マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

椿山課長の七日間

2006-11-22 18:21:02 | 映画ー劇場鑑賞
2006年 日本 河野圭太監督 浅田次郎原作 西田敏行 、伊東美咲 、成宮寛貴 、和久井映見 、市毛良枝 、桂小金治 、須賀健太 、志田未来 、渡辺典子 、沢村一樹 、綿引勝彦 、伊藤大翔 、松田悟志 、青木崇高 、西尾まり 、茅島成美 、藤村俊二 、余貴美子 、國村隼

【解説】
突然死した中堅サラリーマンが、3日間だけ美女に姿を変えて残された家族の元へ舞い戻るハートフルドラマ。中高年層を中心に大反響を呼んだ浅田次郎の同名小説を、『子ぎつねヘレン』の河野圭太監督がファンタジックに映像化した。主人公の椿山課長には日本映画界を代表する名優の西田敏行、絶世の美女となってよみがえった椿山課長には伊東美咲がふんする。親子の愛や家族の間の秘密など、現世で椿山課長が直面するエピソードの数々が身につまされる。

【あらすじ】
幸せな家庭生活を送る椿山課長(西田敏行)は、勤務先のデパートで脳溢血のために突然死してしまう。しかし、現世に未練を残し死んでも死にきれない椿山は、あの世の“中陰役所”に頼み込み、3日間だけ現世に戻ることを許してもらう。あの世からこの世に舞い戻った椿山は、生前の姿とは似ても似つかない絶世の美女(伊東美咲)に姿を変えられていて……。 (シネマトゥデイ)

【感想】
笑いながら泣いて、泣きながら笑って、いい映画でした。

「中陰役所」、死んだ年齢のまま天国に行くと言う設定では、悲しむ人も多いでしょうね。
私も、天国では若返れると信じているのに。
赤ちゃんのまま死んだ子供は、これからどうしたい、なんて聞かれても答えられないでしょうね。

西田敏行が須賀健太君のお父さんて、年が違いすぎる!?
25年ローンなんて、西田さんの年齢のサラリーマンには無理じゃない!?とか、
國村隼、市毛良枝さん夫婦のお子さんが志田未来さんて、これも年が??
とか、いろいろ言いたいこともあるし、
うまい役者さんと、下手な役者さんがはっきりしているね、
とかも言いたいけど、大いに笑って、大いに泣かされたから、それも含めて大成功!!な映画でした。

一番笑ったのが、本当の「重大な事実」が明かされたとき。
主人公にとってはすごく深刻なことで、笑っちゃいけないんだけど、場内爆笑でした。

泣いたのは、母と子の再会。
子供を亡くした親は、天使になってでも返ってきて欲しいと思うものでしょうね。
母は自分の産んだ子はどんなに変わっていてもわかりたいと思う、子はわかってもらいたいと思う、そこの人情を見事にとらえたシーン。
これは、母性への憧れですね。
現実はそうとは限らないでしょうが。

余貴美子さん、うまいね。
もらい泣きしました。

成宮寛貴君はとてもセクシーでした。

天に召されるシーンは「ゴースト」を思い出しました。
フィクションとわかっていても、崇高な気持ちになりました。

和久井映見さんみたいな天使が迎えてくれるなら、死ぬのも辛くなさそうです。