毒キノコ

毒キノコ

 

昨日の報道で、ツキヨタケを食べて中毒を起こした人がいるようだ。

ヒラタケとツキヨタケは、外見は非常に似ている。また同じ木に生えることもある。私も各地で食べてきたが、迷う人も多いようだ。

 

区別点は、裂いてみて軸に近いところが黒くなっていると、ツキヨタケである。また夜になると、ツキヨタケは見事に光ることが多い。しかし若い時にはあまり光らない。ブナの枯れ木には同時に生えることがあり、注意が必要だ。聞いた話では、ツキヨタケの毒は消すことが難しいと言う。以前に書いたベニテングダケとは、異なる様だ。

 

あまり多くは無いが、シイタケと同じ木に出て、似ていることもある。

 

これからシーズンになるが、注意が必要である。

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山の遭難

山の遭難

 

今年は山での遭難が多いように思われる。

 

最近、三俣蓮華に出かけた東京の大学生2人が、遭難したようだとのニュースがある。今日救助されたニュースが流れた。

この時期の高い山は、いつ雪になるか分からない。三俣蓮華は、北アルプスの奥深い位置にあり、今の時期はなかなかの難所だと思われる。雪が来なければそれほどではないが、雪が来るとかなり難しい。

 

学生時代に今ぐらいの時期に、白馬槍の温泉に2人で出かけた。冬の合宿の準備のためであったように覚えている。行きには雪が無く、槍温泉小屋がたたまれた後に(雪崩に流されないために冬は小屋をたたんでおく)、テントを張った。明け方に隣の友人がオイ重いぞと言って怒っている。私も気が付いてみると、体の上に何か乗っていて重い。そこで言い返したが、体が動かない。その時初めてテントが雪でつぶされ、二人の上に乗っていることに気が付いた。苦労して空間を広げ、何とか動けるようになったが、テントから出られない。入口も雪に埋まっていて、外の様子が分からない。かなり苦労してテントから出てみると、雪は肩の高さぐらいまであり、ピッケルもいろいろな装備も掘り出すのに苦労した。二人で相談して、帰りの沢が雪崩の名所なので、とにかく早く戻ることにした。しかし道は雪で埋まっていて不明だし、感に頼って3時間ぐらい歩いた。幸いに雪崩にも会わず、沢を通過し無事に戻ることが出来た。

 

この季節の新雪は重みもあり、なかなか厄介である。高い山では、今の時期油断は禁物である。

 

 

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クマの事故

クマの事故

 

最近ニュースで、クマとの遭遇や事故が報道される。

北海道のクマは、「ヒグマ」で本州の「ツキノワグマ」とは異なる。北海道のヒグマは、大きく肉食性が強く、全く別物である。近づくことは難しい。昔北大の苫小牧の演習林を良く使わせてもらっていたころ、阿部さんに頼まれて「ヒグマ研」の顧問をしていたことがある。何回かやや遠くで見たことがあるが、俊敏で頑丈である。

 

本州のツキノワグマも、今の時期は冬眠に入る前で、子どもを連れていると特に危険である。この様な場合には、子どもを守るために攻撃的になることが多い。私の子どもの頃も、子連れのクマには近づかないようにしていた。今のように、むやみに人里に降りてくることも無かった。しかし住んでいたところが山の中であったので、学校の行き帰りに見かけることもあった。

 

春の山菜取りの時期には、クマも冬眠から覚めて腹を空かせているので、危険はあった。空き缶を下げたりして音を出し、お互いにあまり近付かないようにしていた。それでも山菜のタラの芽採りやタケノコ(チシマザサ)取りなどでは、鉢合わせすることがあった。人里に降りて緊張しているクマと異なり、じわじわと離れると特に問題は無かった。秋には、栗拾いやキノコ採りでよくクマにあった。

 

最近秋田などでクマと遭遇した例がニュースになっている。山の民は遭遇を回避する文化を持っているが、最近の生活はそのような文化が消失しているかもしれない。

クマも人里に出るときには、明らかに緊張している。従って鉢合わせれば、すぐ攻撃してくる。このことを良く理解していなくてはならない。里に下りてきているクマは、緊張しているので特に用心する必要がある。

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カメムシ

カメムシ

 

最近、カメムシが多量に発生しているとニュースで見ることがある。冬になる前に多量のカメムシが発生することは多い。

 

昔、60年ぐらい前に学生だった頃に、カメムシの苦い思い出がある。山岳部で谷川岳に白樺小屋と言う小屋を持っていた。古くは谷川岳の東側の一ノ倉谷の出口にあったようだ。それが雪崩に流されて、地図上に白樺小屋跡として記されていた。我々の頃には谷川岳の南面の谷川温泉のそばにあった。昔の鉱山跡の小屋を買い取ったものだった。

小屋には薪ストーブがあり、沢山の薪が小屋の周囲に積まれていた。秋に行くとこの薪を小屋に運び込み、ストーブに使う。秋は寒くなるので、カメムシが窓辺に入り込む。更に薪の割れ目にも沢山入り込んでいる。ストーブを炊くと部屋が温まり、カメムシの活動が活発になる。夜に口を開けて眠っているとカメムシが飛び込んでくる。嚙み潰すと強烈な刺激がある。

 

カンボジアやタイでは、タガメが良く食べられている。タガメは、カメムシの仲間で強い臭気がある。タイでは粉にして食事にかける。カンボジアでは、そのまま食べることも多い。慣れてくると、結構なお味だ。麝香なども、最初は、吐き気がするような臭いであるが、薄めるとあの麝香の香りになる。タガメはそれほど強い臭いではないが、それなりに癖はある。居酒屋などで飲んでいると、女性がザルに入れて売りに来る。彼らはタガメが好きで、よく買って食べている。だいたいコウロギ、蚕の蛹などがセットである。

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テレビの大食い番組

テレビの大食い番組

 

テレビでよく大食い番組が放映されている。

大食いの様なものが、テレビで放映される価値のあるものであろうか。単なる珍しいと言う、興味本位の番組に他ならない。

 

食事のできない子どもたちがいる。子ども食堂にでも寄付した方がよさそうだ。腹を空かせている子どもたちにはどのように映るであろうか。その様な配慮が出来ない心の狭い人たちの、発想に過ぎない。

スポンサーなどの不買運動などをしたらどうであろうか。

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キノコの季節

キノコの季節

 

キノコの季節になったが、長野の友達からは「今年は毒キノコも生えない」などの報告があった。今頃の季節は、キノコの多い季節のはずであるが。夏の暑さと乾燥が影響しているようだ。

 

菅平にいた頃にキノコを研究している今関六也さんが見えて、一緒に毒キノコを試食したことがあった。試食したのは、ベニテングダケで、赤い傘と白い斑点が特徴的な絵本に出てきそうな毒キノコである。菅平には沢山あり、ウシなども食べていた。住民の皆さんも結構食べる人がいた。大きさも大きく目立つので、沢山取れるキノコであった。

 

試食会は、生の物をどのくらい食べるとおかしくなるのかを試した。すぐには効いてこないので、ゆっくりと試食した覚えがある。傘が開いていないものを、2-3本食べたところで効果が出始め、やめたような気がする。

現地では、裂いて日に干すと毒の成分が分解されることを利用して、乾燥していた。また乾燥すると香りも出て、美味くなる。

その他は茹でて塩漬けにして保存する。水に溶けやすい毒なので、無毒になる。おろしなどで食べると美味しかった。

 

その他にも、ブナ林で調査していると多くのキノコに出会う。ある時、ワライタケを見つけて、笑えるのか試してみたことがある。これは、口の中の筋肉が痙攣して、笑っているように見えるだけで、本人はかなり苦しいことが分かった。

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夏が過ぎた

夏が過ぎた

 

昨年の今頃、来年は夏を超すのが大変だと思っていた。事実、今年も夏を超えるのは大変であった。

 

年を取ると体力が無くなり、暑さにも弱くなる。また心臓を悪くしてから、食事をして1時間ぐらいは、調子が悪い。それは消化のために、心臓に負担がかかるからであろう。ゆっくり休んでいると特に問題はないが、暑い時にはやはり疲れる。

 

皆さん誰もが年を取るので、経験することになるであろう。なってみて初めて分かることも多い。若い時には山登りも大好きであったが、現在ではほぼ登ることが出来ない。しかしながら最近のテレビの映像を見ていると、山に登った時の喜びは忘れていない。よい経験をしてきたと喜んでいる。

 

皆さん人生で良い経験をしておくと、年をとっても楽しみが残る。アフリカの経験も東南アジアでの経験も、楽しみな財産になっている。

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旧統一教会の解散命令

旧統一教会の解散命令

 

やっと旧統一教会の解散命令が実行される様子になってきた。私としては60年以上前に、岸信介首相が、勝共連合と取引をして以来なので、非常に長く感じた。国民から多額の金を搾取し、韓国に送っていた団体である。岸派やその後の安倍派は、自分の選挙に協力してくれることで黙認し、国民の犠牲を無視してきた。

やっと正常に戻るような気がする。

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埼玉県自民議員団の「虐待禁止条例」の問題点

埼玉県自民議員団の「虐待禁止条例」の問題点

 

埼玉県の自民党議員団は、皆さんの反対意見によって議題を取り下げることになったようである。

 

問題点は、いろいろな意見があろうが、個別の不具合ではなく、日本人の現在の状況をよく表している問題である。部分的な正義感などの一部を取り出し、いかにも正義を貫くためにはこれが必要であるとする意見である。人生は部分だけで成り立っているわけではないので、いろいろな部分を総合してみなければならない。現在の教育では、この視点が抜けている。そのために子どもたちも、部分の正義感に振り回されて、全体を見ることが不足している。それが選挙で選ばれた議員さんにまで及んでいることが驚きである。今後日本の方向を展望すると、もっと全体を見る視点を養わなければならない。

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戦争の時代

戦争の時代

 

現在は、地球上のどこに居ても戦争に巻き込まれる。当分は止まりそうにない。テレビなどでは、平和を望む論調も見られるが、戦争はやみそうもない。

 

現在の戦争は、領土や資源をめぐって紛争戦が続いている。この戦争は、5-6世紀は続くのであろう。その後に宗教戦争があり、一神教の世界の間で戦うことになるであろう。それに疲れたか人口が減少すると、複数の神を持つ宗教が共存の道を示すことになろう。仏教やヒンズー教は、複数の神を持ち他の神を受け入れる土壌を持っている。

皆さんはこの戦争の世紀をどのように生き延びるのであろうか。

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