katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

監督教室

2013-06-03 06:29:05 | モザイク教室
今日は台座の波だか雲だかみたいな部分を1から作った。手馴れて来た事もあって、
午前中に結構形になって来たので、それでは・・・と体のウロコの作り方を教えたのね。

そんな事からも、下地としてはかなりの完成度になったと思われるのね。
ただこれで色塗っておしまい・・・・って言うのなら、問題は無く良かったね・・・

けれどモザイクなのね・・・・タイル張ってなんぼ。良い事と悪い事は背中合わせ。
下地の精度が上がったと言うのなら、当然上がったのだから、上がった分、張るのが

大変になったと言う事。さてさて、これでやっとスタ-トラインに立った・・・・
きっと張り出すと、自分が何をしちゃったのか判るだろう・・・・

いずれにせよ、終わりさえすれば、確実に中学生の夏の宿題では無い作品になっているだろう・・・・何しろ指導の1つは、去年までのモザイクの置かれている順番を1つだけでも

良いから上げる事。慶應だから勉強が一番。文武両道ならクラブは中学最後だから、
これも仕方ない。ただ後はちょっと認められないねぇ・・・・

のん気に遊ばれちゃね・・・・それならグレ-ド下げちゃうかっ・・・それでも良いけど。俺のじゃないし・・・・って平気で言わないとね・・・・。

緊迫感が無いと、ズルズル行けば夏なんてあっと言う間。良く憶えて欲しいのは、
やりたい事がある奴は時間を作る為に、何と無くなんてくだらない時間は過ごさない。

何しろ手厳しいが、初めての立体のモザイク。立体のモザイクをしたくて、2年間やって
いよいよ出来るようになった3年目。これが最後なのね・・・モザイクも。

優先順位が何処になったか?・・・・それで何が出来るか?と判断をする。
その程度ならその程度で沢山。逆にそんなに必要以上、上を望まない・・・。

卑下せず、おごり高ぶらず、自分らしく・・・この意味には、作る姿勢も問われている。

季節モノなんかを作るのなら、時間が限られている以上、寝る間を惜しんで制作する。
徹夜なんて人もいた・・・ただそれは短期間での制作の仕方。

優先順位を無理やり1番にしただけ・・・これは山ごもり的なモザイク。
人との付き合いすら断絶するような勢いでやるので続かなくなる・・・・・。

完成とともに燃え尽きる・・・ただ中には例外で今度は丁寧に時間を掛けて良いのを作る
・・・なんて大作と向き合う人もいたりする。

逆にじっくり取り組む・・・と慌てないと、しっかりしたパ-ツを1つ1つ作って行くから
グレ-ドの良さに繋がる・・・ただ逆に期限が無くなったからのんびりにもなる。

そののんびりさが、時に長いなぁ・・・終わらないなぁ・・・って気分になると、
果てしなさに気が付いたりもする・・・・人の自覚とはそんなもん。

それを経験値が付いて来ると、こんなの終わらないや・・・ってやる前から判断をするなら、卑下せず・・・って言うだろうし、本体の立体を終えずしてバックが・・・なんて

言うのなら、おごり高ぶらず・・・と身の程を知って頂く事になるし、まず自分らしく。
立体がやりたかった・・・・その最初のきっかけだったこの気持ちが優先。

飯を喰った奴だけがデザ-トに進むって母が言ってた・・・・まずは飯。
立体がしっかり終わった奴のセリフ・・・それがバック。

何かをしたいのなら・・・・いつもと違う事を覚悟しないと、いつもと同じで良いのなら
みんな何もしないで受験も試合も手に入る・・・そんな事は無いのなら、モザイクも

そんなに甘くないと言う事・・・けれどもっと言えるのは、これがただのモザイクじゃなくて、もし最高級のモザイクだったとしたら?・・・・

きっと相当な覚悟が必要かも・・・彼もお母さんも、そして俺も・・・。
本気で向き合った人はね・・・やるほうも大変だが、見守る方も身を切る思いに・・・

そんな夏がやって来る・・・・

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