カンボジア日本人会の盆踊り大会 2

カンボジア日本人会の盆踊り大会 2 2011.10.24. 金森正臣

 食べ物屋台やゲームなど、40を超える店が出て、どこも列が出来る盛況。私の関係している店が二つ。猛虎会(阪神タイガースフアンの集まり。因みに、タイガーウイングと言う靴会社の社長もそのネーミングから参加)は、初回からの伝統の猛虎焼き(関西のお好み焼き)。毎年300食ぐらいは用意するが、焼くのが間に合わない評判の伝統店。今年も3時間ほどで売り切れ。厚い鉄板は、4人がかりで無いと持ち上がらない代物。移動が大変。温めるのに30分ぐらいを要する。最初の時に、建設会社の社員さんが、ブルドーザーでも乗れる鉄板を加工して作ってくれた。

 もう一店は、東海賢人会の店。三重・岐阜・愛知に静岡の西の方のメンバーが集まって昨年から始めたお店。出し物は名古屋名物、味噌串カツ。前日から準備して、当日揚げる。昨年は、250食を用意したが、1時間ほどで売り切れて、周囲から文句が出たので、今年は大反省で約3倍を用意。昨年も今年も、準備には日本語学校に関係しているメンバーが、生徒さんを10人ほど頼んで、くし刺し、揚げるなどをお応援頂く。昨年は十分利益が出て、生徒さんには10ドルほどアルバイト料が払えた。今年もその見通し。10ドルと言えば、カンボジアでは、月給が200ドルあれば、一人前のサラリーマンだから、かなり良いアルバイトで、生徒さんにも喜んでもらえる。昨年は、あっという間に全部売り切れて、試食をしてもらえなかったが、今年は、多少余裕が有り、お土産付きに出来た。味噌だれは、岡崎の八丁味噌、角久を使う凝りよう。皆さんそれぞれの思いが有って、日本に帰国した人が買って来る。
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カンボジア日本人会の盆踊り大会 1

カンボジア日本人会の盆踊り大会 1 2011.10.24. 金森正臣

 カンボジアの日本人会主催の、第7回盆踊り大会が10月23日に開かれた。毎回参加者が増えていたので、今回は第6回よりかなり広い会場が準備された。前回までは、1500人規模を想定したいたが、日本人会会員も、商工会会員も急増しているので、今回は4000人規模を想定して、会場が準備された。盆踊り大会が開始された目的は、カンボジアの人々に日本の文化を知って欲しいことと、交流を深めようと言うことであった。

 今回は、会場が広がったこともあって、参加した人の9割以上はカンボジアの方々。しっかり目的を果たしている。写真は、プノンペン補習授業校幼稚部によるヨサコイソーラン踊り。踊り手が小さいのに、取り巻きが多いので見るのだけでも大変。参加者がどれだけいたかは、まだ定かではないが、3000人は優に超え、どこも超満員。しっかりと当初の目的を達している。
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カンボジアの洪水 2

カンボジアの洪水 2 2011.10.19. 金森正臣

 隣のタイでは、洪水の拡大が続いている様である。しかし、カンボジアでは、洪水は危機を脱しつつある。とは言え、各地で洪水の被害が大きく、今年の収穫がほとんど望めないところも拡大している。既に種籾もなく、これからもう一度稲作を行うのは、不可能に近い。また、現在食べる物もなく、緊急支援を必要としている。水の広がっている地域では、ウシやブタが住むところがなく(多くは高床式の下で飼われている)、僅かに残った道路に繰り出していると言う。また家畜のえさ不足も深刻であると言う、報告もされている。

 カンボジアの洪水が、危機を脱しつつあると言ったのは、プノンペンでの水位が下がり始め、土嚢の役目も終わったと言うことである。先週には、土嚢によってメコンの水が市内に流れ込むのをかろうじて食い止めていた。しかし、10月16日には、積んであった土嚢には水は達していなかった(写真)。メコンの水位は下がり始めており、前回の報告よりは20センチ以上下がっている。

 カンボジアの場合には、メコンの上流の影響が大きく、カンボジアに降る雨がメコンの水位に与える影響は、20%以下と言われている。従って、上流の水位が下がり始めると、プノンペンでも水位が下がり始める。現在でも良く雨は降っている。今年はカンボジアでも、水位の下がるのがかなり遅れてはいた。これに比べて、タイの場合には、メコンの影響はほとんどなく、タイに降った水がそのまま洪水となっており、降る量が多いとそのまま水が溜まる。特に海水面の上昇(潮位)に関係して、満潮の時期にあると、奥の水位はなかなか下がらない(流れ出さない現象)。

 カンボジアの洪水も、死者・行方不明者が200人を超え、被害地域の把握もまだ十分には出来ていない。観光都市シェムリアップも、オールドマーケットが水につかり、営業が出来なくなっていると言う。それでもカンボジア人は逞しく、増水した高床式の家の上から釣り糸を下げている。悲観せず、めげ無い良さは、日本人も学びたいものである。
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カンボジアは大洪水

カンボジアは大洪水 2011.10.10.  金森正臣

 しばらくご無沙汰いたしました。ご心配おかけして、申し訳ございません。9月16日夜に帰国し、10月7日の夜にカンボジアに戻りました。前回、「ちょっと失敗」と書きましたが、10月3日に病院で癌の検査をしたところ、気管支炎と肺炎をしていたことが判明しました。肺炎は左肺の4分の一程度で、大変なことにはならなくて止まった様です。しかし年配者は、気管支炎でも危ないことがあるので用心しなければならないと自戒しています。かなりタンが出たり、咳が出たりして長引きました。あの時の状態では、まだ危険域に達するには、もう少し時間がある状態でしたが。この辺は、一人での調査が長かったために、いろいろ指標が有り、危なくなると自動的にサボりますので、便利になっています。でも、ブログが書けなかったことは、多分体力が落ちていて自動調整したいたように思います。疲れてくると、寝ることが優先しますので。そんなでずいぶんご無沙汰してしましました。

 日本に居てもタイやカンボジアの大雨被害が報道されていましたが、かなりひどい状態の様です。日本に帰る前に、まだメコンの増水が続いていましたので、もう1メートル50センチ程度で、プノンペン市に水が流れ込もと心配していました。でもそれが現実のものとなってきました。昨日の日曜日に、メコンとトンレサップの合流点に散歩に行きましたら、既に水はプノンペンの堤防を越えており、土嚢で防がれていました。公園脇の下水道も、ふたを取り砂を入れて封鎖していました。下水から逆流するのを防いでいるようです。外国人が、50年に一度の大洪水などと、驚いていますが、カンボジア人はちょっと今年は多いなくらいで、さして大きな反応が有りません。洪水は年中行事で、あまり問題にすり事件ではないようです。それでもシェムリアップ州では、150人以上の行方不明者が出ているようです。以前に南米のコロンビアで調査していた時に、アンデスの西側で大きな川を渡りました。ドイツが作った長さ1キロメートル以上ある橋でした。かなり増水しており、中洲で人が取り残されて、ボートで救出していました。次の朝入った情報では、結局のところ人100人ぐらい、ウシ250頭ぐらいが流されたと言うことでしたが、全く報道されなかった様です。毎年のことで、あまりニュース性がないようでした。まだプノンペン市内に水が流れ込むには、多少の時間と50センチ程度の差がある様ですが、私の経験では2005年ごろ依頼です。今日もかなり激しいスコールが有り、まだしばらく水位が上がりそうです。
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