まいど、日本機関紙出版です。

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1年間、お世話になりました。新年もよろしくお願いします。

2016年12月31日 | 編集・営業ふらふら雑記
2016年、まもなく終わりです。振り返れば今年も月1点ペースで本を出してきました。
企画出版、自費出版合わせてですが、これもひとえに、読者、著者、書店、取次、そして協力者のみなさんのおかげです。今年1年、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
さてこの出版業界、今や毎年前年比マイナス4%の状態で、正直申し上げて、なかなか先が見えません。止まれば倒れるという世界じゃないかと実感しています。なので仕事は休まることがありません。
というこで、数年来の懸案の企画もありますし、すぐに出さないといけない企画など、引き続き年明け早々も、忙しくなりそうです。
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関西勤労協の石川ゼミに参加して

2016年12月18日 | 編集・営業ふらふら雑記
‪関西勤労協の石川ゼミ、今日は最終回があり懇親会に参加した。私的には、今のそしてこれからの日本社会(資本主義社会)はどうなるのか、あるいはどうしていくのかという関心から参加した。‬

‪石川先生が解説される膨大な文献資料の字面を追っていくだけで必死だったけど、いろんな新しい学びがあり、とても楽しい時間だった。幕末から現代までの歴史を階級的視点から振り返ることは、今の日本社会に生きる人たちにとってとても大事なことではないかと思う。‬

‪あの、あらゆることが未曽有の出来事であった戦争が終わって71年が経過した。もちろんその間、弛まぬ歴史を前に進める彼我の闘いが繰り返されてきたわけだけど、今日の安倍政権のやりたい放題の現実に象徴されるように、しかし今持って…という感が拭えない。なぜそうなのか。その根本を探って共有し合うことが大事だと思うし、そうしてまずは今、目の前にある現実を変えていくことに力を注ぎたいと思った。‬

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土佐いく子の教育つれづれ~またあしたね〈52〉

2016年12月16日 | 土佐いく子の教育つれづれ

知らないことは罪 ゆうき先生への手紙

///土曜授業への怒り///

 あなたは、先日、支援学級在籍の六年生のあおいさんの日記を読んで考えさせられたと言っていましたね。土曜授業の実施決定の知らせを聞いた時のあの子の日記です。

 「反対です。ひきょうじゃないですか。毎日やすみがないですか。おこっています。さいあくじゃないですか。じんせいおわっています。じごくです。なんでそんなことするんですか。ほんまにさいあくじゃないですか。なんでいけんきかないんですか。ありえませんですか。おわっています。(一部略)その日はな、あそぶ日と、ゆっくりする日なんですよ。ずるやすみします。かなしいです。あそびほうだいのじゅぎょうにしてください。人のきもちかんがえてください。ねころがります。めんどくさい~。おたのしみ会します。なんで土曜日にしたんですか。ゆるしません。ぜんぜんスカッとしませんよ~。人の時間とりもどしてください~。ちょう反対です~」

 支援学級の先生が、これは「子どもの権利条約が保障する子どもの意見表明権」で、非常に大切なことだと語られる姿を見て「ぼくはもっと世の中のことに目を開いて、教育のことを考えていかないといけないなあ」と話していましたね。そんなふうに感じられたあなたの感性が素敵だなと思いました。

///エリート育成の陰で/// 

2020年に指導要領が改訂され(全面実施)980時間でも限界といわれた授業時間数が1015時間になりますよね。だから土曜授業がまた始まるのです。競争主義、能力主義が一層激しくなり「特に優れた能力を伸ばすための特別な教育プログラムの編成・実施」が提言され、大阪でも早速、グローバル人材育成のためのスーパーエリート育成が叫ばれています。

勧誘のように戦争する力に利用されるということが出てくるかもしれません。

 昨年、戦争法が強行採決された時、自衛隊員の息子  その陰で「能力のない人材」切り捨てが進められているから恐ろしいのです。7月、相模原の障害者施設で19人が殺されました。役に立たない能力のない人間は世の中で生かしておくのは税金の無駄という考えで、これは単に異常な青年の異常な事件と言えるでしょうか。いえ、今日の政治や経済、それに直結する教育のあり方が能力主義になってきているからなのです。

 
 あなたは、クラスの子どもたちを切り捨てるわけにはいかない、と昨日も遅くまでわり算のわからない子を一生懸命教えていて「『わかった』と叫んだあの顔が忘れられない。こんな時、先生って一番嬉しいですね」とメールをくれましたね。

 そうですよね。なのに国の教育政策は、人材育成のもとで公然と、できない子の切り捨てをやろうとしているのです。切り捨てられた子どもたちは黙ってはいません。「先生、ぼくも賢くなりたいよ~」という言葉のかわりに、暴力をふるい、いじめをし、不登校になる子もいるのです。その子たちに、心がけのよい子であれと諭す「道徳教育」の教科化も同時に導入されましたね。なぜ今、道徳なのか、背景を知ると許せないですよね。

///再び戦争する国へ///

 もっと言うと、落ちこぼされた子どもたちが大きくなり、仕事にもつけなかったり、低賃金で働かされ、貧しい生活を強いられるでしょ。そうすると、アメリカの軍隊のを持つ教え子の母親から、不安の電話が入りました。皮膚感覚でぞーっとしたのです。

 今またあの戦闘中の南スーダンへ武器を持って隊員が青森空港から飛び立ちましたね。知っていますか。あの空港で、夫婦が涙の別れをしたり、親子が抱き合って見送る姿を見て、えー、これってあの時の戦争風景ではないか、といたたまれない気持ちになりました。

 子どもがかわいい、いい先生になりたいと毎日必死でがんばっているあなたは素敵です。

 でも今のあなたは、なぜ土曜授業か、なぜ道徳か、なぜエリート人材育成か、なぜ南スーダンなのか…それが見えていません。知らないことは罪です。

 目の前の子らの幸せを願うあなただからこそ、今の世の中の動きを知る学びもして、真に平和と真理を追求する本物の教師になってほしいと願っています。

(とさ・いくこ和歌山大学講師)

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カジノ法案、強行可決か! 怒りの出版、準備中。

2016年12月14日 | 編集・営業ふらふら雑記
カジノ解禁法が15日未明に成立しそうだ。
カジノは賭博場なのでこれを開設すれば、賭博場開帳図利罪として「3月以上5年以下の懲役」(刑法186条2項前段)、また、カジノでお金を儲ければ賭博罪として「五十万円以下の罰金又は過料」(刑法185条)という刑罰に処せられる。だからカジノは現行法上は犯罪なのだ。
それを犯罪にならないようにしようというのが今回の特定複合観光施設区域の推進に関する法律案で、これまで犯罪であったものを犯罪では無いということにするわけだから、なんとも奇妙なことだと思う。
そうする背景に、社会の意識の大きな変化があったとするならば、 まあそういうこともあるかもしれないが、最近の読売新聞社の世論調査を見ても、カジノ解禁に「反対」は57%と半数を超え、「賛成」は34%だ。同じ質問をした2014年10月調査では「反対」が63%、「賛成」が24%で、国民の間では依然として慎重論が多く、反対世論の強さは他社の調査を見ても明白で、これではとても社会の意識が「賭博はもう犯罪では無いから、これからはもっと博打を楽しみましょうね」というようなことに変化しているとは言えない。
そしてまたもや数の力を借りての強行可決! それはこの法案だけでは無いが、安倍政権とそれに協力する公明党、日本維新の会などの議員たちの民主主義の蹂躙ぶりには、本当に怒り心頭である。
おまけに、この法律の中心的推進者が大阪の維新の会、松井大阪府知事に、吉村大阪市長、そして関西財界だということが、大阪府民の一人としてはなんとも恥ずかしいではないか。お前ら、何考えてんねんって府民・市民は突っ込まないと!
というわけで、何かをせずにはいられないので、この問題での緊急ブックレットを出版することにした。2017年の出版第一弾になるので、みなさん、ぜひ読んでね。
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なんという結末か!

2016年12月13日 | 丸ちゃんの私的時間
今夜は雨も降って寒いので早めに引き上げ、素早く風呂に入って温まった。

さて、今日の晩御飯は何にしますかね。そうそう、今日は生協の配達日で、確か先週申し込んだ美味しそうな日本酒が来てるはずだったことを思い出した。すぐにいつも置いてある場所を見たけど無い。あれ〜、どこにしまったんかいなあ。あちこち探したけど見つからない。

片付けは日中家にいた息子がしてくれてるので、彼に聞けばわかるはずだけど、まだ帰ってない。まああとでいいかと、まずはビールで晩御飯。

さてビールの次はやはり熱燗やねえってことで、再び探し回るが、やはり見つからない。息子も酒好きなので、もしかしたらどこかに隠したんかいなあなんて思いながらゴソゴソしてたら、ようやく息子が帰って来た。

早速息子に聞いた。

「なあ、今日、日本酒来とったやろう。どこにしまったん?」

すると息子曰く。

「ああ、それ、玄関で落として割れたんやわあ」

はあ~〜、なんとも、まったく予想外の返事であった!

わあああああ…。
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「パナマ文書とオフショア・タックスヘイブン」の書評記事です!

2016年12月12日 | 書評・紹介記事

「パナマ文書とオフショア・タックスヘイブン」(合田寛さん)が日本ジャーナリスト会議の機関紙「ジャーナリスト」で書評されました。

日本ジャーナリスト会議は、毎年、報道などをはじめとしたさまざまなジャーナリズム活動の中で優秀だったものに与えられるJCJ賞の主催組織として、知られています。

せっかく書評が掲載されましたので、これを機に、少しでもそんな賞に近づけるような出版活動への励みにしたいと思います。

ありがとうございます。

 

 

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真田丸も間もなく終了。幸村ロスに備えて…

2016年12月10日 | 丸ちゃんの私的時間
‪あと2回で大河ドラマ「真田丸」も終わり。ドラマの結末はわかってるけど、この1年間たのしませてもらった。‬上田に、九度山に、そして地元大阪の真田丸現地ゆかりの地にも足を運んで、歴史の面白さも味わった。ついでに、以前放送された 草刈・渡瀬・丹波ら出演の「真田太平記」(池波正太郎版)も観た。ということで、幸村ロスに備えて、その世界をもっと楽しみたいので、2冊の小説を買ったりしてみる。冬休みに楽しむとするかなあ。
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「追及!安倍自民党・内閣と小池都知事の『政治とカネ》疑惑」の書評記事掲載!

2016年12月05日 | 書評・紹介記事

「全国商工新聞」11月21日号に、「追及!安倍自民党・内閣と小池都知事の『政治とカネ』疑惑」(上脇博之さん)が紹介されました。ありがとうございます。

今朝の「朝日新聞」が「国会議員の事務所家賃 支払先が「自分」12人」と報じています。自分が所有する建物に政治団体の事務所を置き、政治資金から支払う家賃を自身で受け取ってる国会議員が12人いたという記事です。

また支払先を家族にしている議員もいたそうで、こうしたお金の出処は殆どが政党助成金、つまり税金です! 

まあ、国民が知らなければもう何でもありというような政治家のカネにまつわるニュースが尽きません。

どうすればいいのか。上脇先生はこの本で、多くの人たちが賛成できる改革案をいくつも提案されています。ぜひ、お読みください。

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