カンボジア在住者の訃報

 昨日、カンボジア在住の日本人の方が、アメリカを旅行していて心筋梗塞で亡くなったという話を聞いた。
 日本人学校(正確には補修校)の校長先生をしておられた方で、皆さんの信頼の厚かった人である。私は直接ぞんじあげていなかったので、今日のお葬式には出席しなかったが、ちょうどインターネットカフェーに来る途中で、出席されたシニアボランティアの方にお会いした。今日はかなり暑い日で、大変だったろうと思う。 
 アフリカの気温に比べれば、数度は低いし(それでも40度ぐらいはある)、はるかに運動量は少ないので(調査の時には1日、2-3万歩になることもある)楽なはずである。しかし人間はすぐのその環境に慣れてしまって、やはり暑い。

 亡くなられた方は、私と同じ年らしい。今日一日元気で楽しく仕事ができることに感謝している。しかし明日はわが身。倶者一処。良寛さんの歌をお借りすれば、「ちる桜、のこる桜も、ちる桜」である。
 
 ご冥福をお祈り申し上げる。
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結婚式と洗面器

 先月から今月にかけて、結婚式が多い。もう6回ほどになる。カンボジアの結婚式では、最初にお坊さんを呼んで、色々とおもてなしをし、祝福を受けなければならないから、雨季の安居(あんご)でお坊さんが寺篭りをする前に、結婚式をするからだ。4月22日にも結婚式がって、地方に行った。

 二百人ぐらいのお客さんを、数人のクメール美人がご飯を盛って回る。普通は、銀色の壺に入れて持って歩くが、今日はどういうわけか、洗面器にご飯を入れて盛り付けに歩いていた。一瞬、貧しかった学生時代を思い出した。よく農工大学(府中市)の寮に行くと、洗面器で鍋をしていた。競馬場で障害があって、骨折した馬が居ると肉が入って来て、友人から呼ばれて行った。その時には大体アルミ製の洗面器が鍋代わりをしていた。
 その後、獣医になったその友人が、信州大学の医学部に入りなおし、山の帰りに寄ったときにも、寮でアルミの洗面器で鍋をご馳走になった覚えがある。洗面所にあるのを拝借してきて、鍋代わりにしていた。外科医になったっが、空手4段で獣医さん。 手術はものすごく早く、タバコを1本吸っている間に、盲腸の手術を終わって出てきたことがあってびっくりした。友人の小児科医によると、すぐ”切ろう”と言うので患者から怖がられているということだった。

 アルミ製の洗面器様物入れを見て、すぐ学生時代のことを色々思い出したが、カンボジアでは、洗面器を使う習慣がないから、多分これは単に食材を入れる器であったに違いない。

 インターネットカフェーで、書いているので、写真が添付できなくて残念。いずれかの機会に、なかなか特徴のあるメール美人と洗面器の組み合わせをお見せしよう。
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正月4日 新年雑感2

今日は、正月の4日にあたる。でもその様な数え方はしないらしい。
とりあえず今日になっても、仕事は始まらない。皆さん休み。

やっとプノンペンがやや賑やかさを取り戻し始めた程度。地方から帰った来る車を見かける。皆ギュウギュウ詰め。定員は乗れるだけ。

でも家の前のバイクの陸送屋は今日から仕事を始めていた。ハイエースクラスの車の屋上に、18台のバイク。中に8台。合計26台を積み込む。これで地方の店まで運んでいる。韓国車で、改造されているようだが、それにしても良く積み込む。

勤め先の大学は、明日から始まるわけではなく、授業の始まりは、19日。
まあ急がなくてもいいか、急いでも早く冥土に着くだけだから。

暑い暑いを連発しながら、今日も一日が過ぎて行く。

とりあえずあれだけ溜まっていたマンゴーを、今朝全て終わらせた。終わって見ると、また新しいのを物色しているから、悩みは当分続く。シーズンのど真ん中になり、1ドル買うと数個来てしまう。
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正月の2日 雑感

 今日、4月15日は正月の二日。
 プノンペンは、人口が少なくなり、車もモト(バイク)も激減。普段の10分の一ぐらい。元旦を中心に、地元に帰るので、プノンペンは静かになる。この様子から、いかに地方の出身者が多いかが分かる。
 お店もクメール系は、ほとんど閉めてしまった。インターネットカフェーも、意外なところで経営者の身元が割れる。いつも使っていたところは閉まり、今日は新しいところを探さなければならなかった。

 この新年の人口の少なくなったところを狙って、空中のチリを調べる調査をしているので、今日も出勤。でも半日休み。金沢大学の人が分析をするので、意外なことが分かる楽しみがある。

 私は、最初の赴任地が山の研究所で、日本に3箇所しかなかったから、いろんな人の手伝いをするのが、いつもの習慣になった。現地にいる人は、ほんの少しの努力で、多量の資料が手に入るが、現地にいない人が、資料を集めようとすると、時間と労力・費用がかかり過ぎて調査が出来ないことが多い。気象の人、地理の人、岩石の人、宇宙電波の人など、多くの手伝いをしてきた。生物でも、植物や昆虫など、自分とは異なる分野のお手伝いも出来た。またそこから得られた耳学問も、人生には非常に役立った。のみならず、人脈はその後の人生に、大きな役割を果たしてくれた。手伝っている時はそんなことは理解できなかったが、振り返ってみると人生の大きな財産であった。

 現在でもその習慣は残っており、出来ることは手伝うことにしている。そのお陰で色々とサポートして頂いている事も多い。自分の力以上に、皆さんに助けていただいているように思う。
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新年おめでとうございます

 新年おめでとうございます。
 日本では、今頃新年おめでとうございますといっても、ピント来ない。
しかしカンボジアの新年は、明日の4月14日から始まる。それなのに、西暦を使うのは、なんだか違和感がある。西暦を使うのだったら、やはり新年は1月1日だろう。でもカンボジア人は気にしていない。中国式の干支も使われているのに・・・。新年は13日からと言いながら既に今週に入った9日頃から、ほとんど休み状態。先生はほとんど来ていない。田舎に帰ったのかな。新年の始まる前には、家に帰ってお墓参りをする習慣がある。カンボジアは、小さい国だが、インフラの整備が遅れているから、場所によっては帰るのに2日がかりになる。鉄道もゆっくり出し、道路も高速道路はない。因みに、面積は日本の半分で、人口は日本の10分の一程度。丸い国だから、遠いところでも距離では日本の4分の一以下。

 昨夜は、校長さんに招待されて、クメール式のレストランで、新年のパーティーがあった。一緒に招待されていたのは、フランス人のメンバーでクメール側と合わせて12-3人。フランス大使も出席して、フランス語でまくし立てられるからチンプンカンプン。でもフランス大使は、スマートな夫人で、にこやかで楽しかった。

 私の居るNIEでは、昔からフランス語のサポートがあり、フランスの文化を紹介しているし、夏休みには高等学校の先生たちが来て、カンボジアの高等学校の先生たちにワークショップを行っている。でも使う言語は、フランス語なんだよね。さすが旧宗主国、フランスならでは。校長の年代は、みなフランス語が話せる。フランス時代には(1960年ごろ独立)、かなり高いレベルの教育が行われており、東南アジア諸国から研修に来ていたという。現在では百倍の経済力といわれるタイからも研修生が来ていた。それがポルポト時代に、すべて崩壊。

 フランスは凋落気味のフランス語の回復に必死な様にも見える。でもサポートしてもらうことは、カンボジアにとっては有難い話。その感謝も込めて、新年のパーティーだったらしい。フランスからは、現在でもカンボジアから毎年200人ぐらいの研修生が奨学金をもらっており、留学先では一番多い。でもフランス時代には、庶民の教育は重要視されず、自分たちが統治するために必要な人材を教育したという面もあった。そのため庶民の教育は、あまり改善されなかった。

 オープンエアーのインタネットカフェーで書いていても、暑い。もう34度を超えている。まだ朝の10時半。今日も先が思いやられる。これで新年ネー。
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マンゴーの季節

カンボジアもマンゴーの季節になり、あちこちで見かけるようになりました。

今年は、私的にはマンゴーの当たり年で、いっぱい食べています。マンゴが当たり年かどうか覇、分かりませんが、3月ごろからいろいろなところからもらいました。マンゴー好きが知れ渡ったのか、良くもらいます。校長、副校長、大家さん他のカウンターパートなど。カンボジアでは、マンゴーは安いものと思われているのか、プレゼントの時には、数個から10個ぐらいをもらいます。それぞれ自慢のマンゴーで、市場では見かけない味や香りがあります。美味しいのですが、問題は冷蔵庫の中がマンゴーでいっぱいになること。一時期30個ぐらいも入っていました。結構大きいので、食後だと頑張っても1個程度。いつ終わるのか先が思いやられる。

以前に、コロンビアで、食事の代わりにマンゴーを食べていたことがありますが、やはり一日が限度。

これからが本格的なマンゴーの季節、1ドル買うと数個から10個ぐらい。先が思いやられるナー。
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近況報告

皆様

ご無沙汰しております。
お蔭様で元気に活動しております。

昨年12月以来、勤め先のネットが、料金未払いで切れているため、記事が送れません。

インターネットカフェーを使って、週に2度ほどメールを読んでいます。先日自分のパソコンを持ち込みましたら、ウイルスソフトのアップデートに40分ほどかかり、なかなかうまく使えません。おまけにパソコンが、カフェーのランの中のウイルスを拾い、最悪。この状態はいつ改善されるか、見通しなしです。

でもお蔭様で本人はいたって元気で、従前通りで働いています。

この4月からは、日本の大学の修士課程にお願いしていた2人が帰ってきますので、それも楽しみのひとつです。

昨日(4月1日)は、地方選挙だったために、まだ帰ってきた彼らには合えないままです。すべて自分のホームグランドに帰ってするためです。
カンボジアの選挙でも、今回は目立った殺人は無かったようですから(陰では不明な部分もあります)、だいぶ良くなってきたのかも知れません。最も今回は、野党が弱く、ほとんど1党独裁に近いようです。

教育の問題も書いてはあるのですが、フラッシュメモリーもウイルスを拾うので用心しています。

またいつか、以前のように自由に送れる時が来ることでしょう。
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