カンボジア版アウトドアー 

カンボジア版アウトドアー 2011.11.21.  金森正臣

 またまた時間が空いて、皆様にご心配をおかけ致しました。元気に遊びに出掛けて、真っ黒に日焼けしています。11月は、9-11日が水祭りでお休み。そこで、シアヌークビルと言う港に、友人と二人で釣りに出かけた。1日ゆっくりと海の上で過ごし、釣った魚をレストランで調理してもらって、ビール。たまたま出会った友人夫妻にも、刺身や天婦羅をご馳走して盛り上がった。

 帰って来てから直ぐに、北西の町バッタンバンに、ミカンの病気の調査に出かけ、15日にプノンペンに戻り。昨日の日曜日は、疲れて一休み。2週間動き回ってだいぶ疲れたが、体力を回復してきたのも実感した。そして、久し振りにメコン川の岸まで散歩したら、水位はすっかり下がって、今年の増水が嘘の様。

 岸辺には写真の一家がごろ寝。子どもが7人と夫婦。日本ではホームレス扱いされるが、カンボジアでは誰も問題にしない。本人たちもさして悲惨さもなく、極めて普通。子どもたちは起きて遊んでいるが、親二人はまだ熟眠。鍋釜は持って居そうもないから、食事はどうしているのだろう。因みに以前に見かけた路上生活者一家は5人、立派な鍋釜が有り、コンロまで持っていた。

 なんだか自由で楽しそう。寒くないからねー。実際に家がないのか、一時的に街に出て来て泊る所がないか、金が無いから野宿か?これだけ子どもがいるのだから、家ぐらいは有るのかとも思うが、路上で子どもを産み、育てているのは時々見る光景なので、家の有無は、にわかに判断は付かない。カンボジアは、如何にも熱帯ののんびりした国である。きっと幸福度高いよな。

 
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釣り

釣り 2011.11.4.  金森正臣

 カンボジアでは、10月の末に3連休が有った。10月29日は、シアモニ現国王の即位記念である。31日は、シアヌーク前国王の誕生日である。従って、29日から31日までの3連休。しかしどう言うわけか、11月1日も休み。聞いてみると、29日が土曜日であったから学校以外は、11月1日が振り替え休日と言う。ほとんどの官庁は、休日。

 釣り仲間4人と、カンボジア人1人の5人で、今まで釣りに行ったことのないタイ国境のコッコンに釣りに出かけた。コッコンは、複雑な入り江の多い所で、釣りには向いていそうだと皆で相談。今後の観光資源の視察も兼ねて行こうと言うことになった。3年ほど前に、4つの橋が出来て、今まで渡し船しかなかった川を、簡単に渡れるようになった。以前に私が行ったのは、2005年で、まだ橋は無く、8-9時間かかった様に覚えている。途中で渡し船からずり落ちた車も有ったりして、なかなか時間がかかった。今回は、5時間もかからずにコッコンに着いた。

 コッコンの町も以前とは変わって、入江沿いに5階建てのホテルが3つほど出来、コンビニも出来ていた。その変りようは目覚ましかった。町で売られている商品も多く、定価はタイの通貨バーツで表示されている(写真は、革ベルトに付けられていた、バーツ表示の定価:約210円)。カンボジアでは有るが、タイの経済圏である。更にタイの国境に近い所に、経済特区が有り、韓国の自動車会社が工場を作っていた。しかしかなり雑な工場で、1日5台組み立てていると言う。流れのラインは無く、どうやら中古車を入れて、組み立て直しているようだ。噂では、部品の調達も兼ねているとか。日本車は、部品が市場に多いために人気があるという分析の結果だと言う。

 2日目の夜は、入江の奥に作られてフローティングロッジに泊まった。なかなか良く作られているが、ほとんど外国人ばかり。どこかのエコツーリズムのグループが管理していると言うが、私にはあまり魅力的ではなかった。一緒に行った友人は、釣りキチも良い所で、小型開高健と言った面持ち。起きたらもう釣り糸を垂れていた。私には、もっと自然の方が良い。帰りには道々、ミカンの病気のサンプル調査。釣りの成果はたいしたことがなかったが、それなりに面白い休日だった。
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