金森正臣先生のカンボジアの文化・教育・食べ歩き体験記
金森先生のカンボジア日記
プノンペンの朝の風景 17 車椅子のレーサー
プノンペンの朝の風景 17 車椅子のレーサー 金森正臣(2006.7.17.)
写真:最近朝の散歩のときに見かける風景。公園の周囲をレース用の車椅子を使った数人が、毎朝トレーニングを積んでいる。決して若くない人たち(30代にはなっているし、超えている人も入るかもしれない)が、熱心に地道にトレーニングをしている。カメラを向けたら、ハローと言ってニッコリ。その明るさに一瞬、ビックリ。思わず自分のふがいなさにたじろぐ。
カンボジアには、内戦の影響やその後の地雷などの被害によって、足が不自由な人がたくさんいる。日本で習った技術を生かして、義足つくりは世界で有数なレベルにあるようだ。義足をつけている人が多いことによる悲劇でもあるが、一方でその技術の高さに驚かされることもある。以前にも2回ほど、義足の展示会を見たことがあるが、黙々と手作りする、職人さんの技術は、驚くばかりの確かさだった。地方では、恵まれない人たちが、手作りによる車椅子に乗っているのを見ることもある。
この車椅子のレーサーたちは、白人の青年が自転車で追いかけながらサポートしている。何処かの援助団体が資金を出して、支援しているのであろう。それにしても、苦しい人生の中で、ハローとにこやかに挨拶できるこの明るさは何だ。何かにつけて怒ってしまう自分のふがいなさと申し訳なさに、思わず涙が溢れ出す。
写真:最近朝の散歩のときに見かける風景。公園の周囲をレース用の車椅子を使った数人が、毎朝トレーニングを積んでいる。決して若くない人たち(30代にはなっているし、超えている人も入るかもしれない)が、熱心に地道にトレーニングをしている。カメラを向けたら、ハローと言ってニッコリ。その明るさに一瞬、ビックリ。思わず自分のふがいなさにたじろぐ。
カンボジアには、内戦の影響やその後の地雷などの被害によって、足が不自由な人がたくさんいる。日本で習った技術を生かして、義足つくりは世界で有数なレベルにあるようだ。義足をつけている人が多いことによる悲劇でもあるが、一方でその技術の高さに驚かされることもある。以前にも2回ほど、義足の展示会を見たことがあるが、黙々と手作りする、職人さんの技術は、驚くばかりの確かさだった。地方では、恵まれない人たちが、手作りによる車椅子に乗っているのを見ることもある。
この車椅子のレーサーたちは、白人の青年が自転車で追いかけながらサポートしている。何処かの援助団体が資金を出して、支援しているのであろう。それにしても、苦しい人生の中で、ハローとにこやかに挨拶できるこの明るさは何だ。何かにつけて怒ってしまう自分のふがいなさと申し訳なさに、思わず涙が溢れ出す。
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