河村顕治研究室

新型コロナ第7波で疲弊する病院

本日は8月15日で、お盆で帰省している人も多いと思う。

新型コロナ第7波はやっとピークアウトしそうなタイミングでのお盆休みで、日本中の移動が増えて、今後の感染増が不安な状況である。

今朝、BSニュースを見ていたら、フランスでは観光客が平年並みに戻ってきていると言うことで、誰もマスクをしていない様子だった。

日本でも新型コロナを2類から外すという議論が高まっている。

一方、医療現場を見ると、過去の重症化するデルタ型の時よりも現在の軽症化したオミクロンの方が大変だという意見が多数派である。

とにかく感染力が半端ではない。

看護師がバタバタと感染して出勤できなくなっている。

また、軽症化しているとはいえ、これだけ数が増えると重症化して亡くなる人も出るわけであり、決してただの風邪というようなものではない。

現場で新型コロナの患者さんを見ている医師に話を聴くと、様態が急変することが結構あるのだそうだ。

看護師からの連絡を受けて、医局から病室に駆けつけたときには既に手遅れというようなこともあるらしい。

発熱の救急対応をしていたら、対応した看護師全員が感染してしまったこともあったそうだ。

この時は医師だけがN95マスクをしていて無事だった。

それ以来、救急対応の時はN95マスクをスタッフ全員がつけるようにしたとのことである。

お盆休みで日本全体お休みモードだが、医療現場の格闘はまだまだ続いている。
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