金森正臣先生のカンボジアの文化・教育・食べ歩き体験記
金森先生のカンボジア日記
阪神淡路大震災
阪神淡路大震災
今年の1月17日は、阪神淡路大震災から28年目だと言う。この日は強烈な思いが残っている。昨日は、自動車の運転免許の更新の講習会で、2時間ほど寒い中に居た。すっかり風邪をひき、今日は調子が悪い。その話はまた後程。
朝早くに揺れを感じ、起きてテレビをつけてみた。しかし何も情報は無かった。この日は犬山のモンキーセンターで、動物の観察実習の日であったので、急いで朝食を取り車で出かけた。途中ラジオをかけてみたが、大阪あたりで地震があったようだと言う情報だけであった。モンキーセンターについてみると、事務長が雪かきをしていた。
午前の観察を終わり、事務所に寄ったときに初めて、大阪ではなく神戸の方に被害があったと聞いた。午後も終わり帰りの途上で、高速道路も崩落していると言う情報があった。家に帰って初めて、神戸が大きな被害に遭っていることが分かった。実際に被害のあった地域は、電話も繋がらず、情報がなかなか伝わらなかった。
当時三河地方のサルの調査をしていた時期で、よく遊びに来ていた他教室の大学院生がいた。彼は前年の9月に就職先があり、神戸の長田駅近くの文化住宅に住んでいた。かなり被害の大きなところで、何も連絡がないので心配していた。2‐3日してから、電話があり、無事にいることが確認できた。後から聞いたら、住宅は倒れ、一階に居たので押しつぶされていたが、枕元のテレビのおかげで(当時のテレビは、ブラウン管で厚い箱に入っていたので頑丈)隙間があり、暗がりの中で服を寝たまま着たと言う。周囲ではかなり死者が出た様である。その後炊き出しの手伝いなどをしていて、しばらくしてから帰ってきた。
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これからも元気に行きましょう。