まいど、日本機関紙出版です。

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阪神ファンはそれでもええん?

2009年10月29日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 ほかに書くことはないのかと言われそうですが、でもひと言いいたい。大リーガーの城島選手が阪神に入団した件です。

 なんか、えらいすんなりと話がまとまったみたいですが、やはりお金のある球団は違いますね。別に悪いことではないので文句を言われる筋合いのものではないのですが、なんだかねえ…という印象です。お金さえ払えば、ホイッと有力選手が獲得できるんですから。

 でもそうやって何も苦労せずにお金で簡単に選手に来てもらって(もちろん苦労はあるのでしょうが)当然レギュラーでしょうから、キャッチャーなのでしょうが、そういうチーム作りをいつまで続けるんでしょうかね。 

 今年がんばってたあのキャッチャーさんはどんな気がすることかと、心配してしまいます。彼だけではないでしょう。ほかの選手に与える影響もあるのではと思います。

 また阪神ファンはこんなんでいいんですかね? 勝てば何でもいいということなのでしょうか。 まあ私ならあんまり応援する気にはなりません。選手を育てていくという考えはないんですかね。
 
 わが貧乏球団広島カープは違います。選手を自前で育てていきます。だから皆、熱心に応援しますよ。我が選手、我が球団なのです。

 でもその育てた選手を金持ち球団がさらっていくのです。FAだから仕方がないのですが、指をくわえて見ているしか手がないのです。これは悲しいことです。トホホです。

 まあ、今回のような選手の獲得の仕方をいつまでもしていると、つまんないという感じがするのです。

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吹三・東9条の会、講演会とコンサートのご案内

2009年10月27日 | 行事のご案内&報告

 私の地元の「吹三・東9条の会」が結成4周年となり、以下のような講演会を開くことになりました。お近くの方々、ぜひご参加ください。

 ●テーマ 「アジアの平和」 日本の加害責任に焦点を当てて

 ●講 師 米澤清恵(よねざわきよえ)さん

      元大阪市立中学校教員。
      2001年~2003年に韓国延世大学語学堂へ留学。
      2003年~大韓民国民団西成支部国語教室講師、大阪AALA理    事。

 ●日 時 2009年11月29日(日)午後2時開始

 ●場 所 吹田市勤労者会館2階ホール

 
 これに先立って前日の夜は前夜祭ということで、午後7時からこばと保育園ホールでピースコンサートを企画しています。ただいま出演者募集中で、ジャンルは問いません。該当地域在住の方に限られますが、趣旨に賛同いただける方ならどなたでも出演出来ます。ご希望の方は私までご連絡くださいませ。
    
    

  

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うーむ、日程が・・・

2009年10月27日 | 編集・営業ふらふら雑記

 うーむ、かなりの団子状態になって来つつあることが判明しました。当面の本の発行見通しのことです。

 昨日の午後はある人と新刊の打ち合わせ。提案した発行期日について「ちょっとこれでは間に合いませんね。もう少し早くしましょう」ということになり、その結果当面4点の新刊が重なりそうになることが明らかに! 

 1つは年内に発行、1つは年明けに発行、あと2つは1月中に発行という感じで、まあやるしかないと腹を括っているのですが、やっつけ仕事は出来ないので、さてどうしたものかと…。

 費用の問題もあります。まあ作ってる本人としては、ある程度の目算はあるのですが、あくまでも皮算用やからねえ。

 でも昨日の提案についてはなかなか頼もしい見通しも語られましたので、そこに希望を抱いてやらねばと思っています! 

 

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新刊『子どものまなざし』、全国学童保育研究集会で200部完売!

2009年10月26日 | 編集・営業ふらふら雑記

 この土日は全国学童保育研究集会の書籍販売に出かけました。

 初日の会場は滋賀県立体育館。8時過ぎに吹田を出発、やや渋滞気味の名神高速を大津ICで降りて琵琶湖に面した会場に到着。ちょっと早く来すぎたみたいで缶コーヒー飲みながら朝の琵琶湖をしばし眺めました。隣を見上げると高層のプリンスホテル。全面ガラス張りで倒れたら危ないやろうなあ…などと考えながら集合場所へ行きましたが、やはりまだ時間が早すぎるので本を読みながらボケッとしていました。

 やがて集合時間になり打ち合わせが始まりました。ほとんどの商品が地元の書店さんと集会販売専門書店さんへの委託品で、出版社自身が出っ張ってきたのはウチと明石書店、日本ミック、川島書店の4社だけで、ジャンケンで場所取りをし、1番になったので入り口側にデスク2本分のスペースを確保、アイテム数は少ないので全部平積みで、イチオシの新刊用に幟を立てました。

 参加者は4500人あまりのようで、まあ相当の熱気ある集会でした。販売の方は、この日が最初の販売機会となる新刊本を2日間限定の特別定価で(関係業界のみなさん、ごめんなさい)声を張り上げ「ハンカチとティッシュ無しには読めない本」と言って売り込み、まあそれなりの状況でした。

 こういう集会販売は終わると参加者はザアッと出口に流れていき、あまり本の方に気は向かないみたいですね。暗くなってから撤収、一路渋滞の名神高速を吹田に向かいました。

 2日目の会場は立命館大学草津キャンパス。この大学のために作られたと思われるような草津田上ICを降りると目の前が大学です。広大なキャンパスに驚きながら駐車場を目がけて奥へ奥へ。販売場所のすぐ入り口に車を止めました。

 再び早く来たので会場設営を手伝い、それからくじ引きで場所決めて販売設営完了へ。9時半からの分科会目がけて参加者が増えだし、本もそれなりに売れてゆきました。

 主商品である新刊の『子どものまなざし』の著者、土佐いく子さんの分科会は別の建物であることが判明、そこでかもがわ出版のS木さんに助言を受けて昼休み限定の出張販売へ分科会会場前に行きました。そして昼休み、見事に助言は当たり、みるみる本が売れていきました。

 その間、もとの売り場の方は空っぽになっていて仕方がないなあと思って引き上げてみると、有り難いことです、かもがわ出版のS木さんとY田さんが交替で店番をしてくれていたのです。感謝感激雨霰! おかげでこの新刊本、持って行った200部を完売したのです! こういうことは滅多にないことで、本当に有り難いことでした。

 以上、2日間の行商報告でした。う~っ、それにしても疲れました。

 

 

 

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第44回全国学童保育研究集会に行商に行きます。

2009年10月22日 | 編集・営業ふらふら雑記

 今週末の土日は久しぶりに全国学童保育研究集会での書籍販売に出かけます。会場は滋賀県立体育館(24日)と立命館大学草津キャンパス(25日)です。遠方での開催の場合はどこかの書店さんに委託して販売してもらっているのですが、今年は交通の便が良さそうな近畿圏内ということで出かけることにしました。

 主たる販売書籍は土佐先生の新刊『子どものまなざし 子育てがおもしろくなる話②』です。ど~んと車に積み込んで行きます。2日目の天気が少し心配です。車で2往復、しんど~い! 

 もし集会参加予定でこのブログを見てはる方がおられましたら、どうぞ書籍コーナーに立ち寄ってくださいね。

 売れてちょうだい……。

 

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最新刊『子どものまなざし 子育てがおもしろくなる話②』 土佐いく子 著

2009年10月21日 | 新刊案内

 三年生の新也くんが友達とケンカして、三階の窓の柵に登って「死んだる」と叫んでいます。暴れる新也くんを抱いて静かなところへ連れていきました。

「なあ…新也、沖縄にね『ヌチドウタカラ』っていう言葉があってね、『命こそ宝』っていう意味や。沖縄は戦争があったからたくさんの人が死んで、それで沖縄のおばあたちはその言葉をずっと大切にしてきたんやで。『死んだる』なんか言うてたらあばあが泣くで」と言うと表情が和らぎました。ふるさと沖縄が大好きな新也です。

「死ぬまで一人、死んでも一人、幸せになりたかった」という言葉を残して、秋葉原で青年が他殺という名の自殺をしました。死んでからもずっと孤独だと叫ばせる今日の時代とは何なのでしょうか。

 いえ青年ならずともわずか七歳の一年生が「先生、ぼくなんか生まれてこんかったらよかった」とつぶやく今なのです。今、学校は何をしなけらばならないのかと考え込んでしまいます。

 私は昔も今も学校は、子どもたちに生きていく希望を届けるところでありたいと思ってきました。そうです。学校へ行けば賢くなれる。そして「よう来たね」と声をかけてくれる先生がいて、「遊ぼ」と誘ってくれる友達がいる。やっぱり人間ってあったかいなと人への信頼を届ける所なのです。だからこそ、学校は安心の場、自分の居場所のある所でありたいものです。

「先生、ぼくここにいるよ。ぼくの方向いて! ぼくの話聞いてね。勉強わかるように教えてね」とどの子も願っています。

 子どもたちは、悲鳴をあげながらも明日に向かって、健気に生きているのです。

 いえ、親や先生たちも今を生き抜く知恵とエネルギーを貯めながら懸命に歩き続けているのです。

 私は、そんな子どもたちや親、先生方にたくさんの元気をいただいて四〇年間教師生活を続けてきました。

 人間が人間らしく輝いて生きていくことを誰一人止めることはできません。どんな困難があっても歴史は、希望に向かって進んでいくのです。

 しかし今、教職員は管理化と異常なまでの多忙さの中で、命を削って働いています。

 親もまた、今日を生きるのに精一杯、優しい笑顔を向け、ほっこりとわが子を抱きとめる心の余裕も時間も奪われています。

 ときには疲れ果てて、仕事も子育てからも逃げ出したくなる日もあるでしょう。自分が情けなくて淋しくて畳をかきむしる思いで涙する日もありますよね。そんな時、この本を手に取ってみてください。少し優しい風が心の中に吹いて来て「こんな自分だけど大丈夫」「うちの子、やっぱりかわいいわ」と思えたら明日もなんとかやっていけますよ。

 そんな小さな元気が届けられる本になればと願っています。(著者 まえがきから)

『子どものまなざし 子育てがおもしろくなる話②』

土佐いく子

四六判 264ページ 定価1600円
ISBN978-4-88900-861-6

*11月初旬より書店発売予定

*お問い合わせ、通販のお申し込みはコチラ、またはコチラからどうぞ!

●もくじ

 はじめに

 第1章 子どもっておもしろい!

    1.川柳で笑い飛ばして、また明日
    2.笹舟ゆらゆら
    3.高め合って引き分けにする
    4.「力ンぺーズ」命、遊びに夢中
    5.子ども心を失わず今を生きる
    6.ひたすら楽しむ「学級クラブ」
    7.子ども自治で学級を創る
    8.こんな子どもいいな

 第2章 子どもの声に耳傾けて 

    10.ほめられる日きて!!
    11.他人を傷つける子は自分が傷ついてきたんや
    12.「生まれてこんかったらよかった」
    13.よい子でなくていい、立派な親でなくていい
    14.学級崩壊、心の叫びに耳傾けて
    15.子どもの身体のSOS
    16.子どものサインが見えますか
    17.話を聞いてくれるヒマそうな大人

 第3章 どの子も見捨てない―先生への応援歌①

    18.どの子もかしこくなれる
    19.ヤッター! 全員100てんや
    20.やりたいことの中に育ちの芽が
    21.手のかかる子を切り捨てまい 
    22.「先生、うちらのこと見捨てへんか」
    23.きみが一番苦しかったね
    24.「お母さんを大事にしろよ」

 第4章 ことば、表現は生きる力―先生への応援歌② 

    25.子どもは詩人
    26.子どもの世界に寄せてもらう
    27.作文で一人ひとりを主人公に
    28.書くことは生きる支え
    29.産んでくれてありがとう
    30.バトンタッチされた「学級だより」
    31.人間の言葉が育つとき
    32.作文読んだら、やっぱり子どもがかわいい
    33.おはなしの世界でほっこり

 第5章 笑顔の生まれる教室で―先生への応援歌③ 

    34.勉強がおもしろいと思うとき
    35.「引きぎわが大事なんや」
    36.トラブル・ケンカを育ちの力に
    37.背中をポンと押して新学期へ
    38.2分の1成人式を祝う
    39.本物の文化に心動かす
    40.親と教師をつなぐ連絡帳
    41.発達の可能性を信じて 

 第6章 どっこい、父ちゃん母ちゃんもがんばってる  

    42.親の失敗談で大笑い
    43.「欠点まるがかえで信じる」
    44.親の愛情届いていますか
    45.勉強しろと言うよりおいしいごはんを
    46.生きるすべをていねいに2.新しい家族を作る
    47.「お母さん、本よんで」
    48.けんか・トラブル こんなとき親はどうする?
    49.今、大人が伝えたい、人は信じられるということ
    50.やったね父ちゃん
    51.こんな母ちゃんいいな
    52.こんなお父さんいいな
    53.新しい家族を作る
    54.お母さんになってくれてありがとう
    55.どこの家庭にも子育ての知恵がある
    56.親同士をつなぐ「まわる雑記帳」

 第7章 明日の教育を考える  

    57.心をこめて平和の大切さを
    58.いじめ・自殺問題を考える
    59.若者の心の叫び
    60.「モンスターペアレント」と言わないで
    61. 人間の風吹く職場に
    62.親子でいじめを乗り越えて

 あとがき

●紹介記事

 
 
 『しんぶん赤旗 日曜版』(2009年12月6日)

 

 

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映画『沈まぬ太陽』が今週末から公開されます。

2009年10月20日 | 丸ちゃんの私的時間

 そういえば小説のほうをまだ読んでいなかったことに気づき、先週から全5巻を読み始めています。この本が出た時はたいへんな反響を呼び、200万部を超えるベストセラーになったのではないかと記憶していますが、当時は誰もが読んでいるような本は別に読まんでもええわと思っていて、結局読まずにずっときていました。

 主に通勤時間中に読んでいるのでなかなか進みませんが、現在第3巻目の「御巣鷹山編」を読んでいます。あの1985年8月のお盆の日航ジャンボ123便の墜落事故の部分です。凄まじい記述です。2巻目にはそれ以前の日航の事故に関する記述が数カ所あります。一応小説なので本の中では日航は「国民航空」となっていますが、これまで読んだ範囲では大方の事実を踏まえて書いてあるようです。

 この本はあくまでも小説(フィクション)ですが、にもかかわらず発行直後から事実と違うとか、嘘が書いてあるといった意見が一方から出たりして、その点でも話題になった小説です。もしかしたら今回の映画公開でまたそのあたりのことが話題になるかも知れませんね。

 そこで気になったので実際に日本航空(現在は日本航空インターナショナル)はこれまでどれだけの事故を起こしてきたのか、ネットで調べてみました。そいうサイトがあるんですね。

 このサイトによれば1952年以降2007年5月までで大小190件の事故が起きています。ここには小説に書かれてある事故も載っていました。

 ここまで小説を読んだ限りでは、今はどうかは知りませんがやはり、経営拡大のために安全が犠牲にされてきたという印象を強く持ちます。さらに今思い浮かべるのは、1985年の日航事故から19年目のJR西日本の尼崎での事故です。ここでも多数の命が犠牲になりました。

 事故の背景には日航と同じような体質があるように感じられます。そして今日、その事故から5年が経過していますが、一体この5年間は何だったのかと思わせるような事実が次々と明らかになっています。

 これでは犠牲者が浮かばれるはずがありません。でもそういう会社の運営する乗り物に毎日乗っているんですね。どうしようもないことですが…。

 今、大阪駅はものすごく巨大なビルに向けて工事をしています。すごい工事風景です。別に私にすればそんなことはどうでもいいわけで、しばらく儲けることは考えないで、とにかく安全に走ることを第1にしてほしいと思うのです。

 どうも映画のことがJRの事故とつながったしまった今日でした。

 

 

 

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う~む、この決算は……

2009年10月19日 | 編集・営業ふらふら雑記

 今日は朝から終日、決算の資料準備で追われていました。こういう計算ごとは毎日キチキチと記帳すればいいのですが、これがなかなか出来ない。何ででしょうかね。アホですね。追い込まれて必死のパッチで、ハアハア言いながら仕事してました。

 よお~っし、この二の舞は(いや二の舞ではなくて、十の舞くらいか…)、今度こそしないと固く固く福島・吉野の夕闇に誓ったのです。

 とはいうものの、う~む、この決算はヤバイですね……。(泣)

 

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読むときはハンカチかティッシュを用意してください

2009年10月16日 | ただ今、編集作業中の本


*クリックして拡大してください

 来週から出来上がってくる土佐いく子先生の新刊『子どものまなざし 子育てがおもしろくなる話②』の表紙です。教室のイラストに子どもたちの様子が生き生きと描かれています。帯の下にもイラストが隠れています。これは購入されてからのお楽しみです。

 イラストは土佐先生の作文仲間である太田久美子先生。若くて元気な小学校の現役教師です。学級通信にはいつも子どもたちの姿を4コマ漫画で描いて載せているそうです。

 全部で62話の程よい長さのエッセイが載っています。先日もこの本の校正の時のことを書きましたが、読むときはハンカチかティッシュを手元に用意してお読みください。特に意図的に涙や感動を演出するように編集したわけではありません。ここに書かれてある1つひとつの事実が読み手の心を揺さぶるのです。

 詳しい内容はまた追って紹介しますね。


 

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やっぱり原点は真理ちゃんのあの白いギターやね…、嗚呼、わがギター遍歴

2009年10月15日 | 丸ちゃんのギター&フォーク

 昨日、忌野清志郎さんのギター事始めについて書いていて、ああ、そう言えば昔は貧乏だったから誰でも同じようなことをしたんだなあ~とわがことを思い出していました。

 私の場合は、父親が若い頃弾いていた弾いていたギターが押し入れの奥のほうにしまい込んであるのを発見して、なんじゃこりゃという感じで初めてギターに触れたのです。ガットギターのようだが弦はスチールで、ピックガードが付いていて、ストラップは綿で編んだロープのようなもので作られていました。あの田端義男さん風のギターでした。

 父に弾いてみてくれといった記憶はないのですが、当時流行っていた「時間ですよ」というドラマで天地真理(懐かしい…)さんが銭湯の2階の窓辺に座って弾いていた白いギターに憧れていて、ああ、ギターは絶対に白くなくてはならない、やっぱり白いギターやねと、勝手に思いこんでいました。

 そこでどこからか白いペンキを探してきてその父親のギターに塗りたくりました。乾けば憧れのギターの完成です。弦は昔のままでほとんど錆だらけです。それでも気持ちは盛り上がっており、買ってきたギターの雑誌、ああ、これまた懐かしい「新譜ジャーナル」やナントカカントカ、いろいろありましたが、それらを見ながら練習したものです。

 そして高校に入り、親にどう頼み込んだのか忘れましたがとにかく頼み込んで、モーリスの15000円のフォークギターを買ってもらったのです。それまでの人生でこれほど高価なものは手にしたことはなかったです。高校に行くと同じクラスにギターを弾く奴がいて、クラブの合間などに一緒に弾くようになりました。

 1年の時の文化祭だったか、ある3年生が舞台で1人で弾き語りをしているのを聴きました。それがレコードそっくりにとてもうまく演奏していたのにびっくり、それは田舎のギター少年にとっては衝撃的な光景でした。

 高校を卒業して大学へ。大学では混声合唱団のサークルに入り、コンサートなどでは何人かの仲間とギターを担当していました。そして1年生の夏休み。悲惨なアルバイトをしてお金を貯めて、2本目のギターを購入しました。サークルの先輩に連れられて、心斎橋の三木楽器へ行きYAMAKIというメーカーのギターを買ったのです。音は良かったのですが、ちょっと弦高が高かったりという気に入らないことが出てきて、しばらく使った後、知人に押し売りました。

 その売ったお金で次に買ったのは東海楽器のキャッツアイというギターでした。これはなかなか弾きやすくいい音が出ていました。そのうちに最初に買ったギターは誰かに売ってしまっていました。誰に売ったのかなあ…。

 それから就職して買ったギターがS・ヤイリのちょっと形の丸っこい、アイルランドのローデンギターに似た形のギターで、これは天王寺の楽器屋さんで購入したものでした。これもなかなかいい音がする奴でしたが、難点は、ブリッジがバキッと剥がれてしまうことでした。(それってはっきり言って欠陥商品やねえ。まあいいけど)

 さすがに演奏中には剥がれなかったけど、ケースに仕舞っている間に悲惨な状況になっていたということが数回ありました。今は結局剥がれたまま放っています。そのうちに直さないといけませんが。

 さらにその後買ったのが、今一番よく弾いている愛媛のシーガル、塩崎さんのお手製ギターです。ギター好きのある書店員さんに連れられて、高槻のギターショップ主催の展示会、実演会に行き気に入った奴で、その場であれこれ希望を伝えて発注し、4ヵ月後ぐらいに手にすることが出来ました。その場では一番価格の安かったものですが、今もますますいい音が出てきています。

 さてこんなことを書いていると今夜は、しばらく触ってなかったギターに手を伸ばしてみたくなりました。

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『ロックで独立する方法』

2009年10月14日 | 丸ちゃんの私的時間

『ロックで独立する方法』(忌野清志郎著、太田出版)。たまたま見かけた本でした。

 5月に癌で亡くなった忌野さんにつてはあまり知りません。聞いたことのある歌という印象はあるのですが。でも彼について書かれたある新聞記事を読んでから、へえ~っ、どんな人だったんだろうと関心をもっていました。そしてタイトルに惹かれて読みました。

 おもしろい。RCサクセション結成時の高校生の時から、2000年頃までの話が語られています。私も同じ年の頃から音楽に関心を持ってきたので、なるほど、そうそうと、うなずくことが多くありました。初めてのギターが自分で木の板に針金を張って作ったギターというのがいいですね。とにかく、音楽やりた~い、という一途な気持ちが、全面に出ている本です。

 純朴なバンドだけが好きな少年がデビューして初めて知ったこと。自分はただ音楽をやりたいのに、いつの間にか音楽とは関係ない人々がウヨウヨと身の回りに出現してきて、音楽業界というわけのわからない世界に翻弄された日々。

 大手プロダクションやレコード会社から離れて、真に独立するまでの悪戦苦闘、さらにバンドの解散、そしてソロとしての独立へ。好きなことをやって自由になる、それで生きていくこと。まさにロックな生き方を実践した忌野さんのメッセージ。なんか、いろいろ刺激になり、なかなか骨のある話でした。

 そして、いつでもメジャーな音楽を気軽に聴くことが出来るようになった現代ですが、実はその過程は裏を返せば私たちの感性が衰退していく道ではなかったかと思うのです。どうでしょう…。

 さてこの本、読み終わったあと、気になってふと奥付を見てみました。おお~っ、やはりあの人の編集した本でした。いい仕事してますね。これからも期待しています。

 

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嗚呼、恐怖の校正ミス指摘ハガキ

2009年10月13日 | 編集・営業ふらふら雑記

 先週末、ある本の読者の方から校正ミスのご指摘のハガキをいただきました。狭い記入欄にもかかわらず、とても丁寧な文字でびっしりとご指摘内容が書かれてあり、この方の人柄がにじみ出ているような文字でした。確かにご指摘の通りの内容で、次回重版時には修正するようにします。ありがとうございました。

 校正ミスというのは全く、編集者にとっては頭の痛い事柄です。校正作業は普通の出版社ならば校正者という専門の人がいるのでその人に任せておけばいいのかも知れませんが、ウチの場合、1人出版社なのですべて編集担当である私自身が行います。なので、校正ミス=私の仕事ミスと直結しているわけです。ああ、恐ろしいことです。自分の恥を天下に晒すようなものです。

 いったいこれまでどれだけの校正ミスを重ねてきたのでしょうか。自分では気がつかないのでそれで済んでいますが…。別に弁解する訳ではありませんが、大手出版社の本でもちょくちょく、校正ミスを発見することがあります。

 本の校正は、初校→再校→三校→四校→校了という順で進めて行きます。元原稿から数えれば5回以上目を通すのですが、それでも見落としが出てきます。何度も見ていると内容がわかっているだけに、いつの間にか字面だけを追っているという状態になることがあります。気をつけねばなりません。

 またこうして順番に校正を重ねていくと、普通は校正箇所は減っていくのですが、逆に増えるときがあります。著者の変更が加わるときがそうです。一度書いたものがどうも気に入らない、あるいは時間がたって変更してしまうというような場合です。
 
 仕方がないと言えば仕方がないのですが、製版オペレーターに手渡すとき、いつも申し訳ないという思いで渡しています。それならば最初のい原稿の段階で完璧な修正をしておけばいいではないかというものですが、なかなかそうはいかないのが難しいところです。

 明日から校正ミス指摘のハガキが殺到しそうで気分が暗くなりました。嗚呼、書かなければよかった。

 

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市民体育祭5種目に出場……、疲れました。

2009年10月12日 | 丸ちゃんの私的時間

 昨日は地元の連合自治会の体育祭でした。吹田市立第5中学校グラウンドに20余りの単位自治会ごとに8時半に集合。入場行進、開会式、準備体操を終えて各自治会ごとのテントに陣取って競技が始まりました。

 開会式では日の丸の旗が揚がります。司会者が「国旗掲揚」と言い、ポールの建つ校舎側を向くように指示します。吹田市の健康推進の旗?と一緒に2本のポールに揚がります。ほとんどの人が仰ぎ見ます。帽子の人は脱いでいました。

 いつも私は日の丸の旗は好きではないので、適当な方向を向きながら時間をやり過ごします。健康増進の旗ならばわかります。まあ、昔からの慣例だからということならばそうなのかも知れませんが、日の丸を仰ぎ見たくない人もいるということは主催者には知っておいてほしいと思いました。

 さて昨年同様に4つの得点種目と綱引きに参加しました。1つ目は「台風の目」。これは作戦が当たり1位に。2つ目の「荒波越えて」は最初遅れていましたが、だんだんと盛り返して最後は1位に。3つ目の「ムカデ競争」はずっとトップを走っていたけど、最後に追い抜かれて2位でした。得点種目の最後は「紅白玉入れ」。これはダメでした。あんなもの狙って入るわけないのです。ほとんど偶然の、数打てば当たるという競技なのですが、これはさっぱりの得点になり、結局最終順位は10位という結果でした。

 まあ、こういう行事は順位がどうこういうものでもないのですが、どうしても始まってしまうと熱が入るもので誰も気にはなりますね。

 自治会活動というのはなかなか大変なもののようですが、でもやっぱりこういう行事は大切かなと思います。なかなか普段知り合いになれない人と出会ったり、競技のちょっとした打ち合わせなんかも全く見知らぬ人同士でも気軽に出来て、いい結果が出たときはお互いにハイタッチをしたりと、またそのうち町内のどこかで出会ったら挨拶ぐらいはすることになるでしょうし、そう考えるとなるほど、そういう人同士がつながりあえるいい機会になるということでは、大事な行事ではないかと改めて思ったのです。


 

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灯火稍(ようや)く親しむべく~本屋の窓から⑨

2009年10月10日 | 本屋の窓から

 彼岸も過ぎると、大気は澄み夜も長く読書にふさわしい季節になりました。と思うのは本やだけか。本屋を始めた頃はこの季節になると「マル・エン」や「レーニン」全集、百科辞典などの販売に精出したものです。

 そのころ気前よく買ってもらった方々も、今は故人になられた遺族から「遺品あり、マルエン全集どうにかして」と。

「10年もすれば価値が出る。大事に収めておいて」と応対する。高齢の方は視力が衰えた。年金暮らしで本が買えないとこぼすが、「読書三昧」「晴耕雨読」の境遇、境地になられたらと思う。

「読書三到」という言葉通りを実践している友人がいます。「書物の真意を知るには目でよく見て、口で朗読し、心で会得する」の意。このように1冊の本を熟読玩味する人には感動します。

 著者が精魂込めて書き上げた本を、私たちは幾許かの金銭で入手でき、知識と感動を得ることが出来る。ありがたいことです。

 9月の連休は、本屋にとっては有り難くない。閑古鳥が居座った店のレジは音もしない。といっても休業することも出来ない。

「敬老の日」というのがある。老人を敬い長寿を祝う日なのだそうだが、勝手に「後期高齢者」と区別して「差別」する。「敬老」どころか「軽老」だ。国会で後期高齢者医療制度を撤廃し無料化してもらいたい。

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その痛みはガスですね・・・

2009年10月09日 | 編集・営業ふらふら雑記

 昨夕は某所で新刊本の編集会議。なかなか原稿が進まないので遅れ気味なのですが、その会議の後、例のお腹の痛みについて元看護師でもあったU海さんに尋ねたところ、「うーん、その場所は腸ですね。ガスが貯まっているのかも知れません。ご飯を早く食べたり、消化が悪いとガスが貯まりやすくなり、痛みがあることがあります」との感想でした。

 なるほど確かに食後というか、何か食べた後にも痛くなることがあるのですよ。そう言われると、心当たりがあるような気もします。どうもゲップやおならが出る方がいいようです。

 ということでネットでも調べてみると、確かにそんな事例がたくさんありました。とりあえずはこれで自分で納得出来る感じもするのですが、でもホントは病院に行った方がいいのでしょうね。うーむ。

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