1982年 アメリカ アラン・J・パクラ監督 メリル・ストリープ 、ケヴィン・クライン 、ピーター・マクニコル 、リタ・カリン 、スティーヴン・D・ニューマン 、ジョシュ・モステル 、ジョセフ・ソマー 、グレタ・ターケン 、ロビン・バートレット 、ジョン・ロスマン 、デヴィッド・ウォール
【解説】
かけだし作家のスティンゴが、ソフィーというユダヤ人女性と知り合う。彼女には誰にも語ることの出来ない恐るべき過去があった。それは、彼女の人生を大きく左右する第一の選択であった……。ナチスのユダヤ人収容所に端を発する、一人の女性の悲劇を描く力作。
【感想】
ソフィーのような悲劇が二度と繰り返されないようにと、祈るばかりです。
この映画はホロコーストを真正面から描いた映画ではないんだけど、収容所のシーンは人が人でなくなる行為の連続で、神経がマヒしそうです。
ソフィー(メリル・ストリープ)は第二次世界大戦中のポーランド人で、父親は反ユダヤ主義の教授だったにもかかわらず、ナチスは学識者をいっぱひとからげに処刑してしまいました。
自分の父親が反ユダヤ主義だと知った衝撃の上に、処刑という酷い結果。
これがソフィーの悲劇の始まり。
その後、禁止されていたハムを闇で買った罪により、ソフィーは幼い二人の子供とともにアウシュビッツへ送られます。
「どちらかの子供の命を助けてやろう」ドイツ人医師にささやかれ、究極の選択をしてしまうソフィー。
ここのシチュエーションが、私の無知故にか、よくわからないのです。
いくらナチスと言えど、一個人に生かすか殺すか決める権限が与えられていたのか?
しかも、ポーランド人に対して?
この子は罪が全くないわけだし…。
とにかく、このことが生き延びたソフィーのその後の生き方に、重い十字架としてのしかかっていくのです。
この物語は南部から都会に出てきたスティンゴ(ピーター・マクニコル)と言う若い作家によって語られます。
彼の無垢な心が救いの物語でした。
ソフィーと同棲しているネイサン(ケヴィン・クライン)はユダヤ人。
普段は理知的で愉快で、アイデアに溢れた人。
でも、とても精神不安定な人物。
いつも、騒動を巻き起こすのに、憎めない。
やがて、病気がどんどん重くなって、スティンゴとソフィーの仲を邪推して、銃を持ち出して二人を脅迫する。
ネイサンは、平和な世界の心の闇を象徴しているのでしょうか。
スティンゴはソフィーを連れて逃げ出し、プロポーズするが、ソフィーはネイサンの元へ戻り…。
これが、ソフィーの最後の選択です。
この作品でメリル・ストリープはアカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞を獲得しています。
重いテーマの作品だということで、後回しにしてきたけど、見て良かったと思いました。
【解説】
かけだし作家のスティンゴが、ソフィーというユダヤ人女性と知り合う。彼女には誰にも語ることの出来ない恐るべき過去があった。それは、彼女の人生を大きく左右する第一の選択であった……。ナチスのユダヤ人収容所に端を発する、一人の女性の悲劇を描く力作。
【感想】
ソフィーのような悲劇が二度と繰り返されないようにと、祈るばかりです。
この映画はホロコーストを真正面から描いた映画ではないんだけど、収容所のシーンは人が人でなくなる行為の連続で、神経がマヒしそうです。
ソフィー(メリル・ストリープ)は第二次世界大戦中のポーランド人で、父親は反ユダヤ主義の教授だったにもかかわらず、ナチスは学識者をいっぱひとからげに処刑してしまいました。
自分の父親が反ユダヤ主義だと知った衝撃の上に、処刑という酷い結果。
これがソフィーの悲劇の始まり。
その後、禁止されていたハムを闇で買った罪により、ソフィーは幼い二人の子供とともにアウシュビッツへ送られます。
「どちらかの子供の命を助けてやろう」ドイツ人医師にささやかれ、究極の選択をしてしまうソフィー。
ここのシチュエーションが、私の無知故にか、よくわからないのです。
いくらナチスと言えど、一個人に生かすか殺すか決める権限が与えられていたのか?
しかも、ポーランド人に対して?
この子は罪が全くないわけだし…。
とにかく、このことが生き延びたソフィーのその後の生き方に、重い十字架としてのしかかっていくのです。
この物語は南部から都会に出てきたスティンゴ(ピーター・マクニコル)と言う若い作家によって語られます。
彼の無垢な心が救いの物語でした。
ソフィーと同棲しているネイサン(ケヴィン・クライン)はユダヤ人。
普段は理知的で愉快で、アイデアに溢れた人。
でも、とても精神不安定な人物。
いつも、騒動を巻き起こすのに、憎めない。
やがて、病気がどんどん重くなって、スティンゴとソフィーの仲を邪推して、銃を持ち出して二人を脅迫する。
ネイサンは、平和な世界の心の闇を象徴しているのでしょうか。
スティンゴはソフィーを連れて逃げ出し、プロポーズするが、ソフィーはネイサンの元へ戻り…。
これが、ソフィーの最後の選択です。
この作品でメリル・ストリープはアカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞を獲得しています。
重いテーマの作品だということで、後回しにしてきたけど、見て良かったと思いました。