はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

転居

2022-04-29 12:54:15 | はがき随筆
 異動の時期になり、周辺が騒がしくなった。沖永良部で中学校の教師をしていた嫁が、5年ぶりに市内に戻ってきたのである。息子は当初、別居生活をしていた。2年前に島に移ったが、一緒にリターンしてきたのである。
 さて、金融機関に勤めていた自分たちは8回の転居経験がある。それに伴い、娘も10回ほど転校した。
 転居生活は気分転換になり、新鮮感もあった。特に種子島生活はトコブシを食べたことなど思い出が多い。「住めば都」というが、人によっては苦労話の意味になることも最近知った。
 鹿児島市 下内幸一(72) 2022.4.28 毎日新聞鹿児島版掲載

 

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