まいど、日本機関紙出版です。

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森友学園「瑞穂の國(安倍晋三)記念小學院」を見に行った

2017年02月25日 | 丸ちゃんの私的時間

今日は休みで天気も良かったので、今、渦中にある隣町のあの場所を見てみようとウォーキングがてら出かけてみた。

とりあえず相川駅まで歩いて阪急電車に乗り十三乗り換えで宝塚線の庄内駅でおりる。改札を左に出てちろりん村という飲み屋街を抜け、大阪音大エリアに入るとすぐに目の前に工事中の茶色の建物が見えてくる。

下のグーグルマップ(これはまだ工事前のもの)の野田町中交差点の左上の区画が問題の森友学園「瑞穂の國(安倍晋三)記念小學院」予定地として売却されたエリアだ。ただし、なぜかわからないがその区画の右下角のエリアは隣の野田中央公園の一部として現在整備中になっている。

野田中央公園が9492㎡で豊中市に14億2300万円で売却され、この安倍晋三記念小学校が8770㎡でたった1億3400万円で売却(10年の分割払)されてるのだから、誰が見てもその不自然さは明らかだ。

本来、国に入るべき収入が、ということは私たちが収めた税金がもとになっている国の財源が、誰かの意図で、あるいは何らかの事情で不当に減らされてしまい、その一方でこうして利益を得ているものがいるという今回の事件、その全容解明はまだまだこれからだ。

これが野田中央公園。きれいな広々とした公園だ。

そしてこれが「瑞穂の國〇〇〇〇記念小學院」。看板文字の配列のバランスがなんとなく不自然で、「瑞穂の國」の下に「安倍晋三」と4文字入ればちょうどよくなると思うのだが…。

工事現場には、あの学校法人塚本幼稚園の送迎バスの姿も。

掲げられていた建設工事の許可票など。なんと、建設会社はうちの地元の会社かあ。藤原工業さんね。

その区画の一部は公園として整備中というなんとも不思議な区画になっている。

向いの市営住宅に上がって全体を俯瞰してみた。いやあ、これは4月開校は無理じゃないかと思うけど、どうでしょう。ちょうど伊丹空港に着陸する飛行機が真上を飛ぶ場所になる。

こちらが1億3400万円。


こちらが14億2300万円。この両地、地元の人に聞くと、阪神大震災時には避難住宅が建っていた場所だったそうだが、なぜ多くのゴミが埋没したのか、それ以前のことはわからないとのこと。

さて、庄内駅に戻り十三まで移動、今度は淀川区を西へとウォーキング。めざすはあのトラブルだらけ“愛国幼稚園”だ。西淀川の歌島橋と十三を結ぶ淀川通をちょっと淀川側入ったJR塚本駅に近い場所にある。

1950年に開設の幼稚園で、結構古い歴史がある。なんとなく独特の雰囲気の正面玄関だ。写真を撮っていると、私と同年代のおっちゃんが話しかけてきた。護国神社の関係者だとかで、「この幼稚園は警備がしっかりしていて、安心して子どもを預けられるから良いですよ」と。小学校の設立準備室がおかれてるようで、その案内のメインは教育勅語をしっかり身につけさせることだとか!

玄関内の「さざれ石」というのもなんかすごい!園庭は園舎の1階部分のようで、ここでは運動会はできそうにないが。

いろいろ問題のある幼稚園だということは、すでにマスコミなどで報じられているが、ここではこの幼稚園を退園・退職させられた人たちのホームページがあるので紹介しておこう。

さて肝心の問題解明の方だが、昨日の衆院予算委員会質問では、宮本岳志議員が契約前に価格をめぐって2015年9月4日午前10時に近畿財務局9階会議室で、近畿財務局統括管理官と大阪航空局調査係と森友学園工事請負設計会社所長と建設会社所長が会合を持ったという衝撃的事実を明らかにされた。この会合の内容が明らかになれば価格決定の経緯もわかるだろうから、ぜひとも証人喚問をして真実を暴いてほしいのだが。

 

 

 

 

 

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某大手書店で平積みです!

2017年02月25日 | 編集・営業ふらふら雑記
昨夕、天王寺方面へ所用があり、某大手書店に立ち寄ると、『これでもやるの?大阪カジノ万博』が平積みされてました。
二つの本の間で凹んでたということは、動いてるんかなあと。地元本とはいえ、最近は新刊委託部数が減ってるので、滅多に平積みされることがなくなったので嬉しいですね。
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ちょっと近刊の告知です。

2017年02月21日 | ただ今、編集作業中の本
昨日、上脇博之先生から小社から10点目となる新刊の原稿をいただいた。
当初は4年前に出した「自民改憲案 VS 日本国憲法」の改訂版という企画だったが、今年が憲法施行70周年ということもあるので大幅に書き込んでもらった。
旧憲法から現憲法の成立、いわゆる押し付け論、現在の改憲問題から南スーダン派兵、そして日本国憲法の真価と希望など全9章にわたって、上脇憲法本の集大成的意味を持つ本になると思っている。
ページ数もいつもとは違って、厚のある単行本になる予定だ。
3月末発行予定というちょっとタイトなスケジュールで、同時進行の他の新刊もあるけど、しっかりと仕上げていくので、楽しみにしていてもらいたい。
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「これでもやるの? 大阪カジノ万博」の紹介記事です!

2017年02月21日 | 書評・紹介記事

『これでもやるの? 大阪カジノ万博』が「しんぶん赤旗」2017年2月19日に紹介だれました。ありがとうございます。

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真田丸を歩いて来た!

2017年02月19日 | 丸ちゃんの私的時間
好天に恵まれた今日の大阪。なかなか行けなかった真田丸現地を訪ね歩いて来た。9時前に家を出て吹田から玉造駅へ。いつも歩く道を辿って、三光神社へ向かう。何度目かの幸村像と真田の抜け穴を見て、大阪大空襲で壊れた石の鳥居と新しく作られた鳥居という二重の鳥居をくぐって神社境内へ上がる。同じ目的か、いくつかの集団もあり、なかなか賑やかだった。

神社隣の小高い丘に上がって陸軍真田山墓地へと向かう。ここも何度か来たが、やはり膨大な数の墓標に圧倒される。この墓標の数の何百何千倍もの命が明治以来の戦争で亡くなったということを想像してみる。

墓地から民家の間を西に抜けて、真田丸の核心部らしき場所へと向かう。この辺りには、真田丸の一角を占めていたお寺がいまも残っている。その一つが心眼寺。



寺の北側には堀跡が残り、今は道路になっている。寺の向かいの明星学園前には真田丸碑も最近建てられ、校舎にはこんな感じの壁画も描かれていた。


さて真田山エリアはこんなことで終わって、次は天王寺エリアヘと向かう。これまで歩いたこともない街中を楽しみながら一心寺をめざす。途中に創価学会エリアと呼んでもいいような場所を通ったのは発見だった。一心寺は今日が何の日か知らないが、とても大勢の人で溢れていた。若い人も多く、いつの間にか日本人はこんなに信心深くなったのかと思ったりもしたのだが。さて一心寺には真田幸村関係では、夏の陣で激闘の末に亡くなった徳川の武将本多忠朝の墓がある。言い伝えでは、戦いの前に酒を飲みすぎて失敗したそうで、今は酒封じ祈願の場所として、禁酒をしたい人たちが訪れてるそうだ。
いよいよ今日のクライマックスの場所、幸村が討ち死にした場所へと向かう。一心寺のすぐ向かいの安居神社がそこだ。夏の陣の最終段階、家康の首を討ち損ねた幸村が逃れて来たこの神社の松の下で、徳川の松平忠直隊の足軽頭西尾久作が、精魂尽き果てていた幸村から「お前が私の首を取れ」と言われて討ち取ったと伝えられている。NHK大河ではこの最後のシーンは、佐助に介錯をさせたことになっていたが、がこれには諸説いろいろあるそうだ。



さて天王寺エリアの最後は、茶臼山だ。冬の陣では徳川家康の本陣となり、夏の陣では真田幸村の陣となった小高い丘。上に登って、今は高層ビル街が広がる街並みを消して、ここから真田丸や大阪城が見渡せたことをちょっと想像してみた。


こうやって日常から飛び出し、歴史の世界に身を浸してみるのもなかなか楽しいものだと思った1日だった。
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土佐いく子の教育つれづれ~またあしたね〈54〉

2017年02月15日 | 土佐いく子の教育つれづれ

何げない日常を書き留めいとおしむ


///ふるさとの母生きよ///

  90歳になる母が闘病している。私などと違って、なかなか精神的にも肉体的にも強い人で、100歳までは死なないと思っていた。知らせを聞いて、ふるさと徳島へ急いだ。鳴門大橋から激しく巻いている渦が見える。「大寒の渦の慟哭 母生きよ」ふるさとの俳人、橋本夢道の句が思わず口をつく。病院へ駆けつけ「母さん、来たよ」と言うと、目も開けず「うれしい」と言う。

 自分の口で食べ、おいしいと感じ、自分の行きたいところへ自分の足で行く、目を上げて空を見て美しいと感じ、陽射しの温もりに心を休める。このごく普通の日常がままならぬ日が来るんだ。母が生きていてくれるだけで、自分と死との間に突っ立てができていたようで、70歳近くにもなって、いまだに死との距離が遠かった。

 今改めて、何げない日常の大切さをしみじみ噛みしめている日々だ。私はその日々のいとなみを言葉にして書き留めている。

▲今朝の温度計はマイナス。氷がはっている。近所の公園で毎日しているラジオ体操に夫と出かけて行く。気の合う近所の人たちとしゃべり、笑いながらウォーキング。池に飛んでくる鷺の飛翔する姿をじいっと眺めていた。背中に乗せてほしいな。

▲今日は朝から白菜の漬物とたくあんのカレー漬けを作る(冷蔵庫には、柚子大根、かぶらの酢漬、ナスの辛子漬、きゅうりのキューちゃん漬けも並んでいる)。自分の手で料理をするのは楽しいし、気分転換になる。

▲午前中、家にいる時は、9時から1時間は文献の学習にあてている。今はヴィゴツキーの『思考と言語』と格闘中。背すじが伸びる。

▲今日は、寝屋川へ学童保育関係の講演に行く。少し準備不足で、話があちこちいく場面もあり、慣れにまかせず、やはりもっときちんと準備がいる。反省。

▲帰りに大好きな古本屋に寄る。縄文人のことを書いた本と「黄檗の書」稿集の本を安く手に入れる。わくわく。山ほどの本を家にどんどん貯めて、さてどうするんや?!

▲台湾が原発を廃止するのニュースが飛び込んでくる。なんと日本の福島のあの事故を見て決断したというではないか。当の日本では、原発再開、ホンモノの知性とは何か。

▲3月にひかえている書道展の作品をあらためて書き直す。毎回の作品展で、自分の人生史を絵と書でかいて表現してきた。今回は、父の人生を書いている。玉砕の戦地から、命からがら生きて帰って来た父…。あの父ありて我ここにありと筆に力をこめた。

▲若い先生から涙の電話。学級通信に書いた記事に親からのクレーム。もう出す自信がないと言う。しかし、よく聞くと、それは親自身の子育て不安のSOSだ。それを若い先生にぶつけているのよ、大丈夫。

▲久々に大学へ。「ワー先生、久しぶり!また小さくなったなあ」と抱いてくれる。若い男性がだ!「先生が若かったら結婚したいわ」「ハハハ私もや、相思相愛やなあ」。かわいい大学生だ。

▲左手が時々しびれる。頚椎がおかしいらしい。絵や書をかいても原稿書いても何時間でも下に向いてやってしまう。それに神経を使っても首や肩が凝る。病気らしい病気もせず、おかげで元気にきたが、そろそろ身体がゆっくりしろと発信しているのだろうと思うけど、またついつい…。

▲友人が入院したという知らせ。すぐに絵手紙ふうにしてお見舞いのハガキを送る。人は、発信しなければつながらないと常に思っているので、結構まめに筆をもったり電話も入れている。

▲大阪の「チャレンジテスト」。これは大変だ!子どもの悲鳴が聞こえる。1回のテストで内申書が決まる。先日のテストでは欠席者が続出した。教師の説明が悪いと攻撃の声もあったが、出るべくして出た問題。現場の声をていねいに聴きとってほしい。子どもを泣かせるな!

 喜んだり不安になったり考え込んだり、いろいろある日々だが、この先の人生を考えると、今日が一番若い日、日常の生活の中にもある、ちょっとすてきな話に心あたためて今日という一日を大切にと思う。「母よ生きよ」と願いながら…。

(とさ・いくこ和歌山大学講師)

 

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『これでもやるの? 大阪カジノ万博』、重版へ!

2017年02月07日 | 好評発売中の本

最新刊の『これでもやるの? 大阪カジノ万博』(カジノ問題を考える大阪ネットワーク/編)を重版することにしました! 

在庫がほぼ無くなったことに加え、これからこの問題で大きな世論を大阪府下に作っていくのに、この本はきっと役に立つと思ったからです。

出版の世界は恐ろしく、初版の書店委託分がいつ返品されてくるかわからないということがありますが、それよりも運動の広がりのために武器としてどんどん供給していかなければと思ったからです。

返品の恐怖に怯えて闘いを放棄するわけにはいきません!

ということでみなさん、返品の山に小社が潰されないように、どんどんこの本を広めてくだるようお願い申し上げます。

大阪府下主要書店、Amazonなどで絶賛販売中です。

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職場でカミングアウト、就業規則変更へ!

2017年02月07日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

小社の著者のお一人、岸本(旧姓杉山)貴士さんが昨秋、同性パートナーとの養子縁組をし、そのお祝い会を開いたことはこのブログでも紹介しましたが、養子縁組を受けて岸本さんが働く職場で就業規則の結婚の定義について、これまで「法律婚」だけであったのが、事実婚」と「同性婚」が加えられるようになったことを一昨日の「しんぶん赤旗」が紹介しています。

職場である尼崎医療生協の船越理事長は「公的な制度を使う上ではまだハードルがあるが、こういうことが多様性を認めていく社会への変革のきっけかになれば」と話されています。

それにしても、この先見性ある対応はすばらしいと思いますね。ぜひ広がってほしいです。

 

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衆議院予算委員会でカジノ問題について清水議員が追及!必見の動画です。

2017年02月04日 | 編集・営業ふらふら雑記

昨日の衆議院予算委員会で清水忠史議員(比例近畿)が、カジノ問題についてとてもわかりやすい追及をされました。

安倍首相が大阪のカジノが万博とセットだということを知らないとは、驚きです。

それにしても、総理に聞いているのにいつも石井国交大臣(公明党)がしゃしゃり出て、質問に噛み合わない答弁を繰り返すのには呆れます。

ちなみに、公明党の山口代表は、党支持者のカジノ反対の声が強いので法案に反対したそうで、こういう安倍総理の公明党出身閣僚の使い方は実にいやらしいですね。

大阪カジノ万博についてはぜひこの本を!

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「これでもやるの? 大阪カジノ万博」が、再び新聞に紹介されました!

2017年02月02日 | 書評・紹介記事

『これでもやるの?大阪カジノ万博』の紹介記事が「しんぶん赤旗」に載りました! ありがとうございます。

おかげさまで好調に出庫が続いています。

ある国立大学の生協からは、先生が授業で使われるのでしょうか、テキスト採用品としての注文もいただきました。

大阪にカジノを作らせない、あんな危険なところに万博を持ってこない、そのたたかいは今、始まったばかりです。

だいたい2025年時点で埋め立てが完了していない計画なのに、いったい何を考えているのか…など、おかしなことだらけの計画です。

カジノで景気回復、起爆剤に、あの万博の夢よもう一度といようなアドバルーンを打ち上げて府民・市民を惑わし、無駄なお金をつぎ込む、そんな都市づくりに未来はないでしょう。

大阪府下の主要書店、
Amazonなどで→http://ur0.work/BlSp 発売中です。

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