田舎の子どもたち

田舎の子どもたち  2012.9.21.  金森正臣

 最近時々地方に出かけて、久しぶりにフィールドワークをしている。9月19日から20日にかけて、トンレサップ湖を一周した。日本から来た方の案内であったが、最近の自分の仕事の感を取り戻すためにも、役立つであろうと思って出かけた。労働省の労働訓練学校に、カリキュラムを提供し、貧しい田舎の若者に、工場などで働く機会を得てもらいたいと思っている。そうすれば、わざわざ危険を冒して(良く騙されている)、タイなどに働きに行かなくても、自分の国で働いた方が、自分の国の為にもなる。いろいろな所を見ながら、もしかしたら田舎は以前よりも貧しくなっているかもしれないとも思った。

 しかしどこに行っても、子どもたちはおおらかで、昔と変わっていない。特に母親に抱かれた子どもは、格別に安定感がある。
 写真1は、田舎の市場で、お母さんに抱っこされてご機嫌。母親は働きながら、油断なく子どもの面倒を見ている。子どもに注意が向くこと自身が楽しいらしく、働きながら子どもを抱き上げて、少しも疲れた表情はない。
 写真2は、田舎の農家のお母さん。我々の質問に、道路のわきまで出てきてくれた。泰然として安定感抜群。お兄ちゃんも思わずついてきてしまった。
 写真3は、農家の庭先で遊ぶ姉と弟。通りかかったら、声をかけて手を振ってくれた。写真上方には、イヌがゆったりと寝そべっている。静かな昼時の農家の庭先である。
 以前より貧しくなっているように感じても、子どもたちの表情は以前のままの様だ。貧しいとはいえ、日本人が失ってしまった人間本来の姿を、この人たちはしっかりと持っているように感じる。
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )

いろいろ壊れる

いろいろ壊れる  2012.9.10.  金森正臣

 先週はいろいろ壊れる週だった。手始めは、車のクーラー。先々週からクーラーの効きが悪かったが、先週になって働かず。ガスが抜けて効かなくなったと思って、ガレージに出したら、ラジエーターも故障。古くなって目詰まりして、空気が通らない場所が沢山できて、冷えなかったらしい。ラジエーターの交換で、修理代がかさんだ。
 夜中にカに刺されて目を覚ました。蚊取りの液状の機器を使っているので、普段あまり刺されない。液が無くなったのかと思ったら、実は機器そのものが壊れて、電気がついていない。仕方がないので野外調査の時に使っている、腰に下げるタイプの蚊取り線香の容器を見つけ出し、蚊取り線香をセットして寝た。
 土曜日には、朝起きて予ねて気になっていた冷蔵庫の、氷の除去を始めた。氷を叩いていたら、突然白い煙が上がって、クーラーガスが抜けてしまった。仕方がないので、近くの中古の冷蔵庫を扱っている店に行って、適当なのを買って交換。壊れた冷蔵庫の修理を依頼するが、全く英語が通用せず。小学生の息子が出てきて対応してくれるが、話が通じない。従業員は10人近くいるが、だれも英語が話せない。壊れた冷蔵庫は大家さんのものなので、出来れば修理して返したい。月曜日に通訳さんを連れて行くことにして、ひとまず預かってもらう。

 これだけ連続して壊れると、チョト気分が下向き。なんだか自分も年で、壊れてきているのを実感。おまけにメガネが曇っていて、先の見通しまで悪い。ウンー・・・・。
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )