記事が一件表示停止

記事が一件表示停止

ブログの記事が1件表示停止になってしまった。2009年6月19日の記事で、題は「裸で夕涼み」。これがどうやら児童ポルノの関連で、チェックされたようだ。

警告が出ていたがどのようにしたらよいのか分からないので、非表示のまま。カンボジアの田舎町で、のんびり夕涼みをするお母さんと、3歳ぐらいの女の子と1歳ぐらいの男の子。確かに子ども2人はいずれも丸裸で、児童ポルノの対象と関係付けられる部分があるかもしれない。
日本とは異なる熱帯では普通の生活習慣を、紹介しようとしたのだがどの様にしたら良いのであろうか。

熱帯の暖かな地方では(熱帯でも標高の高いところは寒い)、子どもの裸は普通の状態で、3歳ぐらいまでは何も着ていない。東アフリカでは、カンガと言う布で子どもをよく包んで腰に乗せているが、ほとんど裸だ。のんびりしていて良いのだが、先進国ではいろいろ問題があるようだ。

こんな記事までチェックするのは、かなり大変だと思うが、ご苦労様。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

三途の川 冥土への道

三途の川 冥土への道

最近体力がなくなり、家でゴロゴロしている時間が長くなった。
暇に任せていろいろ考えていたら、立花隆さんの「臨死体験」を思い出した。

「坊主頭をなでていると、三途の川のせせらぎの音」
実はこれは嘘。三途の川は音がしない。

小学校2年生の夏休みの終わり頃、大病をした。意識が無くなり、数日したらしい。静かな川の岸から小さな船に乗り、川の中央にさしかかった。川面は霧に覆われており、水面は見えない。静かで気持ちよく何の不安もない。しかし突然誰かに呼ばれた様な気がして、後ろを振り向いた。その瞬間大きな暗い穴の中に落ち込み、しばらく落下していった。静かに目を開けてみると、足元に医者である叔父が、壁に寄りかかって眠っている。隣には父が。上を見ると疲れた顔の母親がいる。その後しばらく眠っていたようであるが、次第に意識を取り戻し、1週間ぐらいして歩けるようになった。

立花さんの「臨死体験」を読んだ時に、この現象と同じ人がいることを知った。最も私の体験したことが、三途の川であることは、村の古老から聞いていた。村では、三途の川を渡るのに「ソウヅカババア」(三途の河原に居て船を手配してくれる御婆さん。木喰五行菩薩の彫り物に面白い像がある)に渡す船賃が要り、死者には棺桶に六文銭の様な穴開き銭に紐を通して入れていた。

追加があって、家から数軒上の家の前に、等身大の大日如来の石像があるところに清水が出ていた。みな「大日様」と呼んで、夏には冷たい清水を楽しんでいた。目が覚めて数日したころ、明け方に夢を見た。洪水があって大日様が流され、それを私が抱き留めているところで目が覚めた。以降は順調に回復した。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

鈴木大拙博士の本の続き

鈴木大拙博士の本の続き

東洋的な見方の中に、『「詩」の世界を見るべし』という文がある。この中に、芭蕉の「やがて死ぬ気色も見えず蝉の声」が引用されている。奥の細道での多くの解説は、すぐ近くに有る「静けさや、岩にしみいる、蝉の声」が多く、上の句が引用されることは少ない。やがては、今の意味とは少し異なり、すぐにと言う意味である。
これは死を見つめた句で、私はいつもこの句を思い出す。句を読むときに何に関心があるかで、残るものが異なってくる。
さらに奥の細道の終わりの方で、「旅に病みて、夢は荒れ野を、駆け巡り」と言うのがある。私は、仏教の修業を始めたころに心が疲れていて、上の句が気になっていたことがある。しかししばらくして落ち着いてくると、そのようなことは忘れている。
その時の状態で関心はかなり異なってくる。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

機心と言うこと

機心と言うこと

最近鈴木大拙博士の本を時々読んでいる。その中の「東洋的な見方」岩波文庫を見ていたら、荘子の外編の天地の中の「機心ということ」が書かれていた。この文章が書かれたのは、1966年ごろで今から54年も前である。

やや難しい内容ではあるが、現在の文明が分断に向かうことの危険が書かれており、分かっている人はいたんだと感銘している。1966年は私が就職してから2-3年後であるが、全く関心を持っていない分野であった。

その後1985年ごろになって、仏教に触れるようになってからようやく少し理解できるようになった。私の修行している寺には、多くの西洋人が来る。20人ぐらいの団体で来ていることもあるが、2-3人で来て数週間修行していることもある。その多くは、鈴木大拙博士の著作を読んで、仏教を志す人々である。

皆さんも機会があったら、読まれてはいかがであろうか。心が落ち着く本である。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )