マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

迷い婚 -すべての迷える女性たちへ-

2006-11-21 11:57:40 | 映画ーDVD
2005年 ロブ・ライナー監督 ジェニファー・アニストン 、ケヴィン・コスナー 、シャーリー・マクレーン 、マーク・ラファロ 、リチャード・ジェンキンス 、ミーナ・スヴァーリ

【解説】
結婚に踏み切ったものの、ためらう気持ちが強くなった女性が、自分の母親の駆け落ち相手を探す旅に出るヒューマンドラマ。主演は大ヒットした海外ドラマ「フレンズ」シリーズのジェニファー・アニストン。共演者にはケヴィン・コスナーやシャーリー・マクレーンら豪華スターが脇を固める。監督は『あなたにも書ける恋愛小説』のロブ・ライナー。結婚前の女性の微妙な心情を見つめたリアルな設定に、コミカルなストーリー展開を絡めた軽妙な味わいが見どころ。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
ジャーナリストのサラ(ジェニファー・アニストン)は恋人のジェフ(マーク・ラファロ)との結婚を決めるが、心の中にはまだ迷いがあった。そんな折、祖母のキャサリン(シャーリー・マクレーン)から30年前に死んだサラの母が、結婚式の数日前に若い男と駆け落ちした事実を聞かされる。その真相を解明することは“自分探しの鍵”となるかもしれないと思ったサラは、母の同級生のボウ(ケビン・コスナー)を訪ねる旅に出る……。 (シネマトゥデイ)

【感想】
マーク・ラファロみたいな誠実な(しかも弁護士の)恋人がいて、何を迷っているのよ!!
と叫びたいのを押さえて、押さえて。

ジェニファー・アニストンがかわいい。

この映画、原題は「Rumor its is…」うわさによれば…ということらしい。
映画のはじめにも「噂に基づく」と断ってあります。
そこから、もうわくわくが始まります。
噂というのは、「卒業」。
あれが実話らしい、しかも、パサディナで起こった事件が題材らしい、では、誰のことだろう、どの家?と、おしゃべり雀の噂が治まった、30数年後から、この物語は始まります。

妹の結婚式に久しぶりに古里へ帰ったサラは、なんか落ち着きません。
結婚を申し込まれて、踏み切れないのは、自分のアイデンテイティに問題ありかも、と考えます。
母親が結婚1週間前に家出して、ボー(ケビン・コスナー)という同級生とメキシコで過ごしたという事実を聞いて、ボーに会いにいきました。

ケヴィン・コスナー、ちょっと年とった?

そして、その事実を認め、「卒業」のモデルということも認めるけど、果たして自分は彼の子供なのか?
ますます混乱して行くサラ。

シャーリー・マクレーン、健在なり。

じゃあ、アン・バンクロフトはおばあちゃん(シャーリー・マクレーン)なの?!

登場人物をオリジナルと重ねるだけで楽しい。
音楽もうまく導入に使っているし、「卒業」に思い入れを持つ世代にはたまりません。

これは、単純にラブコメディと見ては納得いかないかもしれない。
特に男性はサラの行動を許せないかもしれない。
でも、まあなにしろ元の話が噂だからね、大目に見ましょう。
ジェフ(マーク・ラファロ)がいいと言っているんだから。

と言うわけで、この邦題も「噂によれば…」にしておいて欲しかったなあ。

マーク・ラファロ、夫にしたい俳優ナンバ-1だわ。
誠実そうでしかもセクシー。

キャシー・ベイツが出ていました。
ちょっとした役でも、すごい存在感。

キス★キス★バン★バン

2006-11-21 11:39:33 | 映画ーDVD
2000年 イギリス スチュワート・サッグ監督 ステラン・スカルスガルド 、クリス・ペン 、ポール・ベタニー 、ピーター・ヴォーン 、ジャクリーン・マッケンジー 、アラン・コーデュナー 、マルティン・マカッチョン 、シエンナ・ギロリー

【解説】
フィリックスはかつて、このロンドンを根城に活動する組織の中でNo.1の殺し屋だった。だが、最近歳と共に腕の衰えを自覚してきた彼は、25年務めてきたこの稼業から足を洗うことを決意、弟子ジミーに後を継がせて引退する。しかし、“殺し屋は死ぬまで殺し屋”という掟を破ったとして組織のボスはフィリックスの殺害を画策する。その頃、フィリックスは生活していくために新たな職に就こうとしていた。知り合いのアンティーク密輸業者に持ちかけられたその仕事とは、33年間一歩も外に出すことなく大事に育てられた息子ババの子守というものだった。

【感想】
実は、間違って借りたんです。
見たかったのは2005年の「キスキスバンバン」でした。
でも、怪我の功名、この映画も面白かった。

ステラン・スカルスガルド の冴えない殺し屋、男の哀愁がいいわ。
33年間一度も家を出たことがないというババ(クリス・ペン)もよかった。
この冴えない二人が絶妙です。
ババの登場シーンは、「千と千尋~」のぼうを思い出しました。

背景もなかなか素敵です。
主人公に色も花もないからか、お部屋はシックで色使いがとても素敵でした。
恋人の部屋はグリーン、隠れている部屋はブルーと色の使い方もおしゃれ。
クライマックスはお花が一杯の歌壇だし、寂しい男の物語に色を持ち込んだセンス、素敵です。

ポール・ベタニーがフィリックスの弟子で、必死にフィリックスを守る役です。
影法師みたいな彼の役どころにもジーンときました。
すごくハンサムに見えました。
不思議がることもないですが。

クリスは今年のはじめに亡くなっているんですね。
薬物乱用と心臓の病気が原因と言われています。
お兄さんのショーン・ペンと全然違うキャラクターでいい役者さんだったのに…
この映画でも、太り過ぎは気になりました。

「ラブ・アクチュアリー」でヒューの秘書をやっていたマルティン・マカッチョンが明るいお色気を見せてくれていました。

シティヒート

2006-11-21 11:37:55 | 映画ーTV
1984年 アメリカ リチャード・ベンジャミン監督 クリント・イーストウッド 、バート・レイノルズ 、ジェーン・アレクサンダー 、アイリーン・キャラ 、マデリーン・カーン 、リップ・トーン 、リチャード・ラウンドトゥリー 、トニー・ロー・ビアンコ 、ウィリアム・サンダーソン 、ロバート・ダヴィ 、アート・ラフルー

【解説】
70年代アクション映画の2大スター夢の顔合わせ。30年代の暗黒街を舞台に、刑事(イーストウッド)と元刑事の私立探偵(レイノルズ)という犬猿のコンビが、悪どいギャング連中に立ち向かう……。コメディ色の強いアクション映画。

【感想】
クリント・イーストウッドが渋い刑事で、バート・レイノルズがちょっとドジな探偵。
二人は元同僚という間柄。

この二人のやり取りが軽妙洒脱で楽しい。
イーストウッドがレイノルズのことを「ショーティ(チビ)」って呼ぶの。
二人が並んだら、確かにレイノルズの背が低いのね。
でも、いかにも似合っていない呼び名で、レイノルズがいちいちかっかするのが面白い。
ふたりとも、仕草も立ち姿もかっこいいしね。

楽しい作品でした。

メゾン・ド・ヒミコ

2006-11-21 11:35:37 | 映画ーTV
2005年 日本 犬童一心監督 オダギリジョー 、柴咲コウ 、田中泯 、西島秀俊 、歌澤寅右衛門 、青山吉良 、柳澤愼一 、井上博一 、森山潤久 、洋ちゃん 、村上大樹 、高橋昌也 、大河内浩 、中村靖日 、村石千春 、久保麻衣子 、田辺季正

【解説】
『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心監督と脚本家・渡辺あやのコンビが海辺に建つゲイのための老人ホームで繰り広げられるひと夏の出来事を独特の感性で描く。主演はオダギリジョー、柴崎コウ、田中泯。アニメ映画『源氏物語』以来18年ぶりに細野晴臣が映画音楽を手がけたことでも話題になっている。柴崎コウがノーメイクで演じたヒロインは存在感にあふれ、彼女が演じるキャラクター心の動きは、観るものの共感を呼ぶ。

【あらすじ】
ゲイである父親(田中泯)を嫌い、その存在を否定して生きてきた沙織(柴崎コウ)は、春彦(オダギリジョー)という若い男から父がガンで余命いくばくもないことを知らされる。春彦は父が営むゲイのための老人ホームで働く、父親の恋人だった。 (シネマトゥデイ)

【感想】
『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心監督ーということで期待してみたのですが。

レビューも評判いいけど、私はこの設定、このテーマならもっと面白い作品が作れただろうに、と残念に思いました。

柴崎コウのような美人でも、メイクでこんなにださくなれるのかと思ったし、オダギリジョーのゲイとしての色っぽさもわからなかったし、田中泯さんの伝説のゲイもなあ…。
歌澤寅右衛門 さんのルビーのエピソードはよかったし、ダンスシーンも面白かった。

結局はキャストに乗って行けなかったのが私の敗因のようですね。