競争の社会は異常

競争の社会は異常

 

昨日は日曜日で、いろいろなスポーツ大会があった。女性の駅伝では京セラの最終ランナーが、疲労骨折をしたようだ。競争が行き過ぎているように思われる。

 

登山も国体では、競技になっており、岩登りから発展したボルダリングも競技になっている。私も学生時代には登山をし、岩登りもした。しかしそれは競争ではなく、自分を鍛えるのが目的であった。競争になると、自分を鍛える部分もあるが、目的がそれていっている。

 

昔大阪にいた時代からカヌーもやっていた。しかしそれは競争のためではなく、川を楽しみ、海を楽しむためであった。今でもそのようなカヌーもおるが、競技色の多いカヌーガ普及している。

 

私の行って来たスポーツは、自分を鍛えるためや自分を知るためであって、人と争うためのものではなかった。現在のように、何でも競争になってしまうと、自分をゆっくり見つめる機会は減る。子どもたちの運動なども、勝利至上主義に陥り多くの問題が起こってきている。学校の部活なども本来の目的が何かをもう一度考える必要がある。

 

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ストレスとイライラ 4 地獄の沙汰

ストレスとイライラ 4 地獄の沙汰

 

ストレスやイライラを我慢していると、何かのはずみで怒りが外に出る。怒りとは何であるかを、江戸時代の禅僧が話している。

 

江戸時代に駿河の国に白隠慧鶴禅師(1686‐1769)と言う臨済宗のお坊さんが居た。「駿河には、過ぎたるものが二つあり、富士の高嶺と原の白隠」と言われた人物である。貧乏な寺に住んでいたが、多くの人が教えを請いに訪ねてきた。

 

ある時、武士が訪ねてきて「地獄極楽はありますか」と尋ねた。白隠禅師は、武士に向かって「武士なのに地獄が怖いのかと」嘲笑った。武士は怒って、刀に手をかけた。白隠禅師は、「それその怒りが地獄だ」と諭した。

 

この教えには二つの要点がある。一つは、地獄とはこの世の話で、死後の世界の話ではないこと。二つ目は、自分で作りだしていること。皆さんも日々、ストレスとイライラの中に居ると、怒りが爆発し地獄に行きやすい。さてどうするか。

私は修業を始めた頃、指導していただいていた吉本師についてほとんど理解ができていなかった。3年ぐらいしてから、この方にはほとんど怒りが無いと知った。これは自分の状態が悪いと、相手のことも理解できないことを示している。自分のレベルを絶えず鍛えないと、相手を理解することが出来ない。さて皆さんはどのように人生を過ごすのであろうか。

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認知症は体調と関係

認知症は体調と関係

 

先日、NHKのテレビで「爺ガ岳」に新道の映像が流れた。この時体調が悪かったらしく、爺ガ岳の位置がどうしても思い出せない。確かに知っている山である。ところが北アルプスであることは分かるが、位置が思い出せない。

 

番組では、爺ガ岳に新道が開かれたと言う。開いた人は、種池小屋の主人と言う。種池小屋も思い出せない。確かにキャンプをしたことはある。がどこだろう。新道が出来て、子どもも登りやすくなったと言う。

 

それから2-3日して、気になるのでネットで調べた。爺ガ岳は、後ろ立山連峰の鹿島槍の並び。思い出すと限りなく色々出てくる。1年の合宿は、剣岳で行った。その後剣岳から立山連峰を経て、平の渡し(今は黒部ダムの底)で泊り、針ノ木峠に出た。次は種池で泊まった。そこで友人が胃炎を起こして、山を下る4年生と一緒に下山した。そんなアクシデントまで覚えている。

 

年を取るといろいろなことで体調が乱れ、認知症が変化する。いろいろな変化を経ながら、次第に進むのだろう。進むのをシッカリ意識しながら楽しみたいものである。

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安倍元首相の銃撃事件

安倍元首相の銃撃事件

 

安倍元首相の銃撃事件で、暴力により言論を封じることは民主主義に反する行為であるとする論調は色々なところで見かける。それに異議があるわけではなく、全くその通りであると思っている。しかし一方で、一国の首相が国会において嘘の発言で、相手方の言論を封じることは全く議論になっていない。これは民主主義の基本であることで、もっと深く考えてみる必要がある。モリカケサクラなどの他に、いくつかの疑問点が残っている。

 

また旧統一教会の問題は、安倍元首相の祖父岸信介首相から始まる。勝共連合なる団体が、設立され岸首相と手を組んだ。日本から資金を得て、世界の共産主義に勝つと言う趣旨で始まった団体である。岸信介首相も安保条約などで嘘の発言があった人で、安倍元首相と同じ系列にある。旧統一教会の問題は、日本国民の利益にならない団体を使って、自派の選挙を有利に進めた岸元首相や安倍元首相の問題は大きい。

 

安倍元首相の銃撃事件は、これらの二つの観点を抜きには、事件の本質には迫れない。

 

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ストレスとイライラ 3

ストレスとイライラ 3

 

最近小学校の50代の男性教諭が、担任の児童に「いじめ」を行ったと報道されている。ちょっと普通では考えられないが、なる可能性は十分にある。ストレスやイライラが、アクティングアウト(外側に出る)といじめなどになる。内にこもると鬱になったり、家にこもったりすることになる。

 

いずれにしてもかなり、不幸の連鎖になる。誰も幸福を願って努力しているので、不幸の連鎖は断ち切りたい。ストレスやイライラは、自分の認識の問題で、周囲の問題ではない。しかし多くの人は、自分の問題とはとらえず周囲のせいであると思っている。これではいくら努力しても改善には向かわない。なぜならば原因が見えないから。

 

また前回にも書いた様に、ストレスやイライラに陥ると抜け出すのが難しい。まず自分の心の在り様を見つめ直すことである。しかしこれが自分のことでありながら、自分でコントロールするのが難しい。自分を見つめ直したくないから、周囲に原因を求めている状態であるからである。

 

かなりの努力を要するが、自分自身を見つめ直す以外に、方法は見つからない。現在多くの人が、競争にさらされている。これも一つの原因になっている。人生は競争ではない。勝ち負けでもない。人生の最後に近くなると、このことが明快になる。しかしそのころに気が付いても、時すでに遅そしである。

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