まいど、日本機関紙出版です。

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次の新刊は纐纈厚さんの『自衛隊加憲論とは何か 日米同盟の深化と文民統制の崩壊の果てに』

2019年01月30日 | 新刊案内

次の新刊は纐纈厚さん(明治大学特任教授(研究・知的戦略機構)、政治学博士)の『自衛隊加憲論とは何か 日米同盟の深化と文民統制の崩壊の果てに』です。昨年大阪で行われた講演の内容がとてもわかりやすくていいお話でしたので、それをベースにブックレットに編集しました。私たちは自衛隊に対してあまりにも無頓着でありすぎたのではないか。それが現在のような自衛隊の強大化を招いた背景の一因となったのではないかという指摘はとても大事なことだと思いました。

自衛隊加憲論とは何か 日米同盟の深化と文民統制の崩壊の果てに

わたしたちは自衛隊について無頓着であり続けていなかったかーー。自衛隊加憲論とは、歴代の政府が「最低限度の自衛力」の文言により、ギリギリのところで自衛隊を位置づけ、自衛隊の〝軍隊化〟にブレーキをかけてきた、その努力を水泡に帰してしまう案文だ。そこには自衛隊の在り方を根本から変えようとする背景が色濃く見える。こうした提案がなされる背景には一体何があるのか。本書のテーマは自衛隊加憲問題だが、同時に加憲される自衛隊の現状について、特に文民統制の問題と絡めて触れ、さらに自衛隊を取り巻く環境についても、対米関係や中国・北朝鮮脅威論を素材として触れる。

著者*纐纈 厚(こうけつ・あつし)さん
1951年岐阜県生れ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、明治大学特任教授(研究知財戦略機構)。前山口大学理事兼副学長、山口大学名誉教授、政治学博士。近現代日本政治史・現代政治社会論、対アジア関係史専攻。

●定価 本体:800円
●A5判 ブックレット 90頁
●出来予定:2月8日

※Amazonで予約開始です

 

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国際人権法という視座

2019年01月14日 | 丸ちゃんの私的時間
一昨日は、イギリスエセックス大学人権センターの藤田早苗さんの講演会に参加した。テーマは「国際社会から見た日本のメディア、ジェンダー、貧困」で、国際人権法のレベルから考えると、日本の人権状況が、いかにお粗末な段階にあるかを思い知らされた。

特に2017年に国連人権理事会の普遍的定期的審査によって、日本に対して出された勧告は200以上に及び、その改善が急務だが、殆ど進んでいない。私に言わせれば、日本政府は全くやる気がないとしか思えない。

世界有数の経済大国で、日本は素晴らしい国だと思い込んでいる人たちもいるようだが、事実は全く異なり特に安倍政権下にあって、人権破壊が急速に進んでいることは誰の目にも明らかなこと。

国際人権法というものについて、これまであまり意識することはなかったが、私自身の今後の仕事や問題意識のあり方ということで新しい視座を与えられた気がする。
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仕事はじめ

2019年01月04日 | 編集・営業ふらふら雑記
さて、今日から出勤。明日も休みなので今日も休んでも良かったけど、いろいろ気になることもあるので出てきた。今年はどんな年になるのか、あるいはするのか。自らの手で創造していくことと、どうしようもない受け身のこともあるけど、周囲から示されて、あるいはどこかに委ねて、相手との関係を作りながら進んでいくのもこの仕事のおもしろさなわけで、どんな出会いがあるのか楽しみなことである。
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今年もよろしくお願いします。

2019年01月03日 | 丸ちゃんの私的時間

ブログ読者のみなさん、新年は明けましたが、昨年義父が亡くなったこと、そして特におめでたいと思えることが身辺や世の中にあまりないので「明けましておめでとうございます」という挨拶は抜きにして、今年もよろしくお願いします。

さてこの年末年始。山梨から帰省した三男が、懸案だったリビングのピアノ(木製の頑丈で重い電子ピアノ)処分問題を解決してくれた。それまで、やれ、タケモトピアノだの、解体業者の手配だの、時間がないなどぐずぐずしていたところ、突如工具箱を持ち出し解体を始めたのだ。格闘すること約3時間、見事にバラバラにされたピアノは金属ゴミと木材ゴミに仕分けされ、あとは大型ごみの回収日を待つのみとなった。おお、やればできるもんだわとしきりに感心、驚いてしまった。

1日の元旦は家族4人で広島に帰省。幸い道路に雪は無く快適なドライブとなり、いつもの温泉も楽しんだ。実家は4年前に母が亡くなり、父は毎週末に兄の世話を受けながらの一人暮らしだったが、昨秋から一緒に暮らしている。介護保険要介護1という認定だが、動作を見るにもっと重いんじゃないのという気もする…。

そんな父も今年誕生日を迎えると93歳になり平均寿命を12年も超えることになる。住んでいる安芸高田市はいくつかの町が合併して作られ、人口は約28000人、65歳以上の高齢者が約40%を占めるが、実家の場所は同じ市内でもかなり山の中に在り、限定すればまさに過疎と超高齢化の地域になる。昨年は隣近所の4世帯で葬式を出したそうだ。想像するにこんな状況はおそらく全国の地方、とくに山村部ではもう普通のことだろう。そして親が寿命を全うした後は、今度は残された家族には残された空き家や土地などをどうするのかというまことに困った問題も発生してくる。

とまあ、そんなことも考えてしまうような年齢に自分もなったのだということをつくづく感じながら、過ごす新年3日目なのだ。

 

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