スーダンの紛争

スーダンの紛争

 

スーダンに滞在していた日本人が、無事に脱出できて何よりである。スーダンの紛争に関して、日本ではあまり語られない問題がある。

 

アフリカの多くの内紛は、外国の介入によることが多い。表立っていなくとも、ザイールでの内紛、アンゴラでの内紛などすべて、外国の勢力が自国の支援する部族を使って、自国の利益を図っている。今回のスーダンも、金や宝石を目指してロシアが働いていると言われている。

 

アフリカには、部族間の事情もある。各部族は地域を分けて生活しているのではなく、各自入り組んで生活している。現在の国境は、西欧諸国が入ってきて勝手に境界を決めていて、住んでいた部族などの事情は考慮されていない。国で分断された部族は、国境を越えて広がっており、通過許可などを複雑にしている。いろいろの現地での調査などでは、国、地方の州、部族の許可など三重に許可が必要な場合がある。

 

スーダンでも、同じような問題があると思われる。紛争地からの脱出は、想像以上に複雑である。

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スーダンの内戦

スーダンの内戦

 

スーダンの内戦が激化し、日本政府が自衛隊機をジブチに派遣することになった。

スーダンは内戦が続く国で、いつも何らかの紛争がある。

 

以前からウガンダでチンパンジーの保護のために、京都大の霊研の橋本さんが中心になって「カリンズの森プロジェクト」が行われていた。1990年の終わりごろだと思うが、スーダンの敗残兵数人がウガンダに逃げ込み、プロジェクトのキャンプが襲われた。新聞報道で知り、皆心配していた。当時は、通信事情も悪く、ウガンダの奥地の情報は把握できない。報道によると全てが略奪されたと言うので、取りあえずの生活資金が必要だろうと考えた。

 

ところが後になって分かったが、大学院生のタッシー女子が、自室にいくつかに分けて隠していた現金を、全て思い出さずにいくつか忘れたので、いくらか残っていたと言う。飲んべーの面目躍如で、皆大笑いをした。

 

2年ほどしてから行って見たが、周囲は森の中で自動小銃を使われても、誰も来ないようなところである。確かに近くまでチンパンジーはいて、観察には向いている。今も日本人研究者がいるときには、世界の若者たちがチンパンジーの観察訓練のために来ている。ウガンダ政府からも認められ、今もカリンズの森は残されている。

 

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シマリス

シマリス

 

昨日テレビを見ていたら、鈴鹿の御池岳の登山道でにシマリスが写っていた。

シマリスは本来この地域にはいないはずで、誰かが逃がしたものであろう。

テレビではかわいいと喜んでいたが、タイワンリスのように日本の生態系に影響がありそうな気がする。

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カンボジアの犯罪問題

カンボジアの犯罪問題

 

最近詐欺グループの日本人が、カンボジアから送還された。

私がいた頃にも、日本人の詐欺グループが3つほどあり問題視されていた。

この詐欺グループは、今度のような日本から金を稼ぐのではなく、カンボジアに来た日本人をだましていた。

 

カンボジアは、出入国管理がやや甘いところがあり、以前から犯罪者が潜り込みやすかった。入国審査も、十分に検討することなく、写真などが無くても少し割り増し料を払えば通過できた。

 

私のいた時代にも、日本人の詐欺グループが3組ほどあり、常住者は皆心得ていた。どこを拠点に何人かも大体わかっていた。更に2000年頃には、どこかの暴力団の経済担当者が、数人のボディガードを連れて―、カンボジアに移住してきた。だまされる日本人は、詐欺グループに取り込まれて、あまり日本人と接触しないようにされていた。ビルの建設現場で、これがあなたの投資の結果などと言われて、全く関係ないところを見せられたりしていた。

 

旨い話は危ないので、皆さん気を付けて方が良い。

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潮木守一さんが亡くなった

潮木守一さんが亡くなった

 

名古屋大学の名誉教授で、海外の教育支援の草分け的存在であった。冥福をお祈りする。

名古屋大学の国際開発研究科が発足したころに、突然潮木さんから電話を頂いた。彼は教育学部の教員であったが、国際開発研究科が、カンボジアの教育支援を始めるので、理科教育の支援で協力できないかという内容であった。私は、分野も異なるので潮木先生の名前も存じ上げなかった。

 

しかし東南アジアを見たことが無かったので、つい好奇心で引き受けてしまった。アフリカとはかなり異なる世界で、いろいろ経験できた。

その後10年以上して、カンボジアの教育支援を初めたCIESF(公益法人)に参加することで、潮木さんにお会いした。同じ理事として奇妙な対面であった。

カンボジアでの教育支援は、アフリカとは異なる貴重な体験であった。

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子ども家庭庁の発足

子ども家庭庁の発足

 

内閣府が昨年行った調査で、15-46歳のひきこもりの推定人数は、164万人の上がると言う。また最近発表された子どもの自殺は、514人に上ると言う。その他に成人の自殺の多さも問題があり、毎年2万人を超えている。

 

これらの問題は、子どもの幼少期に原因があることが多い。子どもが十分に育っていないことが根本問題としてある。この異常事態の根本を見つけられるか「子ども家庭庁」の有効性に大きな問題となる。

 

簡単に対症療法をすることで、問題を誤魔化してはならない。

 

もう一点は、少子化で人口が減少する問題である。何時までも右肩上がりの成長が続くと思っている時代ではない。

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カンボジアでの事件

カンボジアでの事件

 

カンボジアのシアヌークビルで、日本人の詐欺グループが検挙されたようである。シアヌークビルは、以前にはカンボジアでは唯一の海岸のあるリゾート地である。海岸はもっと北のタイとの国境にもあるが、首都プノンペンからは遠く遊びに行くにはやや遠い。

 

シアヌークビルは、プノンペンに住んでいたころにはよく釣りなどに行った。日本人の遊び仲間が連れて行ってくれるので、年に何回かは行っていた。船を出して釣りに行き、特にハタの仲間がいて、刺身やてんぷらが美味かった。

 

日本のJICAでも、港の近くに特別区を開発して、日本の企業の誘致に動いていた。ところが、私が日本に帰る少し前から、中国人が土地を買い占め、リゾート地開発に乗り出し、状況は一変した。2015年頃に学生と一緒にカンボジアで研修をしたころには、中国人の抗争が多くなり、皆遊びに行けなくなったと言っていた。

 

今回の現場のホテルも、見たことない新しいホテルで、シアヌークビルで働いていた日本人はどうなったのかと心配になる。

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事例研究会1

今年度の第1回の子どもの事例研究会を行います。

問題の解決策がすぐに見つかるわけではありませんが、いろいろな意見を聞き、考え方を広げてください。そして自分に合った考え方を模索してください。

以下主催者情報

 

有志の皆様                           令和5年4月6日       

2023年度 事例で学ぶ児童生徒支援 

 

子どもたちの成長と楽しい学校生活のために日々のご尽力、ご苦労様です。

児童生徒支援の実際は多くの困難さを伴い、これでよいのだろうか、もっと他によい方法はないだろうか、自分は何ができるのだろうかなど、苦慮することばかりだと思います。児童生徒の問題行動を多面的なとらえ深く理解するためには、事例を通して学ぶことが大切だと思っています。

                  記

1 参加者

 ・子どもの問題に関心のある方(守秘義務の守られる立場の方)

 ・生徒支援の力量を高めたいと思っている教師

 ・事例を抱えていて助言のほしい教師

 

2 開催日時

 4月9日(日) 13時30分~15時30分

 

 ・今後の予定 第2日曜日 13時30分~15時30分 年8回

  5/14(日)  6/11(日)  9/10(日)  10/8 (日)  11/12(日)

  1/14(日)  2/11(日) 

*学期末の7月、12月、3月は休みます。

*夏休みの8月は、箱庭を作る会の予定です。詳細は後日お知らせします。

 

3 場所

 ・安城カウンセリングルーム  

安城市御幸本町10-5 シャンボール安城1103号室  

 *JAあいち中央の西側マンションの11階です。駐車場はアンフォーレの駐車場(2時間無料)、又は、御幸本町市営駐車場を使ってください。徒歩1~2分です。

 

4 助言者

  金森正臣先生 愛知教育大学名誉教授 

 

5 会費

  1回500円 

 

6 会の進め方

 ・事例は口頭、またはレジメで発表し、児童生徒の絵、作文等があれば資料とします。

 

メールは、 <anjoco2006@ezweb.ne.jp>です。

 

(世話人:安城カウンセリングルーム主宰 杉浦ひろみ 080-5165-9824)

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入学式学長祝辞

入学式学長祝辞

 

今から65年前、私も大学の入学式に出席した。

学長は朝永振一郎氏で、祝辞は登壇から終わるまでたった5分であった。

大学ではよい友人を得ること、よく遊ぶこと、そして学生であるから勉強もしなさい。

 

同じ時期の東京大学では、茅誠司学長が50分の祝辞を述べていると新聞に報道があった。

しかし私が聞いた5分ほどの祝辞は、65年経った今でも鮮明に覚えていて、人生の節々でいろいろな影響を持っていた。

 

その後45年ほどし前から、自分の拘りを少なくする仏教の修行を行うことによって、人生の後半は楽しく過ごせるようになった。

 

話は長いのが良いわけではなく、長く記憶に残りいろいろ考えさせられるのが良い。

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新しい年度が始まりました

新しい年度が始まりました

 

皆さんいかがお過ごしですか。新年度もいろいろな方がおら有れると思います。

受験も終わり、失敗した人もいるかと思います。

しかし人生に無駄は有りません。

私も浪人しましたが、もっとも人生で成長した時期だと思います。

 

人生には特別なことはありません。普通のように、普段のように自分の人生をすることが最も重要だと思います。

 

人生の最後になってみると、特別なことなど何もないのが良いのです。自分のしたことを残す必要もなく、すべてを消し去る様に人生を終わることが良いと思っています。

 

皆さん人生を楽しみましょう。

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