まいど、日本機関紙出版です。

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わが故郷の市長も…。恥ずかしい。

2020年06月25日 | ツイッター
因みにわが故郷の広島県安芸高田市(私が大阪に出てきた後に合併でできた市)は、まさに河井杏里議員の選挙区。市長と市議合わせて、今のところ4人がお金を受け取っている。特に市長は河井夫妻が逮捕されるとそれまでの現金受領否定発言から一転、受領を認めた。2回受け取り、2回目は返したと言うが同じことだ。なんとも恥ずかしい!

いずれにせよ自民党自身が金権体質だから、選挙になれば巨額を投入するのは当たり前のことなのだろう。そして自民党財政の7割以上が政党助成金収入で、それを国民が税金で支える制度になってるのだからこれは自民党にしたら堪りませんね。

このコロナ禍で、今の政治が国民に対していかに不誠実で正直でないかがよく分かった人たちもたくさんいると思う。命と暮らしが脅かされている人々をそっちのけにして、政党にはジャブジャブ税金が投入される制度なんてもう止めるしかないでしょう。




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小池都知事の「政治とカネ」疑惑はまだ説明されていない!

2020年06月18日 | 好評発売中の本

小池百合子都知事が再び都知事選に立候補した。4年前、都知事就任後に彼女の「政治とカネ」疑惑が浮上、政治資金のスペシャリスト上脇博之さんにこの本を出していただいた。今回の都知事選を機にあらためて政治家・小池百合子の「政治とカネ」疑惑についても都民のみなさんには知っておいていただきたい。
以下、該当章の目次を抜き出しておく。

第2章 自民党の小池百合子・新都知事の政治資金問題

1 「独りぼっち作戦」の小池百合子・元防衛大臣の組織的選挙運動と政治資金

  ・権力にすり寄った無節操な「渡り鳥議員」
  ・小池元大臣を選挙運動で支援した豊島区議団ら
  ・「JF豊島区議団」への寄附計2690万円(7年間)
  ・「JF豊島区議団」に「主たる事務所の所在地」は「小池事務所内」
  ・事務所費の不記載問題
   ・小池百合子元大臣を選挙運動で支援した練馬区議・都議ら
   ・「自由民主党練馬総支部」等への寄附は計325万2000円(6年間)
   ・「自由民主党練馬総支部」は自由民主党東京都練馬区の各支部へ寄附
   ・「自由民主党練馬総支部」から寄附を受けた自民党東京都練馬区各支部は練馬区議・都議の支部
   
2 小池新都知事の政治資金体質は自民党東京都支部連合会と基本的に同じ!

  ・自民党東京都支部連合会・都議会自由民主党(東京都議会自由民主党を含む)の政治資金体質
   ・小池新都知事の政治資金の体質(2014年)

3 衆議院議員時代の政治資金問題

   ①幽霊会社への「調査費」支出と裏金づくりの疑惑

  ・「調査費」名目の支出総額335万7000円(2009年から6年間)
  ・「M‐SMILE」の元社長(後に株式会社モノヅクリの社長)は小池百合子の秘書だった!
  ・森口氏の学歴・経歴と矛盾する(!?)「調査費」支出

  ②大量購入「切手」換金の疑惑

  ・2014年に税金で5000枚以上の切手を購入していた
  ・高額な「郵送費」「郵便代」約724万円(6年間)…高額な「切手」購入と換金の疑い

  ③「渉外費」から「生花代」を支出

  ・「生花代」約224万円の支出(2008年間から7年間)
  ・公選法違反の寄附の疑い、または政治資金規正法違反の虚偽記載の疑い

  ④政治資金パーティ収入・支出の不記載問題

  ・2012年2回の「Y,sフォーラム」政治資金パーティ収支の不記載
  ・訂正によると不記載罪だけでなく虚偽記載罪も
  ・訂正は真実か?

  ⑤宛名のない領収書問題、使途不明金問題「裏金」収支疑惑

  ・宛名も、但し書きも「空白」の領収書
  ・「自由民主党豊島総支部」の30万円の使途不明金(2013年)
  ・「自由民主党東京都第10選挙区支部」の17万7001円の寄附の不記載とその「裏金」支出(2014年)
  ・小池都知事は説明責任を果たすべき!

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土佐いく子の教育つれづれ~えっオンラインが教育を変える!?

2020年06月18日 | 土佐いく子の教育つれづれ

 さまざまな課題、多くの苦悩を抱えながら学校が再開し始めた。やっぱり、ランドセルを背負って子どもたちが学校に向かう姿は希望だ。

 しかし、この休校中、学校のあり方、教育のあり方について、いろんな問い直しがせまられた。とりわけ新聞などでも特集が組まれたりしている「オンラインが教育を変える」という問題について考えさせられる。

■文明の利器の力
 私のようなアナログ人間でも、今回のような危機の時のオンラインの有効さも認めるが、この先も教育の流れがオンライン学習に流れてしまわないかという懸念を持っている。

 実は先日、私も作文教育の研究会で、オンラインで初めて講座をさせてもらった。いつも講演も講義も参加者の声を聞き、反応を見ながら話を創ってきたので、聞き手の顔、反応も声も聞こえない中で話をすることに結構戸惑い疲れた。その後、質問や感想もたくさんいただいたので、いちがいに一方的に語っただけではなかった。

 コロナ禍の中で、不安を抱え、学びにも飢えていた先生方にとって、この学習会は元気を届けることになったようで、やって良かったとは思っている。感想の中には、小さな赤ちゃんがいて、学習会などに行けない人たちが有難い機会になったとたくさん感謝の声もいただいた。日本じゅうどこにいても共通の学びの場が持てる、これも文明の利器の威力だと感心している。

 大学でも対面授業ができない中で、オンライン授業が展開されていて、その是非が論議されている。

■対話し共有してこそ
 先日、朝日新聞に「三月中旬、春学期をすべてオンライン授業に切り替えるといち早く決めた」国際基督教大学長の話が掲載されていた。

 オンライン授業を賛美する話かと思いきや「理想の形ではありません。視覚と聴覚以外の感覚も使って、人と人、人と物とのかかわりを通して学ぶことは限定されます」「オンラインは、二次的手段として有効性があり、はなからダメではなく、活用できるところはあります」。しかし「教育は、やはり場があって、みんなが集まって、人と人がその場で対話し、共有するものです。それは変わりないし、むしろ対面授業の重要性を再認識することになるでしょう」

 全く共感だ。2018年に始まった教育のICT化に向けた取り組みが進む中で経済原理ではなく、教育の本義を考える問題提起をもらったように思う。

 非常事態宣言も解除されたので、先日オンラインで学び合った先生方とお会いして、久々に生の人と人とで生きた会話をした。オンラインではわからない全身から感じる彼女の疲労感。聞けば大変な苦労を抱え格闘中。黙って聴かせていただいたが、どれほど安心できたかと帰ってからメールをもらった。

 人と人とが生身で出会ってこそ、見えてくること、響き合うこと、つながり合うことがあるのだ。ましてや教育の場こそ、これが要ではないのか。いじめ問題しかり、ひきこもり問題しかり、どれも人と人との関係性の問題で、これこそ今の時代のネックではないのか。人とのかかわりに、不安や恐怖すら感じている子どもや青年たちに、コロナ終息後、輪をかけてIT化への動きを増長させ、人と人との距離を広げるのではないかと強く懸念している。

 再開した学校へやって来た子どもたちは、先生の優しいまなざしやあたたかい言葉かけを待っている。3ヵ月間の不安や胸に抱えてきた思いを聴いてほしい。先生わかってねと願っている。保護者の生活も一変し、どれだけの不安や苦しみを抱えてきたことか。先生聴いてくださいよと求めている。生の人と人とのつながりが今こそ必要だ。

 みんなと一緒にする久しぶりの授業。「先生タンポポの背が急に伸びてるよ」「えっ?なんで?見に行ってみよう」「明日も長さ測ってみようや」。さわったり匂ったり五感をくぐらせて物を認識し、さらに仲間と発見し、共感し、問題意識を高めていく。ときにはわからないことを教え合う。このプロセスこそを教育と言うのではないのか。
(とさ・いくこ和歌山大学講師)

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