12月2日夜、光の砂をまいたカイロに降りたった。
朝。「見えた」と娘。まるで三角定規だ。ほんとにホテルの窓から見えるんだあ。
昼、ギザへ。三大ピラミッドの一つ、クフ王のビラミッド。あまりの巨大さに感覚が麻痺してしまった。内部に潜入、4000年の刻を支え続け、機能し続けてきた堅固な石組みを、ぼう然と見上げた。
夕べ、けだものとも人ともつかぬスフィンクスが問うた。「お前は何を見たのか」
答えよう。「永遠のいのちを得たいとしう人間の強烈な願望の形を見た」
鹿屋市 伊地知咲子 2011/1/24 毎日新聞鹿児島版掲載
朝。「見えた」と娘。まるで三角定規だ。ほんとにホテルの窓から見えるんだあ。
昼、ギザへ。三大ピラミッドの一つ、クフ王のビラミッド。あまりの巨大さに感覚が麻痺してしまった。内部に潜入、4000年の刻を支え続け、機能し続けてきた堅固な石組みを、ぼう然と見上げた。
夕べ、けだものとも人ともつかぬスフィンクスが問うた。「お前は何を見たのか」
答えよう。「永遠のいのちを得たいとしう人間の強烈な願望の形を見た」
鹿屋市 伊地知咲子 2011/1/24 毎日新聞鹿児島版掲載
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