柳宗悦

柳宗悦

 

最近、NHKの放送で柳宗悦の番組を見た。しかしあまりにもピントが外れていて、理解には至っていなかった。

 

彼の思想を理解するには、著書の中でも「南無阿弥陀仏」を読まなければ、全体像は理解が出来ない。しかしなかなか難解な本で、すんなりとは理解できない。一遍智真上人の思想を読み解いた内容で、棟方志功もこの本のためにいくつかの作品を作っている。柳自身も、自分で書いたもので最も反響の大きかったものだと述べている。

 

その思想は、簡単に言うと、人は皆平等であると言うことである。戦前に朝鮮の器に対して、高い評価をしている。戦前では考えられない思想である。これは一遍上人の思想から、人間の平等性に依ったもので、民芸の思想もここから始まっている。

 

教養としてもいつか読んでおきたい「南無阿弥陀仏」(岩波文庫)である。

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