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まいど、日本機関紙出版です。

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一人出版社、労組機関紙、伊藤千代子、サポーターさん

2022年06月05日 | 編集・営業ふらふら雑記

さて、にゃんこたちに挨拶しながら出勤した今週も忙しい1週間が終わった。今週は新刊が1点出来。印刷校正が1点、そして校了が1点、そして三校へ向かう1点。さらに7月末発行に向けた1点の原稿整理と、しばらく時間に余裕のない状態が続いていく。まあ、たまたまこの時期に、特に参院選まえにということで集中してしまったのだけど、ただ作ればいいわけでもなく、一人出版社としてはこれに販促営業、取次対応、宣伝、販売に経理、そして返品対応など、本を1冊出すと膨大な関係仕事が伴ってくる。これだけ重なってくると、支払方面が心配になってくるが、そこはとにかく販売普及に全力で取り組むしかないか。

そんな中、機関紙協会大阪府本部の機関紙コンクールの採点・審査会に参加。もうずいぶん以前から参加紙が減っているが、全体として労働組合機関紙の衰退ぶりは激しい。まず組織の縮小、財政難が基本にあり、そこから日刊紙の週刊化、旬刊紙の月刊化、月刊紙の季刊化、究極には機関紙の廃止、ネット移行など。そして今回の参加紙を見ると明らかに労働組合より市民団体や医療系の機関紙の方が元気だ。連合労組の会長が自公政権に擦り寄るという大きな情勢変化の下、機関紙ジャーナリズムは一体どうなるのか?と考えてもしまう。

金曜日、大阪グリーン会館へ伊藤千代子の映画を観に行った。文字では知っていた治安維持法弾圧の様子などをこうして映像作品で観ると相当迫ってくるのもがある。死を賭けてまでも求めようとした信念、それを獲得するまでの学びと成長の姿。そしてまさに暴虐の限りを尽くしてそれを貶めようとする天皇制権力とその僕としての特高の拷問や転向工作など、いやあ、実にエグイ。人間、転向して一度裏切ったらとことん落ちていくものなんですね。信頼されなくなりますからね。転向かあ……。天皇制打倒、侵略戦争反対、男女平等、婦人参政権、資本家の横暴禁止と労働者の権利向上、差別と貧困の克服……などを掲げてたたかった千代子だが、その想いを蹴散らすかのように日本は侵略戦争に突っ込んでいった。そして膨大な犠牲を払っての敗戦。やがて日本国憲法に千代子の願いは記され、不完全ながらも叶えられるが、今なお天皇(制)は存続し特高は姿を変え生き延び、それが現代につながっていることを考えると、今に生きる私たちはまだまだこれからも千代子の想いを引き継いでいかなければと思う。

昨日の土曜日は午前中校正作業、そして午後はシンママ大阪応援団のサポータ報告会へ。ほとんどお顔も名前も知らない沢山のサポーターさんたちのおかげで、約200人のシンママさんとその家族さんたちに毎月スペシャルボックスという食糧支援をはじめとする支援事業が展開できている。ほんとうに、ありがとうございます。やってよかった報告会でした!

 

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