第15回の正臣会の御礼

皆様 2018.02.01.
第15回になりました正臣会、ありがとうございました。
皆様の発表を聞きながら、成長された姿に感激しておりました。

発表の中で、理科の指導要領の変化の年を追った話の中で、解剖についてのことがありました。現在ではほとんど行われなくなり、反対者も多いようです。
反対の意見の中で、説明しても納得できない人がいることが話題になりました。動物の命を大切に思うと、させるべきでは無いという意見です。

これに関して、無意識の理解からすれば、簡単には説得はできないことを説明しました。反対される方の意見は最もなところもありますが、無意識の世界から見る必要もありそうです。人々の日常では、無意識の世界を知ることはできません。命を大切に思っていることを周囲に伝えて、自分の立場を自分で認めることに重点が置かれている場合があります。自分の無意識の中で攻撃性が高い場合に、自分では気が付いていませんが、子どもたちに鋭く当たり気になっている場合があります。このような場合には、無意識の中で攻撃性をカバーするように、やさしさを強調する行動に出る場合があります。自分の無意識の中でバランスを取り、自分で安定を求めているのです。このような場合には、理屈では説得は困難になります。このような状況に如何に対処するかは、簡単ではありません。自分の心の中のこだわりが少なくなると、自然の状況が分かるようになります。心の中のこだわりを少なくすることはその場の対処法でありますが、同時に自分の人生をよりよくするための重要な方法です。また子どもたちの指導においても、自分のこだわりを少なくすることが重要になります。最終的には教育は人格によるところが大であると思われます。
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