katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

久しぶりにカツオノエボシ

2024-04-11 07:06:07 | モザイク作家
今日は久しぶりにサンシャインシティ展示用作品のカツオノエボシ。何しろ今月末なんで、これもそんなに時間が無いのね。そんな中、ガラスタイルを中心に張ったのね。

カツオノエボシって、クラゲみたいな部分なんで、透き通るみたいな感じを出したいとなると、まぁガラスタイルを使うのは、順当かなと。その切り方にしても、グニャグニャしていると思うのね。

それをキチンとちゃんと切れば、カチカチっと見えれば、同じ色を使っても、ロボットみたいな感じに見えると思うのね。ただ当然、難易度はグッと上がるのね。まぁそれでもこれ位進むと、

制作ダメージも少なくて済む。今月末・・・と時間制限があるし、他にやる事もある。しかもこの制作は賃金が発生しないし、でもサンシャインで展示されるとなると、ただ作ったって訳には、

行かない。何しろ宣伝だし、あれこれとアピールしないとならない。単純に良い作品を作るなんて事にはならないのね。これは生徒さんにも当てはまるものなのね、実は。

例えば体験なら、数時間やると持ち帰れる。思うように出来れば、楽しい・・・って事に繋がる。これは映画を見た・・・ような感覚に近いのね。それは誰かが作った物を見て楽しむ・・・。

それをサンプルありきで、真似したり、少し変えて見て、大きく悩まずに満足した結果を得る。つまり考えるって事があったとしても、犯人は誰?程度の考える位の話なのね。

でもそれが数回掛けての制作となると、何を作ろうかな?・・・って事で、いきなり考えるからスタートになれば、構想なんて感じになるから、えっと・・・って少し大変になる。

勿論、ピンポイントにこれが作りたい・・・って事になると、構想が通れば、悩み事はタイルを切るって未熟な事を反復すれば上手くなって行く・・・それを大作に向き合うって言うのは、いつ

終わるか?判らない果てしなさと向き合う事になるから、マラソンや100m走のように、決まっているゴールや時間は自分次第なのね。時間を沢山取れれば、その分進むけれど、月に1回なら、当然

果てしなさは増すのね。でもやっていればいつかは終わる・・・ここまでは当たり前の話。だからこれらは、何も考えなくても反復すれば良いのね。いつかは・・・なのだから。

これがプレゼント作品や、季節モノ作品となると、時間制限って、さっきまでとは違うものが加わるのね。さっきまでは自分の気持ちと向き合うのは、良いものを作ろうとか、焦らずに・・・。

それが逆に、良いものを作りたい・・・は一緒でも、プレゼント作品は、お誕生日だからとか、お祝い、引っ越し・・・いついつまでとなるし、季節モノは、いつから飾りたい?って話になる。

でも期日が決まっている事をした事が無いと、それを始める日を逆算した事が無いから、思い付いたその日からのスタートになる・・・当然、味わった事の無いプレッシャーが掛かるのね。

そもそもじっくり取り組む・・・って事は慣れていても、一定期間の中で・・・ってのは、体験以外、誰も経験していないのね。それでも昔は、コースターを同じデザイン禁止なんて感じに、

小さいスペースだから、考える、構想に時間が掛かったとしても、やる事はわずか。そしてまた考える・・・割とこれは地味に面倒なのね。これを仮に3つ作ったとする。例えば自分だったら、

どう作る?って考えると簡単で、これもいつもの自分がフォワード的なのか、それともディフェンダー的なのか?で大きく変わって来るんだけれど、一番最初から、これとこれを使って・・・って

具合に最高の自分の好みのデザインを考えたとする。それを最初に使う。この考え方は、常に最高って感じになるから、ん・・・そうね、例えば味覚って事なら、ご飯でお腹がいっぱいになったら

デザートが入らなくなるから・・・って先にデザートに・・・って思ったり、視覚って言うのなら、この色好き、この色も・・・みたいに、1つの作品にあれこれ好きな色を満載にする。

こうして自分の最高を満たす考え方ね。でもこの場合、では2つ目は?3つ目は?となると、たった3つで、使い果たした後・・・って事になり兼ねないのね。まぁその時は、山周さんの素焼きの

クローバーのタイルだったから、いかに切って形を変えるか?みたいな感じだったんだけどね。こんな場合、常に最高って考え方の人は、とても難しくなるのね。つまり最高は1つ目で使い果たす

考え方だから。逆にディフェンダー側の場合、大体がこのある中から・・・と、最低を防ぐ考え方になるから、大きく差が出ないように・・・って、どれもこれもに分散する考え方になる。

つまり1つ目の最高を求めると、3つ目は出がらしになり、出がらしを防ぐ為に、最高を求めない・・・構想の練習としては地味に難しいのね。これを状況を変えると、抱え切れないタイルが

あって、どんなに使ってもタイルは色んなものがある・・・こんな場合は、最高を作ろうとする人は、あれもこれもと使っても、いくらでも大丈夫・・・こんな場合、湯水のごとく使えるから、

アイデアが豊富な人には向いているのね。逆に身の丈身の程に慣れてしまうと、ビッフェ的に、一体何を選べば良いのか?自分の量を逆算しないと、ならないけれど、見た事の無いものだらけ・・

に、戸惑うばかり・・・となる。他の例えなら、キチンと仕込んで練習して来た事は、結婚式のスピーチみたいな感覚で、事前に考えて練習も出来る事と、いきなり差されてのアドリブトーク。

この差のように、どっちが向いているか?となると、得意な事を伸ばすか?不得意な事にチャレンジするか?みたいな話ね。まぁこんな事を踏まえて、更に考えると、全ては自分のものなのね。

これをプレゼントとなると、最高の素材、最高の腕を振る舞って、掛かるだけの費用を掛けて、全力で作ってあげられる?・・・違うのね。何か縛りを作らないと、果てしなくなるのね。

それが時間なのか、お金なのか、内容にしても、相手の好みなのか、自分の好きなものなのか、これにしたって、全てがフォワードかディフェンダーか?的に、自分を知っていると、そうならない

ように・・・と考える事も出来るだろうし、そうなるなと予期も出来る。いずれにせよ、この作品は期限がある制作だって事なのね。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 車検とデイ・サービス用鯉の... | トップ | 引き続きカツオノエボシなん... »
最新の画像もっと見る