はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

炬燵番

2011-01-22 13:09:30 | はがき随筆
 三寒四温というが、暮れから寒い日が続いている。南の里でこんなに寒い日があるのも珍しい。暖房があっても寒い。
 昔の家には囲炉裏があって今も懐かしく思い出させる。すき間だらけの家だったから、あれで良かったのだろう。家族が多くて、そこか゜一家団欒の中心であった。
 今日核家族とかで、肉親の絆も薄く弱くなっているように思われる。一人暮らしの老人が増え、さびしさを嘆く人がおおい。このままではゆくまい。
 連休で休診の朝、一人暮らしの私も、そんなことを考えながら炬燵番をしている。
  志布志市 小村豊一郎 2011/1/22 毎日新聞鹿児島版掲載

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