玄関の靴箱の上で、ひときわ綺麗な赤紫色のカニサボテンの花。一昨年12月、病室で私の目を楽しませてくれた。咲き終わるとご用済みとばかりに主人が自宅の庭の樹の下に置いたのを思い出させたのは、徳島の従姉妹から届いた写メール。見事な花をつけたカニサボテン。どうしてた? と安否を問うように我が家のカニサボテンを見てみると私が心配するまでもなく、しっかり蕾をつけていた。
この1年間与えられた命のエネルギーを貯えて花を咲かせるべく頑張っていたのだ。私も、踏みだしたこの年を替え向きに生きてゆこうと心に誓った。
鹿屋市 田中京子 2011/1/21 毎日新聞鹿児島版掲載
この1年間与えられた命のエネルギーを貯えて花を咲かせるべく頑張っていたのだ。私も、踏みだしたこの年を替え向きに生きてゆこうと心に誓った。
鹿屋市 田中京子 2011/1/21 毎日新聞鹿児島版掲載
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