ゼロ実現を目指すこと。
4 森友学園・加計学園及び南スーダン日報隠蔽の疑惑を徹底究明し、透明性が高く公平な行政を確立すること。
5 この国のすべての子ども、若者が、健やかに育ち、学び、働くことを可能にするための保育、教育、雇用に関する政策を飛躍的に拡充すること。
6 雇用の不安定化と過密労働を促す『働き方改革』に反対し、8時間働けば暮らせる働くルールを実現し、生活を底上げする経済、社会保障政策を確立すること。
7 LGBTに対する差別解消施策をはじめ、女性に対する雇用差別や賃金格差を撤廃し、選択的夫婦別姓や議員男女同数化を実現すること。

 

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ブックレトだけど情報を満載!

2017年10月21日 | 書評・紹介記事
『教育勅語と道徳教育』(平井美津子)が、雑誌「議会と自治体」11月号で紹介されました。ありがとうございます。

ブックレトだけどなかなか良くまとまってると! 確かにこの本、これまでもいろいろ紹介されてますが、読みやすく大事なことが簡潔に書かれてあるとの紹介が多いですね。ありがたいことです。

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どこまで働きかけられるか!

2017年10月19日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル
今朝の朝日新聞の選挙世論調査。

憲法9条への自衛隊明記賛成は37%、反対は40%。
原発稼働継続は賛成29%、反対は55%。
消費税値上げ賛成は37%、反対は55%。
安倍政権支持は38%、支持しない40%。
自民党が強い方がいい15%、よくない73%。
安倍政権の継続支持34%、反対51%。



これをみると、世論は安倍政権の存在に、政策に厳しいと言えるが、現状は比例区投票先は自民が34%で第1位、第2位は立憲民主で13%。

しかし、比例区投票先未だ不明が23%、小選挙区投票先不明が39%、また支持政党無し、いわゆる無党派層が46%!

残る3日間でこの部分にどこまで働きかけられるか。やるしかない!
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患者さん、一人ひとりのエピソードを通して理解

2017年10月18日 | 書評・紹介記事

『“生きる”をささえる看護 西淀病院発・希望の医療』が「看護のチラカ」(2017年10月15日)で書評いただきました。

こういった専門雑誌はなかなか目にすることはありませんが、ありがたいことです。

ぜひ、多くの看護師さんさんたちに読んでいただければ嬉しいです!

Amazonでのご注文はこちらです。

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日本社会に広がる学習性無気力から回復する政治へ

2017年10月15日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル
先日の北朝鮮のミサイル発射問題の学習会で、講師の飯田光徳さん(日本コリア協会・大阪)が、学習性無気力(学習性無力感)に決して陥らないことを話されていた。学習性無気力。心理学や対人支援に関わる分野ではよく知られた言葉のようで、初めて聞いた言葉だった。

ネットによると学習性無気力とは、長期にわたってストレス回避困難な環境に置かれた人や動物は、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象だそうで「何をやっても無駄だ」という認知を形成した場合に、学習に基づく無力感が生じ、それはうつ病に類似した症状を呈するという。この状態への対処法は認知行動療法が効果的だと言われている。

ちょうど今は総選挙の最中だが、戦後72年、そのほとんどの期間は一貫して改憲を主張してきた自民党とそれを補完する政治勢力のそれこそ独裁政治と言うべき状態が続いてきた。

特に今は、これまでとは一段と酷い性質の長期安倍政権の下にあり、その影響は大きく、それこそ学習性無気力が今の日本社会に広範に広がっているのではないかと感じている。

アメリカと大企業と富裕層、そしてそれに連なる自分ファーストの政治家たちにしか目を向けない政治は、外に向かっては排外主義とナショナリズム的傾向を強め、日本国憲法をないがしろにし、差別と選別の社会を作り上げ、格差と貧困を拡大し、国民の意見は聞かず私利私欲に走り、その実態を覆い隠すためにまるでフェイクニュースとも言える情報をマスメディアを利用して次々と降り注いできた。

その結果、人々の生活は目の前の情報を追いかけ費やすことに追い込まれ、何が本当のことなのか、何が本質なのか、何が希望なのか、何がより良い明日につながるのかが見えにくくなっている。

長期独裁政治の下での度重なる政治不信につながる出来事は、国民生活のさまざまな点にストレスが発生する環境要因ともなり、巨大な政治的無関心層、さらには無党派層を生み、有権者の約4割が選挙に行かないことは常態化した。それは「何をやっても無駄だ」「どうせ、政治は変えられない」ということの表れのように思え、選挙では、積極的支持ではないけど他にないから現状のままでという投票行動になり、結果として何らストレス環境から逃れることには至らない。

だけど、学習性無力感にはそれを克服する、回復する方法があるそうだ。簡単に言えば、⑴「環境は必ず変わる」と認識、⑵」壁の厚さ」を見通す、⑶「観察」と「変化適応」、⑷小さな成功を積み上げる、⑸楽観と積極の「ポジテイブ思考」。

さて、これを今回の総選挙に関して自分なりに適応して考えてみるとどうなるのか。いろんなことが考えられ、克服の道筋も見えてくる。「諦めないでしたたかに運動を続けること」(飯田さん)。その姿勢が大切なようだ。
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本日、選挙中ですが北朝鮮のミサイル問題で緊急学習会です!

2017年10月12日 | 行事のご案内&報告
北朝鮮に対して、この国はどう対応していくのか。どう、北東アジアの平和を作るために、役割を果たすのか。選挙の大きな争点です。

学びに来てください。

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自分ファースト候補者たちに絶対に投票なんかしない!

2017年10月11日 | 丸ちゃんの私的時間
「国難突破解散」と安倍首相がのたまう総選挙が始まった。もっとも国民にとっては安倍政権の存在こそが国難なのだが、どうもその点がこの人には通じないらしい。ということで昨夕はさっそくヨドバシカメラ梅田店前の演説会に「市民と野党共闘」支援の立場で参加した。

大阪9区の野党共闘候補の社民党の服部良一さん、共産党比例&小選挙区候補の清水ただしさん、ママの会の方、そして志位和夫さんからそれぞれ訴えがあった。



マスコミは今回の各勢力の対決構図を、自公➕維新 VS希望VS野党共闘の三極対決と報じるが、しかし実態は自公➕維新➕希望VS野党共闘だ。維新は完全に自公の補完政党だし、希望なんかはほとんど自公と一緒だと党首自身が認めていているのに、なぜこの点をマスコミが突っ込まないのか意味不明である。

突如民進党を解体して小池都知事の新党傘下に先を争いながら下って行った人たちが、モリカケ問題をはじめとして、国民の疑問に一切真面に応えない安倍政権を支えるという大政翼賛会的構図が選挙後に現れるのだろうか。考えただけでも恐ろしい。

一体あなたたちのこれまでの政治信条は何だったのかというような、国民のことなんかそっちのけの自分ファースト候補者たちに絶対に投票なんかしないし、そんな人たちが作る政権なんてやっぱり信頼出来ないんじゃない?

志位さんの話によると野党共闘が249の選挙区で成立したそうだ。短期間の間にこれだけ実現したということは、やはりそれほどまでに自公とその補完勢力に対する批判の声が大きいことの反映だと思う。

安倍首相は、この選挙を受けてモリカケ問題に幕引きをし、たとえ自民党が減ったとしても引き続き続投するとの姿勢らしいが、そうはさせないための野党共闘の前進を勝ち取ることに微力ながら協力したいと思う。

演説会が始まるえ前だけど、こんな新聞を↓配っていた人たちがいた。公明党・創価学会の姿勢に疑問を感じた人たちが大勢いるのだろう。紙面からそんな印象を持った。



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武庫川渓谷廃線跡ハイキング、「しんぶん赤旗日曜版」でも紹介!

2017年10月03日 | 書評・紹介記事

「しんぶん赤旗日曜版」10月1日号に、武庫川渓谷廃線跡ハイキングの案内記事が大きく載りました! 

ぜひお読みいただいて、この行楽の秋、選挙が終わったらお運びくださいね。

いいところです。

Amazonでの販売はこちらです。

 

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武庫川渓谷廃線跡ハイキング、今朝の「おはよう日本」で紹介!

2017年10月02日 | 書評・紹介記事

武庫川渓谷廃線跡ハイキング、今朝の「おはよう日本」で紹介!

 

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