河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

理系のための研究ルールガイド

2016-03-29 | 研究・講演
27日の夕方にアメリカから一時帰国した友人と岡山駅で待ち合わせをした。
夕食を食べながらアメリカでの生活のことなど色々と聴かせてもらい、お互いに子どもが来年大学受験なので近況を報告し合った。
やはりアメリカの大学授業料は日本に比べてずいぶん高いらしい。
アメリカの医者の給料でも彼の場合は双子で2人同時に進学なので経済的には結構苦しいのだそうだ。

今回書きたいのは岡山駅での待ち合わせで私の方がだいぶ先に着き、駅の小さな本屋で時間をつぶしていたときに見つけた本のことである。

理系のための研究ルールガイド
上手に付き合い、戦略的に使いこなす
(ブルーバックス)
坪田一男 著

この本に目が止まったのは二つの理由がある。

一つは坪田一男先生のファンであるから。

もう一つの理由は、大学で補助金の責任者をしており、各教員が補助金のルール違反をしないかいつも気にしているからである。

さっそく購入して鞄に押し込み持ち帰り、今日時間ができたので読んでみた。

やはり、期待に違わず、坪田一男先生の本はおもしろい。

大学で研究に携わっている人には是非読んでもらいたい1冊である。

まえがきにこんなことを書いておられる。

「型があるから型破り」
型を知ってこそ、型破りができる
型を知らずに破ることは「かたなし」
ルールを知りつくしてこそ、ルールぎりぎりまで攻めていくことができ、ブレイクスルーを成し遂げられるのだ


補助金の管理をしていると、ルールを知らずに(知ろうともせずに)好きに予算を使用しようとする教員があまりにも多すぎることに驚かされる。
そんな教員には言ってあげたい。
それは「かたなし」ですよと。

コメント
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