マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

トリスタンとイゾルデ

2006-11-08 21:22:01 | 映画ー劇場鑑賞
2006年 アメリカ ケヴィン・レイノルズ監督 ジェームズ・フランコ 、ソフィア・マイルズ 、ルーファス・シーウェル 、デヴィッド・パトリック・オハラ 、マーク・ストロング 、ヘンリー・カヴィル 、ブロナー・ギャラガー 、ロナン・ヴィバート 、ルーシー・ラッセル

【解説】
ワーグナーの傑作オペラやシェイクスピアの戯曲の基にもなった悲恋の物語を映画化。暗黒時代のイギリスを舞台に、禁断の恋に落ちた男女、トリスタンとイゾルデの悲劇が描かれる。監督は『モンテ・クリスト伯』のケヴィン・レイノルズ。主人公トリスタンを『スパイダーマン』シリーズのジェームズ・フランコが、イゾルデを『サンダーバード』のソフィア・マイルズが演じる。胸を打つロマンティックなストーリーと歴史劇のスペクタクル感が魅力。

【あらすじ】
コーンウォールの領主マーク(ルーファス・シーウェル)に育てられた騎士トリスタン(ジェームズ・フランコ)は戦闘の末重傷を負い、敵国アイルランドに流れ着く。アイルランド王の娘イゾルデ(ソフィア・マイルズ)から献身的な介護を受けたトリスタンは、やがて彼女と恋に落ちるが、イゾルデはマークと政略結婚することになってしまう……。 (シネマトゥデイ)

【感想】
あまりにロマンティクすぎて、涙よりよだれがでそうになりました。

悲恋物語の要素がそろい過ぎている作品でした。
うっとりして見ました。

かっこいい騎士とかわいい王女の運命の出会いから、悲劇の展開へ。
誤解からの激情と許し、そして、浄化へ。

トリスタンのジェームズ・ブロンコ、かっこいいです。
逞しいか肉体にあどけなさを残した表情。
この人、「ディーン」という映画でジェームス・デイーンを演じているみたいですね。
ぜひ、見なくっちゃ。
トリスタンの子供時代を演じていたのは、ラブ・アクチュアリーのサム(トーマス・サングスター、リーアム・ニーソンの義理の息子役)。
ますますりりしくなっていました。

幻想的な婚礼のシーン。
イゾルデ役のソフィア・マイルズ、「フロム・ヘル」でアバーラインの妻を演じたですと?
全然、気がつかなかったですね。
すごくきれいな人と思ったけど、出番があまりに少ないですもんね。
特典では、未公開映像でもう少し出番があったようですが。
この映画で、花開きましたね。
悲劇のヒロインにぴったりでした。

マーク王役のルーファス・シーウェル、いつも悪役だけど、ここでは堂々とした王様役、しかも懐が深い。
その甥もすごくハンサムな俳優さんでした。

イゾルデはその後もマーク王の妃として全うしたのでしょうね。
キングアーサーとは時代的にどうなるのでしょう。
イギリスの歴史も勉強しなくちゃ。汗!!

ちょっと調べてみました。
キングアーサーはモデルはあるものの伝説の性格が強そうです。
時代背景はローマの支配が終わる頃、円卓の騎士というものの、中世というより古代のようですね。
「トリスタンとイゾルデ」も伝説。
ケルトの説話がフランスでまとめられ、ドイツへ伝わり、ワーグナーがオペラ化したそうです。

ナチョ・リブレ 覆面の神様

2006-11-08 21:10:57 | 映画ー劇場鑑賞
2006年 アメリカ ジャレッド・ヘス監督 ジャック・ブラック 、エクトル・ヒメネス 、アナ・デ・ラ・レゲラ 、リチャード・モントーヤ 、ピーター・ストーメア 、セサール・ゴンサレス 、ダリウス・ロセ 、モイセス・アリアス

【解説】
教会の修道院で育てられたダメ男が覆面レスラーとしてリングに上がり、修道院の孤児たちにおいしいものを食べさせようと奮起する爆笑コメディ。監督は『バス男』の新鋭ジャレッド・ヘス。主人公のダメ男、ナチョを『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックが演じ、同作でもコンビを組んだジャック・ブラックの盟友マイク・ホワイトらが脚本を担当。ギャグの嵐に笑いながら、最後には温かい気持ちになれる感動作。

【あらすじ】
生まれてすぐに両親を亡くしたナチョ(ジャック・ブラック)は、戒律の厳しい修道院で孤児として育ち、修道院の料理番をしていた。ある日、町に食材を買いに行き、謎のやせた男(ヘクター・ヒメネス)に襲われたナチョは、ルチャ・リブレ(メキシコのプロレス)のアマチュア大会に出れば賞金を稼げることを知る。 (シネマトゥデイ)

【感想】

もう、このジャック・ブラックみたって!!
スクール・オブ・ロックでずっぽりJBにはまっているから、この作品もツボでしたよ。
ゆる~い映画なんだけど、なにやってくれてもJBが面白くて。

しかも驚くことに、これは実話で、モデルのフライ・トルメンタさんはタイガーマスクのモデルでもあり、すでにジャン・レノ主演で「グラン・マスクの男」というタイトルで映画化されているそうです。

でもこの作品は、そういう美談ぽいところをすべて取り去っているところがすばらししい。
エクセレント!!
あくまでJBお得意の、ダメダメ男の行き当たりばったりで、結果よし、みたいなノリがとってもいいなあ。

悪役はどこまでも憎たらしく、プロレスの試合は反則技ばっかり。
しかも、ナチョは負けてばかりなのに、人気はあって、ファイトマネーが入るのが不思議。

子供は可愛いし、一目惚れする尼さんはめっちゃべっぴんさん。
相棒は頼りないし、エピソードもベタなのに笑える。

ばかばかしいのに、温かい気持ちになれる、JBの好きな人なら絶対オーケーの映画でした。

それなのに、シネコンの小さな部屋で、レディスデイだというのにお客さんはがらがら。
どういうことかしら?