まいど、日本機関紙出版です。

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2000万人署名で対話することで~上脇博之先生の講演@神戸女学院大学

2016年01月27日 | 編集・営業ふらふら雑記

昨夜は「安全保障関連法に反対する神戸女学院有志の会」主催の講演会で女学院大学へ書籍販売に出向いた。

講師は上脇博之先生(憲法研究者・神戸学院大学法学部)。

有志の会の皆さんはじめ、地元地域で平和運動をすすめている方たちも大勢参加されていた。

上脇先生の本はたくさん出しているが、実は講義そのものは数回しか聴いていなかったので楽しみにしていたのだ。

テーマは「安保法とは何か、どう廃止するか」。

16ページにもなる詳細なレジュメを用意されて、憲法の成立から、明日からどうたたかうのかまでを、とても優しく講義いただいたのだが、まあそれにしても独裁政権と言ってもいい自民党政権が長い時間をかけて安倍政権まで、いかにウソと欺瞞の解釈に基づきながら国民を騙し騙し、憲法をないがしろにしてきたか、その経過がよく分かる講義だった。

その長い自民党独裁政権の歴史の中でも、小泉政権以前は保守勢力としての自民党の姿がそれなりに国民の中に広く理解と支持を得ながらやってきたわけだが、新自由主義を旗印に掲げて以降は国民を欺くことがとても顕著になり、その究極が今の安倍政権だということなのだろう。

さて私たちはどうすべきなのか。

その一つとしていま全国で取り組まれている2000万人署名の大事さを強調された。

それはただ集めるだけではなくて対話をするということ。

対話をすれば、その相手は安保法制に対する怒りを再び呼び起こすことになるだろうし、無関心だった人も何らかの反応を示していくことに繋がる。

その対話の武器としてこの署名を大いに取り組むことが大事だということだ。

また今度の参議院選挙で戦争法廃止の立場に立つ議員をいかにより多く当選させるかということに関連して、ご自身が取り組まれている落選運動についても新しい民主主義運動として提起もあった。

さてこういう話をしながらも、上脇先生の頭のなかは「政治とカネ」問題のことでいっぱいだったようで、終了後の懇親会ではその取組への強い決意も述べられた。


講義中の上脇先生


こちらは「有志の会」事務局の石川康宏先生


絶賛販売中!

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土佐いく子の教育つれづれ~またあしたね〈41〉

2016年01月26日 | 土佐いく子の教育つれづれ

自ら学びの場へ~元気が出る研究会

◎行かされる研修

 大阪の子の学力が低いのは、先生の指導力がないからだとカンカンになって、教職員の研修が行われている。高い壇上から、お前ら呼ばわりで説教されたこともあるという。

 先生たちは、この研修をぜひ受けたい、と自発的に参加したわけではなく、半ば行かされて来たという人が多い。疲れ果てて眠っている人もいる。教育の技術向上ばかりが語られて、子どもの顔が浮かんでこないと言う。帰りには、自分は力のない教師なんだ、とがっくりして重い足を引きずりながら家に向かうと言う。

◎子どもの顔が浮かぶ
 
 人間相手の仕事である我々教師は、学ぶことを忘れたら、教育はマンネリ化して死んでしまう。講演や出版をすると、すばらしい実践をしてきたのだと錯覚されるが、それは違う。この仕事、そう簡単にうまくいったりはしない。

 ただ言えることは、学び続けてきたということだけは確かなようだ。自ら文献を広げてそこから学ぶ。子どもや親から学ぶ、職場の仲間からも学ぶ。

 だが、これだけでは、井戸の中の蛙になってしまう。私は、作文教育の会、文学教育を学ぶ会、美術や体育の研究会、生活指導研究会、発達研究会、また、臨床教育学会や教育方法学会などの研究会にも足を運んできた。行かされる研修ではなく、自ら学びたくて、身銭をきって出かけてきた。

 こういう研究会やサークルに行くと、何と言っても子どもの顔が浮かんできて、反省もしたり、子どもを見直してかわいくもなり、早く子どもに会いたくなって、元気が出る。私は、かけがえのない仕事をしているんだ。まだまだやれることはある。なるほど上手くいかなかったのは、こういうわけがあったのかと実践を振り返り、問題が見えてきて解決への見通しが生まれてくる。やはり元気がでる研修会なのだ。学ぶことは、自分の中に優しさを刻むことなんだと実感してきた。

 日本の教育界の大きな財産の一つに、民間教育研究団体の活動がある。多くの優れた実践がそこから生まれ、日本の教育の牽引車の一つになってきたことは、まちがいない。

 私自身、新卒以来「なにわ作文の会」というサークルで今も学び続けている。サークルが結成されて今年で60年、先輩たちが営々と築き上げてきたずっしりと重い歴史がある。私もここへ足を運び出して46年目だ。

◎若い仲間も参加

 今このサークルに若い仲間がたくさん集まって来ていて、まさに元気をもらい、学び直させてもらっている。

 新卒以来10年間学び続けている久美子先生は言う。週末疲れて、家でゆっくりしたいとも思うが、職場の先輩が例会に誘ってくれたからと参加するようになった。先輩の先生たちが、子どもが「かわいい」と言いながら楽しそうに報告したり、ベテランも悩みを語ってくれる姿に、これまた驚いたと言う。以前は、行ける時は行く程度の参加の仕方だったが、今は毎月参加している。

 高学年をもった時の実践がうまくいったと満足感を感じていたが、「それは、本当に子どもがしたい活動だったのか」と批判を受け、目が覚めたと言う。「きっちりさせなあかん」「あなたの指導は甘い」などの言葉に焦り、知らぬ間に自分の軸が大きくずれていたのだと気づいたからだ。その時から彼女は、何を置いてもサークルへ学びにやって来る。ホンマモンの学びの姿勢だ。

 3年目の壱眞先生も実に意欲的だ。「なにわ作文の会に来たら、初めての人も涙を流しながら自分の話が聴いてもらえる。自分が表現できる場所なんだ」と言う。

 彼は、いつも、たくさんの人に声をかけて一緒に行こうと誘う。「ここに行くと、子どもが好きになれるよ。日記や作文を読むと子どもが見えてきて、出会い直しができる。僕は、先輩方の子ども観にふれることで、いつも元気になって子どもたちのところへ戻れるのだ」と。

 行かされるのではなく、自ら主体的に参加する研修会、子どもの顔が浮かび、帰る時には元気になって学校へ足が向かう研修会こそが今求められている。

 20代の精神疾患の病欠者が全体の7割とも言われている時だからこそ、ぬくーい人間関係の中で、元気の出る学びの場が必要なのだ。

(とさ・いくこ 和歌山大学講師・大阪大学講師)

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校了、納品、献本作業、会議、文字起こし

2016年01月22日 | 編集・営業ふらふら雑記

今日は朝から青空が広がったいい天気で、気温も少しはマシな感じだった。

一昨日の朝日新聞の出版流通関係の記事を読みながら電車に揺られて、吹田から大阪、そして天満駅で降りてセブン-イレブンに寄って、いつものようにコーヒーを3杯、そしてちょっ甘いものを購入。

関西テレビの入ってるビルを抜けて扇町公園を横切り、DTPのサード事務所へ。

コーヒーを飲みながらあれこれ雑談、約1時間で新刊の校了作業を終える。

さてうまい具合に仕上がるかどうか。

本文用紙は最近気に入っているコスモエアライトを指定。

ちょっと厚めになるけどこれがいいのだ。

部数は3000部。

売れるかなあ‥・。

他の仕事の状態について打ち合わせ後、天満から野田駅へと事務所に向かう。

メールチェックをして注文伝票をコピー、納品準備をしてトーハンへ自転車を走らせる。

納品してスリップ棚を見ると「カレー」と書いた紙切れが一番上においてある。

はて何かなあ。ああ、そうだった、カレーを注文していたことを思い出し、お兄ちゃんから受け取る。おおきに!

お兄ちゃんから、ある出版社がある取次に巨額の売掛があるのに、取次が払ってくれないのでケンカ状態になってるというお話を聞く。

うーん、そういえばその取次にはうちのも結構残っているけど大丈夫なんかいなあと、昨年の取次倒産を思い起こしながらふと不安になる。

トーハンを出て、福島区は海老江方面へ向かい発送関係の仕入れをして事務所に戻る。

時間を見ながら遅れている献本作業をこなし昼ごはん。

MBSラジオを聴きながらネットニュースを見ながらもぐもぐ。

当面の懸案事項に関する連絡を待ちながらいくつかの少仕事を片付け、4時からの会議の準備を終えて、しばしのお昼寝タイム。すっきり気分で会議へ向かう。

会議が終わってデスクに戻ったら、懸案事項の一つについての電話が来た。とりあえず良いニュースだったので少し光が見えてきて一安心。

印刷所への入稿連絡、集会販売の手配、チラシ原稿の〆切などについてのメールと電話をして、すこし遅れ気味の文字起こしに集中。あと2時間分ぐらいのところで本日は終わりとする。

さて明日・明後日の東京行は天候が不安なので中止とし、東大阪方面での講演会参加となる予定だ。

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ツアーバス事故は人柱行政の典型です!

2016年01月21日 | 現在おすすめの本

スキーツアーバス事故の続報が続いています。

国交省は今回の事故を受けて、今後はバス会社の新たな開業に強い規制・条件を設ける方向だというニュースが流れています。

結局、新自由主義的政府のもとでは、犠牲者が出ないと何ら行政は手をつけないという人柱行政が横行しているのですね。

そもそも1999年に道路運送法を改悪して大幅に規制を緩和し、貸し切りバス事業を免許制から届け出制に変えたことが根本的誤りでした。

免許制では監査官がバス会社に来て、整備工場や会社の立ち上げ状況などについて厳しくチェックしていたのですが、それが届け出制になってからは、整備工場は何キロ以内に契約しておけばいい、バスの台数分の正社員がいなくてもいい、監査官は現場には来ないで写真で確認して2カ月以内に事後チェックに入ればいいというように極めて緩やかな条件で貸切バス会社が開業できるということになっったのが根本的原因でしょう。

ちなみに、この監査官ですが、その数がまったく現実に合っていません。

バス、トラック、トラックを監査する監督官は全国で320人(首席以上を除き係員を含む人数、2012年3月現在)ですが、事業者数は全国に12万5千社もあって、これでまともな監査ができるわけないのです。

さらに運賃も規制緩和以前は認可運賃だったのが、規制緩和後は届出制になり公示運賃内であれば自由に設定できることになりました。

でも実際には届けられた件数はほとんどなかったそうですから、ここに公示運賃の下限を大きく下回る運賃設定が行われる余地があったわけですが、これについても国交省は「届け出がないのだから公示運賃内で実施されているものだと考える」と、呑気なことで構えていたわけです。

そこに関越自動車道バス事故が起きました(2012年4月29日)。

しかし基本的には規制緩和の方針は見直されることなく来てしまい、結局今回のような悲惨な事故が起きてしまったということです。

以上は、下記の本によるものですが、ぜひこの機会にお読みいただくことを推奨します。高速バス運転手たちの座談会をはじめ、安全に利用するために私たち乗客はどうすればいいのかなど、いろいろ書かれています。

Amazonの販売サイト→http://urx3.nu/qAaU

 

 

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キッチンスタジオ探しに追われてます

2016年01月20日 | 編集・営業ふらふら雑記

振り返れば、この数年、いままで出したことのない種類の本作りを毎年1点ぐらいしている。

普通はただ単に著者に原稿依頼して書いてもらい、それを編集して出版するという本だが、それとはちょっと違った本の作り方だ。

それはたとえばCD付きの本、翻訳の本、絵本、ラジオ番組まるごと本など、いろいろなつながりで出版する本の企画の仕方、作り方などで、毎年なにか新しいことをしている。

ちなみに今は、料理方面の本の準備をしていて、料理といえばレシピと写真がないと本にならない。

その写真のことで、この2日間は大阪近郊のキッチンスタジオ探しをしているのだ。

こういう本の写真はただ撮せばいいというものではない。

料理を作る人はもちろん、カメラマン、スタイリスト、料理コーディネーター、調理アシスタントなどいろいろな人と手間がかかるようで、何しろ初めてのことばかりで、しかも時間とお金がかかる代物だ。

まあ、何事も経験というか、挑戦やね。

さて、うまくできるのかどうか、まだゴールは見えていない。

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次の本は、『マイナンバーはこんなに恐い! 国民総背番号制が招く“超監視社会』です!

2016年01月18日 | ただ今、編集作業中の本

 

国民にとって大きな問題を抱えたまま、見切りスタートしたマイナンバー制度。

今、書店のマイナンバーの本といえば、「マイナンバー制度をどう活用するのか、こうすればうまくいく」というような本ばかりが幅を利かせていて、この制度に疑問を呈する本はほとんどありません。

その本質に、マイナンバー研究の第一人者である黒田充さん(自治体情報政策研究所、大阪経済大学非常勤講師、大阪自治体問題研究所研究員)が迫ります。

みなさんの疑問に答えている内容だと自信を持って出版です。乞う、ご期待!

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マイナンバーはこんなに恐い!
国民総背番号制が招く“超”監視社会 

黒田充/著

あなたの氏名よりも番号、あなた自身よりもコンピューターがあなたのことをよく知り、コンピューターに評価され分類され排除される社会。そんな“超”監視社会をマイナンバー制度は作ろうとしています。

マイナンバー制度への関心は、番号通知が行われ利用が始まる中で急速に高まっています。また、署名運動が取り組まれたり、違憲訴訟が提起されたりなど、ようやくマイナンバー制度反対・廃止運動も盛り上がってきました。拙い論考ですが本書が、マイナンバー制度の本質についてのより活発な議論や、廃止への運動の一助になれば幸いです(著者まえがきより)。

●本体1400円

●A5判176頁

●2月5日出来予定

●ご予約、受付中!

 

 

 

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再び、格安ツアーバス事故で若者が犠牲になった・・・

2016年01月16日 | 現在おすすめの本

再び、スキーツアーバス事故で多くの若者が犠牲になった。

痛ましい事故である。

4年前の関越自動車道の高速ツアーバス事故を受けて、規制緩和と過酷な労働実態を告発する『高速ツアーバス乗務員は語る~家族は乗せたくない』(自交総連大阪地連/編)という本を出した。

その後、国交省はこはこの事故を受けて思い腰をあげ、①運転手1人が運転できる距離の上限を夜間400㌔、昼間500㌔に制限、②新規参入事業者の資金基準の引き上げ、③運転手への安全研修や飲酒チェックなど必要コストを含んだ料金体系の導入などの安全対策を講じ、旅行会社の不当な運行委託を禁じ、安全軽視の運行を行わないように業界に求めたきたが、それでもやはり事故は起こった。

今回の事故原因はまだ解明されていないが、いずれにせよ依然として、健康管理や労務管理を犠牲にしての格安ツアー企画が販売され続けている実態は変わらないようで、利用者が命の安全をとるか、料金の安さをとるかという究極の選択を迫られるような社会、あるいは運輸行政はなんとかしてもらいたい。

 

 

 

 

 

 

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本と雑誌の知を再発見「LITERA」で紹介されてました!

2016年01月15日 | 書評・紹介記事

昨年のことで見逃していましたが、本と雑誌のニュースサイト「LITERA」で小社の『犬たちも戦争にいった』(森田敏彦著、2014年)が紹介されていました!

このサイトは骨のあるニュースサイトでよく見ます。

特に、表に出ているマスコミ報道ではわからない社会的強者の裏の姿などを取材、告発するその記事は実に面白いです。

今でいうならば反権力、反安倍、反マスコミといった視点の本質をついた記事が読みごたえあります。

件のSMAP解散報道関連の真相についても迫っていますね。

またこちらの本も紹介されていました。お薦めのサイトだと思います。 

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やはり話題は日韓合意について

2016年01月13日 | ツイッター

昨夜は、「『慰安婦』問題の解決に向けた意見書可決をすすめる会」の会合に参加、終わった後、新年会へ。

先月の12月5日に行ったシンポジウムの振り返りも行われたが、そっちはもう随分以前のことのような感覚で、もっぱらの話題の中心はやはり日韓合意についてだった。

政治的談合と言ってもいい今回の元被害者たちを無視した合意内容にはやはり批判的意見が次々に出された。

これからこの合意をめぐってどのような動きが現れるのかわからないが、やはり基本は元被害者の望むこと抜きには考えられないということ。

私たちの会も今の状況に合わせたものに発展させていくべきだという声もあり、これからどうするのか考えていく時期だと思う。

安倍首相にすれば今回の合意は「してやったり」ということなのだろうが、あらためて私たちはなんとも愚かなトップを掲げてしまったのだろうかと思ってしまう

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ドラマをよく見ます。素晴らしかった「コウノドリ」!

2016年01月08日 | 丸ちゃんの私的時間

テレビ番組をハードディスクに溜め込んでおけるようになって、録画したドラマをよく見るようになりました。

今は夢中になっている朝ドラも「カーネーション」辺りからすべての番組を見ています。

地上波は各シーズンごとに民放の新ドラの宣伝をチェックしてどれを見るか決めます。

NHK総合やBSも見逃せません。

そして良質なドラマが豊富なのがWOWOWです。

毎月新ドラが2本ぐらい、また単発モノもあります。

WOWOWのドラマは脚本がとても良く出来ていて、他の地上波ドラマが貧相に思えてくることもしばしばです。

CMがないのもいい。

あと、NHKなどのドキュメンタリーものもよく見ます。

しかしどれもリアルタイムで見ることは殆どなく、すべてて録画です。

こうして夜な夜な息抜きにドラマを見るわけですが、この間は、民放の「コウノドリ」が実に素晴らしかったです。

毎回涙なくしては見られないものでした。

総合周産期医療センターを舞台にしたドラマです。

私の子どもたちは3人とも助産院で何事もなく生まれましたが、このドラマは、出産とは本当はこんなにハイリスクをともなうこともあるんだということを驚きを持って教えてくれました。

母体胎児集中治療室(MFICU)や新生児集中治療室(NICU)に運ばれてくる妊婦や家族たち、そしてそれを助ける医師や助産婦たち。

登場人物のそれぞれがそれぞれに難しい事情を抱えながらも、生まれてくる子どもたちのために、それこそ全身全霊を傾けていくつもの高い壁を乗り超えるために全力をあげる。

そして身も心も切り刻むような格闘の末に生まれてきたわずか1000グラムにも満たない赤ちゃん・・・。

ドラマは完全無垢な瞳を動かすその子のまわりで、喜び、悲しみ、無念、後悔などさまざまな思いを持つ人々を描いていきながら、毎回この病院内の出来事で終わっていますが、やはり見終わって思うのは、退院していった子どもたちが生きていく社会はどんな社会なのだろうか、苦しんで苦しんで生まれた子どもたちが幸せに生きていける国なのだろうか・・・ということです。

そんなことをいつも思っていました。

とにかくすごいドラマでした!

制作に関わったすべてのみなさん、ありがとう!

 

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何冊でも本が作れる、そんな感じです。

2016年01月08日 | 編集・営業ふらふら雑記

仕事初めの1週間が終わろうとしていますが、今週はさっそく新たな出版企画が3、4点決まるという例年とは違う年の始まりになりました。

おかげで今年の前半はこれで目一杯という出版スケジュールになってしまい、正直、出せるんかいなあとい気持ちもありますが、まあなんとかなるかと思っています。

現実の作業時間などを見通すとかなりぎっしり濃厚な見通しなのですが、不思議なことに頭のほうというか、気持ちのほうはまだまだ余裕があるんです。

やむなく本作りを始めた11年前は、たった1冊の本を作るのに精神的にはもう精一杯で、とてもとても何点も先の企画などに思いをいたすことなど出来なかったのですが、不思議なもので、慣れてきたということなのかどうなのか、今は何冊でも本が作れる、そんな感じなんですね。

出版企画の提案、どんどんお待ちしています!

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今年もなんとか乗り切っていきます!

2016年01月04日 | ツイッター

新年、おめでとうございます。

今日から出勤し、さっそく仕事を再開しています。

今年はどんな本を出せるのか、とても楽しみです。

とはいうものの、すでに次のようなテーマの企画が決まり進行中です。

マイナンバー制度、被災地福島、コミュニケ―ション力、憲法と恋愛、大阪の自治体財政、子どもの貧困、18歳選挙権、学校給食、地方自治体職員を定年退職するにあたって、大阪の戦跡、ちょっと変わった猫の写真集、編集技術関連、戦争体験…などなど。

また社会保障の連続講座本などの提案もきています。

まったく統一性のないテーマではありますが、これでいいんです。

さまざまな形で読者のみなさんに問うていきたいと思います。

憲法改正問題も大きなテーマになるでしょう。

毎年数%ずつ売上減少が続き、1年後がどうなっているか見えない出版業界ですが、今年もなんとか乗り切っていく決意です!

ぜひともお力添えをよろしくお願いします。

 

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