katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

けんちゃんの下地

2009-02-04 22:58:32 | 世界遺産をみんなでつくろ!
何しろ未知数が始まる前から多すぎる下地。確かに彫るだの切るだのの経験値はある。
しかし構造上の問題・・・どうやって時計と下地を合体するか?

単なるモザイク下地の場合は、素敵になると芸術性を帯びる。だが観て楽しむのみ。
しかし、こう言った日常生活と密着している物・・・つまりクラフト系は、

純粋なモザイクでは解決出来ない事がある。つまりどんなに素敵なモザイクが出来たと
しても、時計が壊れたら・・・すべてモザイク以外のモノに影響を受けてしまう。

更に言えば、骨とう品に匹敵する資産価値があれば、直してでも使うだろうが、
1000円位の時計を修理に出してまでも使うだろうか?

そうなると、動かない時計を飾って置けるだろうか・・・?となってしまう。
しかし、こうも言える。折角先進国なのだから、ニトリの定番なら場合に寄っては、

時計だけ取り替えられるように作れれば、修理するより安いし・・
こんな事まで常に考えて作るから、更なるハ-ドルを上げてしまう。

丈夫だけなら簡単。時計と下地をボンドでくっつけてしまえば良い訳で・・・
でもそうすると、上記で言ったような事になってしまう・・・

さてどうやれば、安全かつ機能性、そして見栄えまで手に入れられるのだろうか?

良くタイル屋の時に言ってた事。機能性と見栄えを共存させたい・・・
しかしこれも、御客さん次第・・・掃除がめんどくさいって言われれば、風呂もキッチンも、タイルは張らない方が良いだろう。

目地にカビが生えるしね。防カビの目地ってメ-カ-が言った所で、ユニットバスには
かなわない。今のユニットバスはテレビ、暖房、ジェットバス、乾燥機、・・・・

機能性で戦ったら、天と地の差がある。それを美観で戦ったら、レトロなんてフレ-ズや
自宅で昭和の銭湯のように、モザイク風呂に入れたりする。

勿論、モザイクに限らず、風呂専門の絵描きさんなんてのもいる。確か3人くらいかな?
ただ、絵描きさんなら、ユニットバスにでも描けるから、例にもれるが・・・

そうやって付加価値を付けて、こっちも良いよ・・・とうたって行かないと、
タイル屋さんって言うのは名ばかりで、玄関床屋さんに変更になるだろうね。

外壁もそう。昔、左官屋さんの掻き落としと言った技術を和風の家では取り入れられた。
けれど建売全盛の頃、予算が安い吹き付けなんかに変化して行った。

それが、何度も塗り直しをするなら、じゃあタイルって変化して行った。更にそれが、
剥がれるし、重いから家に負担が掛かるから・・とサイディングへ・・・

そしてヨ-ロッパスタイルが流行りになって、ジョリパットって塗り物なんかになった。
こんな感じかな・・・ざっくり言えば。

しかしどうだろう?タイルが高いって言う人がいるけれど、当たり前なのね。
そもそもタイルは高級品なのね。高かったから、銭湯だったんだから。

五右衛門風呂なんて頃は、しっくいだのって塗り物なのね。
それが、携帯と同じでみんなが使えば安くなったって事なのね。でもね・・・

よぉく考えれば判る事。良くタイルと石を比較する人がいる。施工もかぶるからね。
石もタイルも原料は山から。石なら2.3回の工程だろうね。

じゃタイルは?一体何工程掛かるんだろうか?倍以上掛かるだろうね・・・
俺もタイル屋だったから、あえて言えば、石の方がお金貰いやすいだけだよ。
高い値段でね。どんなに高いタイルを張っても、石の方が高級って人が多いから。

モノの価値観・・・この為だけとは言わないが、タイル屋を辞めた理由の1つだね。
今まで通りやっていても以前の高級感はタイルには無い。

それにいかに付加価値をつけて行くか?それでモザイクって事になったとも言える。

そもそも、絵付けのタイルは、ヨ-ロッパにはどんな事してもかなわない。
絵描きとして向こうは山ほど素敵な絵描きがいる・・・日本に勝ち目のあるのは精度。

一定の配給が出来る・・・これだけ。それでは中国、ベトナムの価格の安さに負けて行く
しかも、昔と違って安かろう、悪くなかろう・・・なのだから。

ただ日本の文化で世界に誇れるモノがある。俺はそれを目指してやって来た。
そう言った点でも、このけんちゃん下地もあなどれない。

1点モノで、そう簡単には捨てられない、けんちゃんと俺の一生の思い出作りなのだから
けんちゃんの素敵な恐竜モザイクに安い時計が合体した、時計の付いたモザイク。

モザイクの付いた時計じゃない。あくまでモザイクがメイン。

いつか、けんちゃんが大人になって子供が出来た時も、ずっと動き続ける古時計に
なりますように・・・とね。


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かぐやの作品・・・瞑想とけんちゃんの下絵

2009-02-04 00:16:20 | 世界遺産をみんなでつくろ!
特に変わり映えの無い画像にきっと見えるんだろうけれど・・・日常的にも午前中は
特に何も無く過ごしていた・・・そんな午後・・・

こんにちは・・・と入って来た旦那さん。ん・・・と誰だったっけ・・・?
しばらくすると思い出した。いつだか夜中にやって来て、作品を見せたらワンカップの

酒をもらった旦那さんだ。実は、新築祝いに作品が欲しいんだけれど・・・・と。
ご予算はどの位ですか?と聞くと3万くらいと言う。

ん・・・と考えた末、レンタルボックスを紹介した。あそこには2点その位の値段で、
作品が置いてある。残念ながら今から作る時間は無い。

期日が決まっている作品作りは無理。しかも、10万以上と注文はうたっている。
ご理解して貰うには、余りにも時間が掛かるし、まさか売れっ子でも無いのに、

半年以上お待ちになるのですけれど・・・これで話は終わるだろうから・・・
レンタルボックスの紹介が一番の得策だと考えた・・・・

そんな中、けんちゃんのママが追加の下絵持って来てくれた。
katsuさん鏡って書いてあったけれど・・・時計じゃないの? あっ書き間違いしたみたい・・・時計が正解。

そんな訳で、下絵の追加を見たら翼竜と火山があった。ラッキ-そんなのが欲しかったのね。それから、けんちゃんの下絵を添削して下地の絵を描いた。



それがこれ。けんちゃんの原画では、小さ過ぎてけんちゃんには無理。
そこで拡大をした。しかも、3体のバランスも考えると、各1体づつ拡大の倍率を変えないとならない。それを修整して行く。

曲がり過ぎた線を直したり、バランスの悪かった足の太さとか・・・
しかしながら、直しすぎるとけんちゃんの原画から大きくズレるのは頂けない。

ひとまずここまでは問題無く終えたが、明日から始める下地で悩み事は始まる・・・・
一体、どうやったら良いのか?それを施工するにはどうしたら良いのか?

こんな例えが良いのかな?設計屋さんの図面は一流だけれど、施工するのは職人。
自分で施工出来ないから、無理難題な図面も平気で描く。

俺は図面も俺で施工も俺だから、痛みが一緒。描く側が施工の難易度も知っている。
逆に痛みを伴わないモノを描ければ、施工は楽である。

今日の場合は、良い下絵になったんだけれど、施工katsuさん何とかして・・・って
下絵katsuさんに言われた感じ・・・・アイデアはあるんだけれど。

これについては明日。

それから、やっぱり作品作り。今日はアップにして見る。



こんな感じ。どうかな?これ以上の細かい丸はもう無理。2mmを切ったのもある・・・
ちなみに茶色いタイルが10.5mm。

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