河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

私立大学の新任学長セミナー

2021-12-28 | 大学
東京大学の両角亜希子先生からの呼びかけで、本日午後、「私立大学の新任学長セミナー」がZoom会議で行われた。
本学は昨日仕事納めだったので、学長室からではなく自宅の書斎からこのセミナーに参加した。

両角亜希子先生の冒頭の趣旨説明では以下の様な狙いがあるとのことだった。

本セミナーのねらい

学長リーダーシップへの強い期待→権限と責任の強化
しかし、学長になろうと思ってなった人はあまりいない
一部では学長就任は忌避される傾向も。。。
権限を強化すれば学長がリーダーシップが発揮できるほど、大学は簡単な組織ではない!
学長の育成、支援という視点が大事なのではないか
But たった半日の研修でできること、できないこと
インプット方式の研修機会は多い
学長同士が安心して悩みを語り合い、アドバイスをしあう場はまだまだ不足している
きっかけとしてのセミナー
「学ばなければ!」&ネットワーキングづくりのお手伝い


魅力的なアドバイザー学長

大西晴樹氏(東北学院大学学長):2019年就任
大森昭生氏(共愛学園前橋国際大学学長):2016年就任
合田隆史氏(尚絅学院大学学長):2014年就任
下村輝夫氏(福岡工業大学学長):2010年就任
髙橋裕子氏(津田塾大学学長):2016年就任
村田治氏(関西学院大学学長):2014年就任


半日のセミナーであったが、あっという間に時間が過ぎた。

新米学長としては教えて欲しくても周りに誰も相談する相手がいないという状況なので、このセミナーは有意義であった。
多くの学長が同じ問題に悩んでいると言うことも良く分かった。

参考文献もいくつか提示して頂いたので、早速Amazonで取り寄せて、この冬休みに勉強したいと思う。




今回の学長セミナーのもう一つの収穫は、「学長リーダーシップのあり方」という、最近私がもっとも悩んでいるテーマが、科研費の研究として成り立つという発見である。
両角亜希子先生のホームページによれば、「学長リーダーシップのあり方に関する総合的研究」が2021-04-01 – 2025-03-31の基盤研究(B)に採択されている。
このセミナーもこの研究の一環なのであろう。
科研費の審査区分は「小区分09050:高等教育学関連」である。

私も、今後は「学長リーダーシップのあり方」というテーマを研究の対象として取り組んだ方が良いのかもしれない。
コメント
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