金森正臣先生のカンボジアの文化・教育・食べ歩き体験記
金森先生のカンボジア日記
富士山の山開き
富士山の山開き
今日は富士山の山開きで、各テレビ局がいろいろ報道していた。登山者が多くなり過ぎて、規制が始まったようだ。
私は富士山には1回しか上ったことがない。それも冬季で登山者はほとんどいなかった。大きな遭難があり、1960年の11月のことであった。富士山5合目付近の少し上で、吉田口から登った大沢で早大や東京理科大の学生が、冬山の雪上訓練をしていて、雪崩に巻き込まれた。死者11人、負傷者32人の大惨事であった。多くの在京大学の山岳部が捜索に出かけた。私も2年生であったが先輩に連れられて、捜索に出かけた。
雪崩のデブリ(雪崩が止まった付近の雪)の場所で、ゾンデと呼ばれる鉄の棒を刺して中の人を探す作業をした。数日雪の上でテントを張り、捜索をした。一応作業が終了した次の日、天気が良かったので頂上に行こうと言うことになった。大沢の夏の登山道の反対側に、天狗尾根と言われる岩領があって、その付近を登った。アイスバーンのところもあって、アイゼンが良く効いたことを覚えている。頂上も快晴で、風もなく、裸になって汗を拭いたことが印象に残っている。
その後富士スバルラインが開通した後に、スバルラインの影響の調査に、5合目付近まで行った。そのころには登山者が多く、登山道が尿の匂いがしていて、登る気はしなかった。今はもっと過密になっているのであろう。自然はユックリ楽しめるのは良い。
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